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「会社員に向いていなかった」ノープランで会社を辞めてしまった人がやったこととは?

何をしたいかは決まっていないけど、会社を辞めて自分の好きや得意を活かして独立したい方へ。退職後の動き方をお伝えします!

「憧れの職種が、思っていた仕事ではなかった」
「会社員として働くモチベーションが下がった」
「社内の人間関係が辛くて、もう辞めたい……」
もしあなたが、自分は会社員に向いていないと気づいたとき、どう稼いでいけば良いのでしょうか。

webメディアI am (アイアム)では、一つの会社だけに依存しない、一つの収入だけに依存しないで生きていくために、自分の好きや得意を活かして独立した方を多数インタビューし、どのようなタイミングで退職を決意し、独立後はいかに稼いでいったのかなどの知見を蓄えています。

今回の記事では、憧れの栄養士になるも激務・低収入で会社を辞めたrucoさん、営業成績とモチベーションの低下から「まずは会社を辞める」と決断したAKIHITOさんの、自分らしい働き方をご紹介します。

ノープランで会社を辞めても大丈夫なの?

Canvaにて作成

会社を辞めて独立・起業する方は、大きく3つに分類できます。

  1. とにかく辞める
  2. アイデアを持って辞める
  3. 在籍中に起業準備を整えてから辞める

ここで収入を重要視し、

独立・起業を考えると、上記(3)の「在籍中に起業準備を整えて辞める」が最適だと言えます。
しかし、誰しもが準備万端で退職を迎えられる訳ではありません。健康や家庭の事情により、何の準備もできないまま辞めざるを得ない方もいるのです。
つまり、ノープランで会社をやめる上記(1)の「とにかく辞める」にあたります。

無収入リスクが最も高そうな辞め方ですが、実はこれが功を奏する可能性もあるのです。
何をするかを決めないまま辞めるとういうことは、いろいろ試しながら稼ぐ方法を必死で模索しないといけません。
その足掻きの中から、「これだ!」と思える自分らしいビジネスに巡り合えることがあるからです。

自分らしさを突き詰めて 移動式本屋「ruco-bon*」を始めたRucoさん

ruco
移動式本屋「ruco-bon*」Rucoさん

「誰かのために」を叶える働き方を模索

まずご紹介するのは、栄養士で元給食委託会社勤務のRucoさん。

彼女は「ごはんで人を元気にしたい」との想いから栄養士になり、念願叶って給食委託会社へ就職。
しかし、長時間労働や休日の少なさなどから、身体を壊して退職。
その後は、2度の転職をしたり、フリーランスライターとして独立をしたりしたものの、「人を元気にしたい」という理想に近づくことができず、思い悩み続けることに。

そんな折、清水克衛・著『非常識な読書のすすめ』(現代書林)に巡り合い、生きづらさを抱えてきた人生がふっと楽になる感覚を得ます。「不器用で馬鹿真面目な私だけど、まっすぐに生きてもいいんだ……」と。

失敗の数が自分らしい働き方に繋がった

Rucoさんは、退職後に何度ものチャレンジを繰り返し、遂に自分の生きる道を見出しました。人に「こんな本を読んだらいいよ」と提案したいと考え、本屋さんに。スーツケースいっぱいに本を詰めて持ち歩いたのが始まりです。

その後、融資を受け、ワゴン車で移動式本屋ruco-bon*(るーこぼん)をオープンし、今に至ります。

勢いで辞めてもなんとかなる 筋肉紳士集団「ALL OUT」のAKIHOTOさん

筋肉紳士集団「ALL OUT」のAKIHOTOさん

退職と同時に事業内容を決めずに法人設立

次にご紹介するのは、株式会社リクルートジョブス(現 株式会社リクルート)に勤務、営業をされていたAKIHITOさん。

仕事に対してのモチベーションと営業成績の低下から、「辞めたい……」というネガティブな気持ちと、「自分がやるべきことは、ここには無いのではないか?」という疑問が芽生えます。そこでまずは「会社を辞める!」と決意し、一緒に退職した同期と二人で会社を設立しました。

しかし、この時点で事業内容は決まっていなかったのです。

自分が笑顔になれるもの=人も笑顔にできるもの

子どもの学童保育や企業向けの福利厚生サービスなどを展開するも上手くいかない。
がむしゃらにあれこれに挑む中、日々筋トレに励み身体作りをしている自分に気付きました。

物は試しと“筋肉触り放題&熱狂し放題!”をコンセプトにしたイベントを開催したところ、想像以上の大賑わいに! 
「筋肉にはニーズがある」と感じ、筋肉ビジネスを展開を決意。

特にマッチョの無料素材をネットで提供すると、それがバズりメディアでも取り上げられます。
そしてCM、MV、YouTuberからの出演依頼など、幅広いオファーをいただくようになりました。

マッスルプラスより 菜の花とりんごとマッチョ

AKIHOTOさんは子どもの頃、小児喘息で毎週病院通い。身体も細くて、か弱いのがコンプレックスだったそうです。それを克服するために高校生の頃から筋トレを続けていたのですが、その筋肉を活かすアイデアを閃いたのです。灯台下暗しとはまさにこのこと。自分が好きなことは誰かにとっても価値のあることだと気付いたのです。

退職時に事業内容を決めていなかったからこそ、失敗しながらトライ&エラーでたどり着けた自分らしい働き方だと言えるでしょう。

起業のアイデアは無くても、どう社会へ貢献したいかの自分軸は持っておこう!

Canvaにて作成

「起業アイデアを持たずに会社を辞めても、好きなことを仕事にできるんだね」と、安堵された方もいらっしゃるでしょう。

しかし、2人の共通点は「社会へどう貢献したいのか」という自分軸を持っているということ。
rucoさんは「人を元気にしたい」、AKIHITOさんは「関わる人みんなを笑顔にしたい」という願いです。

起業のアイデアは無くても、社会にどう貢献したいのかの軸は持っておくべきです。それがあなたの骨格となり、しっかりと立っていられる力になるのですから。

文/北野啓太郎

この記事を書いた人

北野 啓太郎
北野 啓太郎ライター
文章、写真、動画を駆使したWebコンテンツ制作が得意なフリーランサー。会社員時代に始めたブログがきっかけでヘッドハンティング。レゲエ専門メディアの編集長を経て、独立しました。強み:初対面の方と何時間でも話せる。インタビューも好き。弱み:打たれ弱い。
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