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SNS時代の「スマホでプロ級」写真教室ホットケーキが美味しそうに撮れません。メープルシロップは連写モードで

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家でも簡単に作れる人気のパンケーキ。iPhoneで映え写真を撮る方法をプロカメラマンが教えます!

プロフィール

カメラマン・撮り方コンサルタント田部信子

カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

いまや国民食とも言えるホットケーキ。簡単に撮れそうですが、意外にもおいしそうに撮るのが難しいんです。
実際に撮ろうと思って、メープルシロップをかけてからスマホを取り出すと、そこにはメープルシロップのシミがついたホットケーキが写ってる・・・ってことも。
今回は、メープルシロップがたら〜りとかかった美味しそうなホットケーキの撮り方をお伝えします。

【写真で丸わかり】3つのポイントでホットケーキを美味しく撮る

なんだか、あまり美味しそうに見えないですね。

バターも溶けてべちゃっとし、メープルシロップはもはやシミになっています。

これは、メープルシロップをかけてから時間が経ってしまっているから。

「え?すぐに撮ってます!」っていう声が聞こえてきそうですが、実は、メープルシロップはかけてから10秒もするとしみこんじゃうんです!

では、メープルシロップをもっとぷくっと写すにはどうしたらいいか。

それには、次の3つのポイントが大切です。

◎明るい場所で撮る
◎セッティングは事前に終わらせる
◎メープルシロップをかけながら連写

では、それぞれを説明しながら見ていきましょう。

ポイント1 明るい場所で撮る

先程も書いたように、メープルシロップというのは、意外にも、あっという間にホットケーキにしみていってしまいます。

よくホットケーキミックスの外箱などにあるメープルシロップがぷくっとしている状態は、シロップをかけている最中か、その数秒後だけにしか撮れないんです。

つまり、メープルシロップをぷくっと撮りたいなら、かけている最中に撮るのがベストなのです。

この時大切なのが、その場の明るさ。その場が暗いと、かけているメープルシロップがブレてしまい、あの透明感が写らなくなります。

どのぐらいの明るさが必要かというと、「晴れている日の窓際の明るさ」が基準。部屋の電気は意外と暗いのでこの撮影には向きません。

以下の図のような位置でホットケーキをセットします。

ポイント2 セッティングは事前に終わらせる

まずは、メープルシロップとバター以外のセッティングを完了します。

ホットケーキ以外にカップやカトラリーを置く場合は、この段階でセットしておきましょう。

大体の位置に置いたら、次はバターをホットケーキに乗せます。

今回はバターの上からメープルシロップをかける予定なので、バターがメープルシロップに流されてホットケーキから落下しないよう、細工をします。

爪楊枝を半分に折り、尖った方が上を向くように、ホットケーキに刺します。

次は、ようじの先にバターを乗せます。

バターの表面がガタガタしていますが、上からメープルシロップをかけるので気にしなくても大丈夫です。

ポイント3 メープルシロップをかけながら連写

後は、バターめがけてメープルシロップをかけながら「連写」で撮っていきます。

「連写」とは、シャッターボタンを押している間、何枚も連続で撮ってくれる機能です。iPhoneでは「バースト」といいます。

iPhoneの場合は、シャッターボタンを図のようにずらすと、ずらしている間写真を撮り続けます。このときシャッターボタンを長押しするとビデオモードになってしまうので、スワイプするようにシャッターボタンをずらしましょう。

Androidの方は、歯車マークの設定から「長押し連写」をオンにした後、シャッターボタンを長押しすると連写ができます。

上記でできない場合は、「ご自分のスマホの機種名」+「連写」というキーワードで調べてみてください。

実際にメープルシロップをたらして撮影する前に、連写ができるかどうかテスト撮影もしてみてください。練習なしで本番の撮影に入ってしまうと、メープルシロップはたれているのに連写ができない!ということにもなりかねません。練習は大事です。必ずやっておきましょう。 

しかし、なぜ連写が必要なのでしょうか?

ここで、今回連写で撮影した写真の中から3枚を見てください。

一瞬の違いで、垂れてくるメープルシロップの形が変わルノが分かるでしょうか。連写をすると、この少しずつ違うメープルシロップの形の中から、ベストな1枚を選ぶことができるのです。

さて、準備ができたらいよいよ撮影です。

誰かサポートしてくれる人がいる場合は、その人に、バターの真上にメープルシロップをたらしてもらうようにお願いしましょう。

自分ひとりで撮る場合は、スマホを三脚に固定した上で、連写をはじめます。

どちらの場合も、連写を始めてから、メープルシロップをたらすことが大切です。何もたらしていない状態で連写をはじめると無駄な写真がいっぱいできますが、それは後で消せばいいことです。メープルシロップをかけはじめてから、うまく連写ができない!となると、一回しかない大切なチャンスを逃すことになります。

「連写を始めてからシロップ」

この順番は絶対に守りましょう。

AFTER メープルシロップがぷっくりと盛り上がったホットケーキ

メープルシロップをかけている瞬間を撮ると、シロップがぷっくりとした美味しそうな写真になりますね。

是非やってみてください。

おさらい

メープルシロップのかかったホットケーキを美味しそうに撮るには。

◎明るい場所で撮る
◎セッティングは事前に終わらせる
◎メープルシロップをかけながら連写


執筆/料理カメラマン・田部信子

この記事を書いた人

田部信子
田部信子料理カメラマン
カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

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