好きを仕事デザイナーの仕事も接客の仕事もやりたい！2つの本業を持つ働き方　グラフィックデザイナー兼ハンドメイド雑貨店店長・川口 眞由

上京する際に所属していた会社を退職したのですが、その際に辞めた後も仕事を委託したいとありがたいお声がけをいただいたことがきっかけです。

学生時代に飲食店でのアルバイトをしていて、人とコミュニケーションを取ることや対面での接客が好きだったので、デザインの仕事とは別に接客もできるお店で働きたいなと思いHATTIFNATTへ応募しました。

ありませんが、今以上に自由度が高い職場があるのであれば考えるかもしれないです。

確定申告や保険について等事前に調べていたので業務面ではないのですが、楽しそうなことが好きでついつい多くお仕事を受けてしまうので、やりたいけど敢えて受けない、意識的に休みを取る事が大変でした。

特別な覚悟は必要ないと思いますが、どんな大変な事が起きてもいくらでも道はある！くらいのマインドで自分の精神面を安定させておくことが大事だと思います。

好きな事が得意な事でもあったのでどちらもです笑
ただ、得意な仕事でも業務の中には苦手な部分などはあるのでそこは得意な人に任せるようにしています。

部屋を借りる際に審査が通るか不安でした。

今の仕事の為に投資をしたわけではないのですが、敢えて挙げるなら専門学校の学費です。

またこの人とお仕事をしたい！と思ってもらえる事が大切なので、コミュニケーション能力と丁寧さは必須だと思っています。
そして、行き詰まった時の為に客観的視点やリサーチ能力もあると良いかと思います。

自分でシフトを決めたり、お仕事の調整ができるので友人やパートナーとの予定を合わせる事が楽になりました。

東京で生活していけるくらいあればいいかなと思っていたので、20万くらいあればいいかなと考えていました。

イラストの仕事で1枚1万円をいただいた記憶があります。

上京用の引越し資金として50万円くらい貯金していました。

お仕事に関する事ですとデザインに関する本やファッションなど自分の技術やデザイン力をアップデートする為に必要な書籍を定期的に購入しています。
後は大切な人たちへお金を使うようにしています。

意識的に節約をしている訳では無いのですが、食事の回数や量は少ないので食費は抑えられています。

デザインの基礎知識とAdobeソフトの使用スキルや資格を得る為に専門学校の学費で300万円程度はかかったと思います。
ただ、今の時代個人的に専門学校はあまりオススメできないなと思っています…笑
その一番の理由は学費に見合わない授業内容と学校で学習した事が現場では通用しない点です。学校や在籍されている講師の方にもよるかとは思いますし、もちろん良い講師のかたもいらっしゃいますが、現役を退かれてかなりの年数が経つ方や実際にデザインの仕事をした事がないという方もいらっしゃいます。
また、Adobeソフトの基本的な操作方法を身につけることはできるのですが、検定試験に合格するための勉強なので実践的ではありませんでした。実際インターンシップ先のデザイン事務所や知人の紹介で入った会社のデザイン部署でのアルバイト経験で得た知識・技術の方が今に活きているなと感じています。
余談ですが専門学校生活の途中からは学校に行く意味を感じられなくなり、学校の授業を抜け出してデザイン部署でのアルバイトに勤しんでいましたがそこで得た技術のおかげで今でもデザインの仕事をすることができています…笑
もうひとつの理由ですが、今の時代は学校に行かなくても情報を得る事ができるという点です。今の時代は学校に行かなくても書籍やwebメディアなどから沢山の情報を得る事ができるので、お金をかけずに自分に必要な情報・技術を得る方法はいくらでもあると考えています。
専門学校など学校に通うメリットとしては一緒に学習をする人がいることでモチベーションに繋がったり、レベルの高いクラスメイトの作品から学びを得る事ができる事だと思うので、学習する環境がないと続かない人や同じ志を持つ人と勉強をしたい人は選択肢のひとつとして考えてみるのも良いかもしれません。
また、デザイン系のお仕事に就職するには最低でも1年以上の実務経験もしくはデザイン系の専門学校or大学卒業の学歴が必要な場合が多いです。フリーランスで働く前に、一度企業に勤めて実務経験を積みたいのであれば専門学校かデザイン系の大学で学歴を取得するのが良いかと思います。その場合個人的には選択肢の幅を増やすために大卒の学歴がつく4年生大学の方がオススメです。
学費の面や学びたいと思える講師が在籍しているか、自分がやりたい事が明確に決まっているか、自分はどんな環境ならモチベーションを保てるのか等よく考えてから決断されると良いかと思います。

