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SNS時代の「スマホでプロ級」写真教室揚げ出し豆腐が美味しそうに撮れません② お皿のせいであんが見えない

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料理写真で大きなインパクトを与えるお皿。しかし、あくまで主役は料理。お皿が料理より目立つと、どんな料理なのかがわかりにくくなることがあります。

プロフィール

カメラマン・撮り方コンサルタント田部信子

カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

前回は青いお皿を使ったので、あんの色が見えにくくなってしまいました。今回はお皿の色を変えてやってみましょう。

【写真で丸わかり】お皿が変わるだけでこんなに違う

Before

前回の撮影では青いお皿を使ってみました。お皿自体はおしゃれなのですが、お皿の色の濃さでせっかくのきのこあんの色が見えなくなってしまいました。

プロの常識

お皿を選ぶ時は、そのお料理の雰囲気を考慮するのはもちろんなのですが、写すお料理のどこを見せたいのかをよく考えてから選ぶことも大切です

今回はきのこあんの「あんの色」をしっかり写したい。そういう場合は、薄い色のお皿を選んだ方が良いでしょう。

After

白いお皿で撮ることで、あんの色も綺麗にでてきて、揚げ出し豆腐っぽくなりました。

ただ、大根おろしにあんをかけた後に、かなり時間がかけてしまいました。そのせいで全体的にしなびた印象になっています。料理写真はできたてを撮るのが鉄則。

光もお皿も決まったところで、次回はできたてを撮る手順をおさらいしてみましょう。

おさらい

◎薄い色の「あん」の色を出すためには白いお皿を使う

この記事を書いた人

田部信子
田部信子料理カメラマン
カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

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