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SNS時代の「スマホでプロ級」写真教室そうめんが美味しそうに撮れません①  そうめんが暴れてぐちゃぐちゃ

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夏の麺類といえばそうめん。でもそうめんってシンプルすぎて麺類の中でも難易度最高レベル! 写真下手なライターkikkoが料理カメラマンnocco先生に教えてもらいます。

そろそろ夏!とういことで夏特集でそうめんを撮ろうと思うのですが、どうやっても麺が暴れてしまってきれいに撮れないんです。

そうめんは茹でたあとに整えるには、ほぼ無理なのよ。つまりそうめんは「茹で方が大事」。フードスタイリストさんに教えてもらったマル秘テクニックですよ!

Before 〈茹でたそうめんをそのまま盛り付けただけ〉

麺がごちゃごちゃのそうめん

そうめんを茹でてそのまま撮ると、麺が暴れてる!って感じになったことはないでしょうか。あっちで絡まり、こっちには穴ができ、周りにはみ出した麺は不規則にぐるぐるしてる。

食べる時は気にならないのに、写真になると気になるのは不思議ですね。

プロの常識 〈撮影しやすいように麺を茹でる〉

写真というのはあるがままに撮るだけとは限りません。時には、おいしそうに見えるように演出することも大事。

そうめんの場合、普通に茹でてしまうと、その後にいくら頑張っても麺を整えるのは至難の業。今回は茹で方を工夫して綺麗な流れのあるそうめんを準備しましょう。

プロのテク 〈そうめんは結んで茹でる〉

必要なものはタコ糸。このタコ糸で端を結ぶことで、整った麺を作ることができます。

実際に手順を追って見ていきましょう。

①1束のそうめんを2つに分けてタコ糸で端を結びます。

茹でる前に、そうめんの端をタコ糸などで結ぶ

②茹でるお湯にも工夫が必要。私は梅干しを入れておきます。梅干しを入れると、コシが出るのだとか。ここで使った梅干しは、そのまま薬味としても使えるので、一石二鳥ですよね。

そうめんを茹でるお湯には梅干しを入れておくと、麺にコシがでます

③沸騰したお湯に、そうめんを結び目から入れ、さっと箸でほぐします。

沸騰したお湯に、結んだそうめんを入れます

④再度沸騰したら火を止め、蓋をして2分〜5分ぐらい待ちます(時々様子を見て、良い硬さになったところで引き上げます)

⑤流水で洗い、しっかりとぬめりを落とします。

⑥結び目を持って流水にさらしながらと撫でていくと、麺が整います。

結び目を持って流水で髪をとかすように撫でると、そうめんが綺麗に整います

⑦お皿の上で麺の流れが綺麗に見えるように形を整えたら、端の部分をハサミで切り落とします。

お皿の上でそうめんの麺を整え、端を切る

⑧切り口が奥に隠れるように盛り付けるとより綺麗です。

After 〈綺麗な見た目のそうめんの盛り付け〉

そうめんが綺麗に整います。

そうめんを綺麗に盛り付けるなんて出来ないと思っていましたが、私にも出来ました!嬉しいです!

最初に結ぶのはちょっと面倒と思うかもしれません。でも、このやり方だと間違いなく綺麗に、しかも簡単に盛り付けられます。盛り付けに時間がかからないので結果的には時短になりますよね。

ただ、写真としてなんか素敵じゃないんですよね。そのまま撮りました〜って感じに見えます。なんででしょうか。

この写真には、麺、薬味、つゆ、紅葉の葉などいろいろなものが写っていますが、どれが主役か分からないのが原因だと思います。次回は主役をひとつに絞って、撮ってみましょう。

おさらい

◎料理写真を撮る時は、料理の作り方から工夫する

◎そうめんは端を結んで茹でると綺麗に盛り付けられる

◎流れを作るようにお皿の上に置いて、最後に端を切り落とす

この記事を書いた人

田部信子
田部信子料理カメラマン
カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

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