デザイナーの面ですと、まずは今まで一緒にお仕事をして下さった方達になにか仕事はないか連絡してみると思います。
雑貨屋さんの面では現在の流行を調べ、お客様の関心の高いテーマに沿った企画展を実施するようにしています。

webデザインの知識やプログラミング、外国語です。

秘密ですが、フリーランスをはじめる前より収入はあります。

2年目くらいだったと思います。それまでは足りない分をアルバイトで稼いでいました。

自分自身の強みは丁寧さや粘り強さ、外注ではなく自分でイラストが描けること。弱みはこだわりすぎること。
雑貨屋さんの強みはお店のメルヘンな世界観、弱みは客層が10〜20代女性に集中していること。

雑貨屋さんのロゴ、屋号はムーミンのちょっぴり大人なメルヘンの世界観を意識して作られているそうです。デザイナーとしてのロゴや屋号はありません。

デザイン面では仕事の幅を狭めたくないのでコンセプトを決めていません。必要とされているデザインで制作します。
雑貨屋さんのコンセプトは森の中にある、大人の方が子供心に戻ってワクワクできる雑貨屋さんです。

デザイン面ではどんなデザインでもクライアントさんが求めているイメージを形にできるようになりたいとの想いからです。
雑貨屋さんでは忙しい日常を送る方の癒しになれるお店にしたいとの想いからだそうです。

デザイン面では当初スタイリッシュでモードなデザインが好きだと思っていたのですが、クライアントさんに喜んで頂ける事が嬉しいんだ！という事に気付いてからはなんでも対応できる人になりたいと思い直しました。

悩んでいることはありません。

月並みですが色々な事にチャレンジしてみて、その中から自分にあったコンセプトを見つけたり、自分のことをよく知っている人に自分にはどんな取り柄があるか聞いてみるのも良いかもしれません。

お店のプロフィール写真は自分で撮影とレタッチをしています。

個人の名刺は自分のイラストを入れてデザインするようにしています。

唯一無二とは思っていないです。

現在個人で活用しているSNSはありませんが、HATTIFNATTの雑貨屋さんで活用しているSNSはTwitter、Instagramです。
投稿頻度は営業日は1日最低1投稿を心がけています。

委託して下さっている作家さんたちの作品の魅力をより伝えられるよう、使用されている素材の説明やどんなシチュエーションで使用できるが、どんなファッションと相性が良いかなどを細かく記載するようにしています。

HATTIFNATTの雑貨屋さんのTwitterは8,000人超え、
Instagramは2,000人超えです。数の増減は意識するようにしていますが、気持ちの面で振り回されることはありません。

