Interview
インタビュー

間借りカレー屋スタートからたった1年半で実店舗に「もっと勉強」「もっと経験積む」の間に「やる気」は枯渇する?「やる気」はお金で買えないもの 彼女のカレ―店主・彼女さんインタビュー第3話

失恋をきっかけに間借りカレー屋を開始し、1年半後には実店舗を開業した「彼女のカレー」さんに、「お金がない」「人脈もない」「土地もない」状態から、自分のお店を開く方法を伺いました。

プロフィール

彼女のカレー店主彼女

失恋を契機に一念発起し、間借りカレー屋さんとしての活動を開始。1年半の活動を経て、実店舗OPENに向けたクラウドファンディングで1,118,500円を達成し、2021年4月に経堂に実店舗を開業する。 「大切なあなたへ 心を込めた一杯を――。」専門店と家庭的の間を行く、ちょっと本格的でどこか馴染みを感じる創作カレーを届けている。

ビジネスを始める前、「もっと経験を積まなきゃ」「勉強してからじゃなきゃ」と思い込みがち。でも、準備するのはいいけど準備しているだけだと何も始まらないですよね。10年間の準備の末、夢を挫折したからこそ見えたビジネスで一番大切なものは「やる気」だった?!

全3話、第1話はこちらからどうぞ。第2話はこちらからどうぞ。

悩んでいるうちは何も生み出せない。とにかく行動あるのみ

https://twitter.com/kanojyo_Curry/status/1537007911809208321?s=20&t=u5DZbd8ORBdtRLztTYZtsA
ライター顔写真

間借りを始めてから実店舗にするまで1年半。実店舗を持つのってやっぱり勇気がいることですよね。

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いえ、最初は実店舗にする予定は全然なかったので、実店舗にしたのは途中で出てきた課題をクリアするためなんですね。なので、実際は決心に1年半もかかったわけではなくて、解決策のひとつが実店舗だったということです。

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とはいえ、実店舗をオープンさせるとなると、勉強や、経験などさまざまな準備が必要だからと気後れしてしまいそうです。

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20代の私がまさにそうでした! 
もっと経験積まないと、もっと勉強しないと、まだその時じゃないってそればっかりで。
それで体壊して、やる気も消えてしまったので。だからこそ、やりたいと思った時にやるのが大事なんです。

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つまり、最短のルートではじめたらいいということですか?何が最短かってわからないような……。

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最短かどうかは後で気づくので、できることをまず始めるっていう感じです。

行動をして修正しながらやってみる。時には遠回りになることもありますが、それも経験になるので気にしないで大丈夫です。なかなか思い通りにはならないんですが、行動しないと課題も出てこないんです。立ち止まって考えているうちはずっと堂々巡りです。行動して解決できたら、また一歩先に行けるので。

目標と逆算の思考法が、ビジネスを成功に導く

https://www.instagram.com/p/CYbxVWwv8Z9/
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実店舗になってからの新しい課題は何ですか?

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経営の部分の力が自分にはすごく足りないから、勉強しようと思っています。

応援してくれる方に応えていくには、自分がお店を守っていかなきゃいけないじゃないですか。間借りだと「好き」だけでできるけれど、実店舗をもって生業にするとそれだけじゃダメな部分も出てきますね。

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「好き」だけじゃできないわけですね。私なら最初は課題だらけで何から手をつけたらいいかわからなくなってしまうかも。

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まず、なにを目標にしてるかを考えて、そこから逆算すると優先順位がおのずと出てくるのかなと私は思います。例えば、間借りをはじめる時に、「みんなに知ってもらいたい」という課題が出てきたら、「SNSのアカウントを作る」、というような流れですね。

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逆算、大事ですね!でも実店舗になると、お店を回すための目の前の利益に囚われてしまうこともありそうです。

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目先の利益のために、お客様に不誠実なことはしたくないなとは常に意識しています。
とはいっても、実際、まだお店を始めて5ヶ月くらいで、目先の利益を追わなきゃいけない場面に出くわしたことがないので、そうなった時に自分がちゃんと誠実でいられるかどうかが勝負どころだと思います。

コロナ禍で飲食店オープン! 状況より自分の高揚感を大切に

写真/本人提供
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実店舗オープンはコロナの真っ最中でしたよね。大変だったのではないですか?

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そうなんです。私がお店をはじめた2021年4月はコロナでまん延防止等重点措置が出た頃だったので、当然、思い通りの数字にはならなかったです。

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コロナ禍が落ち着くまで待つ選択肢もあったのではないですか? リスクの方が大きいように思えます。

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不安はありましたけど、自分の気持ちの高まりのピークの方を大事にしました!この「やりたい!」って気持ちを捨てたくなくて。来年も同じ気持ちでいられるかどうかはわからないので。

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やりたい気持ちが消えてしまうことが最大のリスクということですね!過去の挫折が今を作っていると。

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はい。今のがんばりの結果が、コロナが明けた頃に現れると思ってがんばるしかないと思っています。コロナ禍で大変なのは自分だけじゃない。みんな、試行錯誤してがんばってらっしゃいますから。

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コロナ後が楽しみになってきますね。コロナ後に向けた挑戦も始めているんですか?

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大きななにかに挑戦するということはなく、腐らずに日々の料理や日々の接客に向き合っていくことだと思っています。また、発信を途絶えさせないことで、お店の認知を広げていくことも意識しています。こういうインタビューをお請けするのもそのひとつですね。

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これから、自分のビジネスを始めようとする人にひと言、お願いします。

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私はかつては計画や経験が大事だと思っていました。でも、一度体を壊して後悔したので。
もし、自分が「やりたい!」と思えることがあるなら、計画や準備の前にまずは行動を!と今は思います。

全3話、第1話はこちらからどうぞ。第2話はこちらからどうぞ。

取材/I am 編集部
文/竹本よみを
写真/本人提供

この記事を書いた人

橘田 優里
橘田 優里編集部
歌うことと、カワウソが好きな社会人4年目。たまにジャズのライブをする。趣味は多いが「好き」でどう稼げばいいのかが見えないのが悩み。強み:いざとなったときの馬力。好きなことへの集中力。弱み:コツコツと継続すること。上手にしゃべること。
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