SNS時代の「スマホでプロ級」写真教室カレーが美味しそうに撮れません① 立体感がないからべちゃっと見える
目次
窓際で撮る時に気をつけることは?
前回、ダイニングのライトの下で撮るよりも、窓際で撮った方が立体感のある写真になることは分かりました。でも、窓際で撮ればなんでもいいんでしょうか?
窓際で撮る時も注意点はあります。今日はそこをお伝えしますね。
Before 〈立体感のないカレー〉
プロの常識 〈水分感のある料理は斜め向こうからの光で撮る〉
前回、お料理写真はダイニング上のライトで撮るのではなく、窓からの光で撮ることをお伝えしました。
でも、では窓際で撮ればなんでも良いかというとそうではありません。
基本的には窓に対して「この角度で撮った方がいいよ」というオススメの角度があります。
プロのテク 〈窓に斜めに向かって撮る〉
この図のように、部屋のライトを消して、窓から斜めに差してくる光で撮ります。
こうすると、前回と同じように上から撮ったとしても、光がお皿の向こう側から入ってくるので、自分の影は入らなくなります。また、ひとつひとつの食材に明るい部分と暗い部分が出来て立体感が出てきます。
では、一緒にやり方を見てみましょう。
部屋の電気を消す
前回の繰り返しになりますが、窓からの光で撮ると決めたら余分な電気は消しましょう。
暗いなぁ、と心配になってしまう人が結構いますが、大丈夫。消してください。(日中の外光が入ってくる時間帯を想定しています)
カレーの影が手前に流れてくる場所を探す
次に、窓の近くの机の上にカレーを置いてみます。その後、そのカレーの周りをぐるっと回って影が斜めに自分の方に伸びてくる位置に立ちましょう。
窓との位置関係は大体こんな感じになります。
ズームして離れて撮る
影の方向を確認したら、『生活感はどこにでる?』でお伝えした「ズームして離れて」撮ってみましょう。
After 〈立体感のあるカレーに〉
本当だ。立体感のあるカレーになりました。
いい感じに撮れましたね。
特に日中は意識せずに部屋の電気をつけている人が多いので、電気を消すことを忘れずに。
レストランでは、窓の近くに席を取れると綺麗に撮れますよ。
おさらい
◎電気を消して、窓際の近くに料理を置く
◎カレーの影が斜め手前にくる場所に立つ
◎ズームして離れて撮る
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