HATTIFNATTの雑貨屋さんだとSNSを見てお店にいらしてくださる方や、SNSに投稿されている作品を購入したいとご連絡を頂く事が多々あります。

毎回の投稿時間や、写真の撮り方、文章などを特にチェックしています。

個人のHPはないです。雑貨屋さんのHPは初期のスタッフさんが作ってくれたベースに手を加えて更新していっています。

ありません。

お店としても個人としても使用していないです。

お店としても個人としても広告を打ったことはありません。

お店としてはWIXのメールフォームとGmailを使用しています。個人としてはGmailのみを使用しています。

Apple社のiMac、iPad、Apple Pencil

PCもしくはiPadがあれば作業可能です。

最近だとCLIP STUDIO PAINTです。

写真のレタッチはPhotoshop、イラストを描く際はCLIP STUDIO PAINT、デザインを組む時はIllustratorを使用しています。

クライアントさんの求めていることを正確に引き出すスキル。

似たようなタスクはまとめて行う事と集中力が下がったら潔く休憩する事です。

SNSやインターネット（調べたい事に関して外国語でも検索を行う）、書籍、WEBメディア、同業者の方からお話を伺う等を行なっています。

年齢層別の好みや今の流行りなどを把握する為に、ファンの年齢層別にファッション系インフルエンサーの方やイラストレーター、デザイナーの方をチェックしています。

参加していません。

雑貨屋さんの面ではスタッフへなるべく頼るようにしています。デザインのお仕事面ではあまり工夫できていないです…笑

【雑貨屋さんへ出勤する日】
9時：起床
10時半〜19時：間雑貨屋さん業務
19時半：帰宅
20時半まで筋トレやストレッチ
21時頃：夕食
22〜4時：デザイン業務（仕事量によって就寝時間は変動あり）
※出勤日は、基本は週3〜4日くらいです。デザインの仕事が忙しい時期や長期で海外に行く時は月に10日くらいしか出勤しない時もあります。逆に雑貨屋さんが忙しい時期、自分でないと対応できない案件がある時は18日くらい出勤することもあります。今在籍しているスタッフの方が非常に柔軟に対応してくださるのと、自分でシフトを組めるのでかなり自由に働かせていただき感謝です。


【雑貨屋さんの出勤がない日】
11〜12時起床（お仕事状況によって前後します）
17時頃までデザイン業務や雑貨屋さんの持ち帰り分の業務をしています。
17〜18時の間に筋トレ・ストレッチ・軽い運動
18〜19時の間に家事やお風呂
19時頃から夕食
20〜24時くらいまでデザイン業務
※仕事がなければ24〜4時くらいまでパートナーとPCゲームをしたり
自分のための作品作りをしています。
※仕事が残っていれば24〜4時の間も作業をしています。
※4時頃就寝することが多いです。
※納期が迫っている時は食事を摂らないか、
片手で食べられるもので済ませることが多いです。

仕事が詰まっている時は1~3時間、寝ないという日もありますが落ち着いている時は5,6時間は寝ています。

意識して取るようにしていますが、つい仕事を入れすぎてプライベートの時間がなくなってしまうことも多々あります。

休むぞ！と決めた日はパートナーとPCゲームをしています。

デザイン面だと「けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本」、接客面だと「これだけできれば大丈夫! すぐ使える! 接客1年生 お客さまに信頼される50のコツ 」です。

ビジネス面ではないのですが高校時代の先生に勧められて読んだ「二十歳の原点」。多感な時期に著者の感性の豊かさに触れる事ができ、自分自身と深く向き合う事について考えさせられました。

毎日寝る前のストレッチと軽い筋トレ

朝は洗顔、軽いストレッチをしていて、夜は軽い筋トレとしっかりめのストレッチを行なっています。

時間がない時はインスタントの汁物で済ませる事が多いので、ティファールのケトルを重宝しています。

収入を得るためにやろうと思っておらず、ただの趣味でやっているのはPCゲームです。

誰かに相談した事はなく自分で勝手に決めて始めていました…笑

相談していなかったので何も言われる事はありませんでした。

小学校からの同級生。上京する時一緒に荷物を運んでくれました。

行政書士さんや弁護士さん、病院の先生など専門的知識のある方。仕事面やメンタル面、体調面で専門知識のある方を頼る事が問題を早く解決できると思っています。

一緒に過ごそうと約束していた日に修正依頼が入って約束を守れなかった事や、無理して仕事を入れてしまい体調の心配をさせてしまった事。

すごいね！と好意的な反応をしてくださってお店のメニューなどデザイン面でのお仕事もいただきました。（お給料とは別でデザイン料をいただいています）

元々様々な年代の方と関わるお仕事をすることが多かったのであまり変化はないです。

今はピアスホールないのですが、あなたのデザインしたピアスを身に付けたいのでピアスホール開けてきます！と言って下さって、本当に開けて身に付けて下さった事。

8:2くらいの割合でリピーターさんが多いです。

雑貨屋さんの面では地域で開催されるイベントに積極的に参加したり、同業の方へアポイントを取ってお話を伺わせていただいたりしています。
デザイン面では初対面の方にも興味を持ってお話を伺うようにしています。

