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本業と好きなこと、仕事の軸を2つもつ薬剤師×ペン字!書きちらし流・無理せず自分らしくパラレルキャリアを叶える方法 書きちらしインタビュー第2話

匿名・顔出し無しでセルフブランディング。本業を続けながら、本名を隠してインフルエンサーとしての活動は可能か!? 見せ方のコツをお伝えします。

プロフィール

美文字インフルエンサー書きちらし

薬剤師という本業のかたわら、街やネットで見つけた気になる発言や言葉を達筆な文字で書き起こし、連日SNSに投稿中。本人がセレクトしたユーモアやウィットに富んだ言葉と美文字で再現された見た目のギャップが話題を呼ぶ。著書に『今日の書き散らし』(主婦の友社)がある。

匿名・顔出し無しで、セルフブランディング。

本業を持った方が副業や趣味活動をはじめる際、「本名や顔は出したくないな」と悩む方は多いでしょう。特に、SNSを活用して自分のことを広く知ってもらったり、集客したりしたい方にとっては避けられない課題です。

本業の薬剤師を続けながら、美文字インフルエンサーとしてTwitterで人気急上昇中の書きちらしさんはこう言います。「どう見られるのか」が、ほぼすべてだ……と。

今回はTwitterを活用してパラレルキャリアを実践するノウハウを、書きちらしさんにおうかがいします。

書きちらし流「仕事の軸を2つもつ」リスト

  1. セルフブランディングは、無理をせず自分らしく
  2. 本業と趣味、二つの資格を持つメリット

全2話、前編はこちらからどうぞ。

セルフブランディングは、無理をせず自分らしく

ライター顔写真

書きちらしさんは、セルフブランディングに関してどんなこだわりを持っていますか?

インタビュアー顔写真

発信活動をする中で「どう見られるのか」というのは、ほぼほぼすべてだと思っています。こう見られたいという印象づくりは大切にしていますね。

ライター顔写真

お話ししていても、トークもすごく落ち着いていますよね。これも意識されているのですか?

インタビュアー顔写真

自分自身の性格もありますが、医療職ではコミュニケーションはかなり重要ですので、落ち着いてもらえたり、安心してお話してもらえたりする雰囲気づくりは意識しています。

ライター顔写真

SNSでも、落ち着いた雰囲気を滲ませていますよね。

インタビュアー顔写真

絵文字とか顔文字は、あまり使わないですね。

ライター顔写真

でも、次々とバズっていくと、ついテンションが変わりませんか?

インタビュアー顔写真

投稿がバズったり、メディアで取り上げられたり、取材されたりしたときは、やっぱり嬉しいです。でも、どう見られるかはコントロールすべきところだと思います。書きちらしというブランディングを考えたときに、「自分の本を出してスゲーだろ!」みたいなツイートは合わないと思うので、表には決して出さないです。

人によっては、はしゃいで感情を共有するのが良い方もいると思うけど、それは僕じゃないなと思う。

ライター顔写真

初期からそうなんですか?

インタビュアー顔写真

特にInstagramでは、絵文字や装飾や面白いハッシュタグにこだわる人が多いですが、僕がそれを頑張ると続かないなと思いました。自分のやりやすい形で、まずは続けられるようにしようと思って今のスタイルになりましたね。

https://twitter.com/kakichirashi/status/1447910837931311111
ライター顔写真

今後、こういうことがしたい! という目標があれば教えてください。

インタビュアー顔写真

ストック型のコンテンツを作りたいと思っています。YouTubeが良いのかなと思っていますが、どういう内容を発信するかは悩んでいるところです。

2つの仕事を始めたワケ

https://twitter.com/kakichirashi/status/1388128653293219843
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書くことを、意識的に学び始めたのはいつからですか?

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小学生の頃から書道をやっていて、書くことはずっと好きだったんですね。医学・薬学に興味を持ったのは高校時代。大学では薬学を学びながら、在学中にペン字を独学で学びはじめました。

ライター顔写真

薬剤師を目指しながらペン字講師を目指したかったのですか?

インタビュアー顔写真

どっちも自分の好きなことだし、アイデンティティーになり得る要素だったので、将来の展望はなかったけど、どちらかを諦めるという考えは無かったです。

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「好きなことを仕事にしたい」という場合、勤め先を辞めて独立する方がまだまだ多いと思います。なぜ薬剤師をしながら個人としての活動もしようと考えたのでしょうか?

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趣味活動は健康に関わる、というのが僕の持論。「趣味は心の薬」という言葉を大切にしています。文化的な活動や、自分の好きなことへのいそしみは、心の平穏や健康につながる要素ですので、医療者として人と健康により近づけると考えています。どちらも進めながら、時代のニーズにマッチするいい形を探しているところです。

ライター顔写真

薬剤師とペン字、ふたつの資格を持つことの意義は何だと思いますか?

インタビュアー顔写真

たとえば、街の調剤薬局は地域密着が命題としてあって、それを探る中で、週末にカルチャースクールを開いているところがあります。高齢者向けの認知症予防の体操とか、脳を使うゲームをするとか。僕自身が、ペン字を習いたい方を支援できるような資格を持てば、薬剤師でありながら、ペン字講師としても関われるんじゃないかなと思い、そこに可能性と将来性を感じています。

https://twitter.com/kakichirashi/status/1396449075508117505
ライター顔写真

他の薬剤師さんも、資格をさらに持てばいいなって思いますか?

インタビュアー顔写真

薬剤師が生き延びていく方法の中で、自分の中で考えているのが「薬剤師&○○」というスタイル。僕は「薬剤師&ペン字講師」ですね。ヨガ、生け花講師、お料理教室とか、いろいろな組み合わせがあれば素敵だと思います。

ライター顔写真

好きなことを諦めないのも素敵ですね!

インタビュアー顔写真

薬剤師は大きな職業で、それだけでも尊い。でも、好きなこととか目指してきたことを、諦める必要はないと思う。知り合いには、ボカロP(音声合成ソフトで曲を制作し、動画投稿サイトで公開する作曲者)を趣味でやっている薬剤師さんもいます。薬剤師でありながら、今までの自分も諦めずに体現している。そういう人が増えて行けば、より良い業界になると思いますね。

ライター顔写真

2つの資格や特技を持つことで、将来的にどのような活動を目指していますか?

インタビュアー顔写真

どちらでも人前に立って恥ずかしくないような、パラレルキャリアを目指していきたいです。

仕事の軸を、ふたつ持つ

https://twitter.com/kakichirashi/status/1406968553417297927

「趣味活動は健康に関わる、趣味は心の薬」という、書きちらしさんの言葉は特に印象的でした。

就業後や休日に趣味にいそしむ時間をつくることで、心が平穏になり、本業へも良い効果をもたらす。しかも、それぞれを別物と捉えず、組み合わせるパラレルキャリアとして構築させていく。

退職するのは不安……。
でも、別のチャレンジもしたい!

そんな方にとって、書きちらしさんの働き方は大いにヒントになるのではないでしょうか。自分らしく生きるために、ぜひチャレンジしてみてください!

全2話、前編はこちらからどうぞ。

取材/I am 編集部
写真/本人提供
文/北野 啓太郎

この記事を書いた人

北野 啓太郎
北野 啓太郎ライター
文章、写真、動画を駆使したWebコンテンツ制作が得意なフリーランサー。会社員時代に始めたブログがきっかけでヘッドハンティング。レゲエ専門メディアの編集長を経て、独立しました。強み:初対面の方と何時間でも話せる。インタビューも好き。弱み:打たれ弱い。
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