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冷凍餃子の無人自動販売機・ジュワット餃子さんを勝手にコンサルしてみました【第1回】地元密着型から全国規模を目指す!

“I am編集部の勝手にコンサル”とは編集部が読者と同じ目線にたつため、体当たりでコンサル・実働を行う企画です。

コロナ禍の苦境を脱しようとイタリアンのオーナーシェフが取り組んだ冷凍餃子の無人自動販売“ジュワット餃子”。地元密着型ではあるもののTVでも紹介され味はお墨付き。現在、店舗も拡大中。地元密着型から全国で知られる名店になるべく、そのプロセスを取材し、おせっかいながら Ⅰ am編集部が勝手にコンサルさせて頂きます。第2回はこちら。

ジュワット餃子とは?

ジュワット餃子さん

イタリアンのオーナーシェフ石原明さんはコロナ禍で厳しい現状を打開するため、新規事業として無接触、24時間無人販売の冷凍餃子の販売をスタート。
直近ではNTV「バケット」でも紹介され味はお墨付き。21年4月にオープン。わずか1年で直営とフランチャイズ含めて4店舗展開中。

オーナーの石原明さん

思わず立ち止まってしまう店

住宅街に突如として現れた黄色い店舗。それが冷凍餃子の無人自動販売のお店「ジュワット餃子」です。外観のカラーと店名が目に飛び込んできてとても目を引きます。

“餃子の店”っぽさがなく、看板にも餃子という文字よりも「ジュワット」のほうが大きく打ち出され、パッと見一瞬「なんだろう?」と二度見してしまうようなインパクトのあるその店構え。

お店に入るとジュワット餃子のテーマ曲が流れ、アメコミ調のイラストのポスター

店内の様子

お店をネットで調べるとHPがきちんとある。

http://juwatto.club/

SNSはやっていてもHPまで整備されているのは珍しい印象。さらにYouTubeでテーマソングまで配信している。

さらに、そこで初めてイタリアンシェフが考案した餃子であることがHPで紹介されています。パスタでもピッツァでもなく、なぜ餃子だったのか…。

なぜイタリアンシェフが餃子を始めたのか、このようなコンセプトになった理由、今後の展開などがとても気になり、ねほりはほり100本ノックで取材を申し込んだのが始まりでした。

お金さえあれば起業は誰でも出来る 必要なのは覚悟だけ ジュワット餃子 石原明

買って食べて初めて気づくストーリー

しそ餃子とにんにく3倍餃子を購入してみました

焼き方のレシピも入っており、こちらもデザインにこだわっています。 HPをチェックせずにいたら、おそらくここではじめてイタリアンシェフがレシピを考案しということを知ることになるでしょう。

スーパーでよく購入する冷凍餃子よりも大きく、また皮も厚くモチっとしています。

焼き加減もあると思いますが、ジュワットよりもモチっとが個人的には印象に残りました。

イタリアンのシェアがレシピを考案する、つまりピッツァやパスタなどの粉もの=餃子の皮へのこだわりがあるのかもしれません。

しかし、お店にもイタリアンシェフ考案という謳い文句はなく、(あっても私は気付きませんでした)購入しないと気が付かない可能性があります。ここにストーリーがある。もっと押してもいいように感じてしまいました。

オーナーさんに直撃してみました

オーナーの石原さん

ねほりはほり100本ノック取材で、オーナーの石原さんにコンセプトやブランディング、そもそもイタリアンシェフがなぜ冷凍餃子の販売を始めたのか直撃してみました。

冷凍餃子の販売を始めた理由は3つあるそうです。

1.コロナ禍の飲食業の苦境を打開で非接触の新規事業を始めたかった
2.店舗での事業に行き詰まりを感じ新規事業を開拓したかった
3.新規事業を始めることでイタリアンというジャンル以外にもスタッフの仕事の可能性を広げるため

しかし「ジュワット餃子」を始めるまでにはいくつもの苦境があったそうです。

「君にはできない」と言われても自分を信じる力

コンセプトは「変化球×直球」

非接触型で24時間販売できるものはないか、というところから冷凍餃子開発がスタートしました。

お話を伺うと予想通り、お店の外観、チラシのビジュアルは、いかにも“餃子の店”ではない打ち出し方にこだわったということです。

石原さんいわくポスターにアメコミ調のイラストを入れたのも「餃子なのにアメコミっていうのがちょっとアホな感じ」と変化球を出すのが狙いだったそう。

普段何気なく通っている道に突如として現れた唯一無二な店。通りかかった時になんだか気になる、ちょっとした違和感を覚え、印象に残るような店構えが作りたいとコンセプトを練り上げました。

一時ブームとなった変わった店名のパン屋さん。パン屋とは思えないネーミングで異色を放ち話題となりました。石原さんもそこから少し着想を得たといいます。

しかしネーミングにも変化球をぶつけてしまうとお客様の足は止まらないと感じたそうです。

パッとお店を見た時それが餃子の店だということが分かる安心感をもたらすためにネーミングは王道で分かりやすさを重視しました。

「変化球×直球」その絶妙なバランス感覚でコンセプトが生まれました。

インパクト重視のコンセプトは吉と出たか?

実際の売上について聞いてみました

1号店オープン時はものすごい行列ができ、クレームが出るほどの盛況ぶり。予想をはるかに上回る売上でした。

餃子は1品でおかずにもおつまみにもなります。それもあってお客様も主婦の方から単身の若い方まで幅広く購入されていきました。

お店の売上は順調に推移、店舗も拡大していますが、石原さんはまだ序の口だといいます。地元密着型で終わるつもりはないと全国展開を視野にロードマップを描いています。

その熱い野望を伺い、I amも何かお手伝いができないかと、プロでもない私たちですが、勝手にコンサルをお申し出させて頂きました。

食べ物に目がない編集長、Z世代でSNSに強い編集K、そして身になるか分からないけどアイデアだけはたくさん出るIで「イタリアンシェフが考案した餃子」というストーリーをベースとしたブランディングやプロモーションが出来ないだろうかと考えました。または近隣の小学生をうまく巻き込んだ販促企画などなど。

まことに勝手ながらⅠam編集部が「勝手にコンサル」させて頂くことになりました。

第2回Ⅰam編集部の「ジュワット餃子」売り伸ばし戦略会議についてレポートします!


この記事を書いた人

長谷川恵子
長谷川恵子編集長
猫と食べることが大好き。将来は猫カフェを作りたい(本気)。書籍編集者歴が長い。強み:思い付きで行動できる。勝手に人のプロデュースをしたり、コンサルティングをする癖がある。弱み:数字に弱い。おおざっぱなので細かい作業が苦手。
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