フリーランスで働きたいと思っていました。
両親が敬虔なクリスチャンで高校を卒業するまでかなり自由が制限された家庭で育ったので、その反動なのか自分で考えて行動できない仕事や身体的に拘束されるような自由度が低く思考停止させられるお仕事が苦手でした。
また、学生の時にお世話になったイラストレーターの先生のお仕事の話を伺い自分もいつかフリーランスでお仕事ができるようになりたいと漠然と思っていました。

自分はデザインをする事、絵を描く事が好きだと思っていたが、その事で誰かに喜んでもらえることが好きだと気付き、個性的な作風よりもクライアントさんの求めるものを作れるようになった事。

上記と同じです。

元々連絡無精なのであまり変化はないです。

税に関するニュースや経済状況などを気にするようになりました。

自分が会社に行き、定時でお仕事をするイメージを持っていなかったので、ギャップはありません。

仕事にしようと思って勉強していた分野だったので特に変わりはないです。

海外在住の友人と貿易の仕事や一緒に化粧品関連のお仕事をしたいねと計画しています。

想像はあまりできませんが、可能性は0ではないです。

1.自由度が高い（お休みや自分の行動、場所に制限がない）
2.自分で仕事の調整ができる（引き受ける引き受けないも含め）
3.好きなファッションで働ける（職種によるかもしれません）

雑貨屋さんのお仕事とデザインのお仕事の調整。どちらも本業と思ってやっているのでバランスが難しい時があります。また、大失敗は雑貨屋さんのお仕事とデザインのお仕事をダブルブッキングさせてしまった事。

以前のパートナーには仕事の入れすぎで、体調面で心配させてしまい、「辛そうな姿を見たくない！」と泣かれてしまった事があります。

デザイン面では売り上げが0になる前に、自分で仕事を探して0を回避します。
雑貨屋さんの面でも同じく0になる前に原因を分析し、原因を解決できるよう解決案を捻出します。

集客力のあるお店を参考にしたり、メイン客層と同じ年代の方のSNSをチェックしてどんなお店に行っているかなどを調べました。

幸いな事にヤバイ事件はどちらのお仕事でも起きていないです。

ありがたいことにどちらのお仕事でもお客様に恵まれておりこっぴどくクレームをいれられるようなことはありませんでした。

取引先の方にも恵まれ、トラブルらしいトラブルは起きていません。

どちらのお仕事でもありません。

どちらのお仕事でもありません。

生きているだけで偉い！

大嫌いになったことはないですが、睡眠時間が短い日が続くと余裕がなくなってしまいます。

フリーランスをはじめる前に戻るとしても同じ選択をします。

海外を転々としながらプライベートとお仕事のバランスを半々くらいで生活したいです。

職種にもよるとは思いますが、同業者でコミュニケーション能力がある人と競っていかなくてはいけないので、それを補って余りあるスキルがある人か克服する努力ができる人でないと難しいと思います。

身体的拘束がないこと、髪型・ファッションの規定がないこと。

ずっと保ったままでいるのは難しいですが、モチベーションを上げたい時私は好きなアーティストさんの展示や美術館へ行ったり、観劇したり、運動をしています。あとは、尊敬する人とお話したりご飯を食べたりも◎

身体的拘束のある単純作業。ステルスマーケティング。

小さな目標を立ててちょっとずつ達成していく。カレンダーなど目に見えるものに達成した日はシールや印を書き込んでいくと、全て埋めたくなる性分なので継続することができ結果的に習慣にすることができました。

ひとりで作業するお仕事と多くの方と関わっていくお仕事のどちらも人生にバランス良く取り入れて働くこと。

正直好きな事、会社に所属しないで生きていくことは楽なことではありません。残念ながら好きな事を仕事にしたい人、フリーランスで生きていこうとする人を食い物にする商売もあるので、耳障りの良い言葉だけしか言わない人やサービスに気をつけてください！一度自分は大変な部分も楽しいと思って取り組めるマインドがある人間なのかじっくり考えてみてほしいです。