もう写真で損しないための スマホでプロ級写真教室スープをきれいに盛り付けても撮影するときにはぐちゃぐちゃになって、お皿の縁も汚れてしまう!(スープの撮り方 3/4)

売上げアップにつなげる!スープ写真の撮り方の3回目。きれいに盛り付けても撮影場所にセットしたらぐちゃぐちゃに。お皿の縁も汚れて残念なことに。さてどうする?写真下手なライターkikkoが料理カメラマンnocco先生に教えてもらいます。

プロフィール
クックパッド専属カメラマン田部信子
目次
料理は運んでいるうちに崩れて皿の中も汚れる
せっかくきれいに盛り付けたのに、撮影場所まで運んでる間に崩れて、なんだか汚くなってしまいました
大丈夫。実はこれもポイントのひとつなの。料理によっては、どこで盛り付けるかも大事なんですよ!
Before 〈崩れて汚くなったスープ〉

プロの常識 〈料理の移動距離は最短で〉
出来上がった料理を運ぶ時に揺れてお皿の縁が汚れてしまったり、形が崩れてしまう場合は、撮影場所の近くで盛り付ける工夫が必要。
でもクロスを敷いた撮影場所で盛り付けるのは撮影セットを汚す危険性も。
プロのテク 〈盛り付けはトレイの上で〉
そこでおすすめが私はよく必要なものを全てトレイにセットして撮影場所まで持っていきます。
撮影セットを準備

スープの盛り付けに必要なセットをトレイにまとめます。盛り付けはトレイの上で行うので、大きめのトレイがオススメです。
・お鍋とお玉
・大根の入ったスープボウル
・キッチンペーパー
・綿棒
・もりつけ箸
・飾り用パセリ
スープを注ぐ時はボウルの縁にスープがつかないように気をつけながら注ぎましょう。

食器は底の汚れや水分をしっかり拭く
テーブルの上に置く時は、スープボウルの底をキッチンペーパーで拭くことも忘れずに。スタイリングで布を使っている場合はせっかく用意した布が汚れてしまうことも。すると他の布にアイロンがけをするなど余計な時間が取られてしまいます。
撮影場所を汚さないという事は意外に大切。念には念を入れましょう。
皿の中の汚れは綿棒で取る
撮影場所で盛り付けても、トレイから本番の位置に移動させるときや、スープを注ぐときに多少は皿の中に汁がついてしまい。これは綿棒で拭きとります。キッチンペーパーは大きいのでかえって汚れが広範囲に広がってしまうことがあります。
After 〈よそいたての美しいスープの完成〉

わー、やっとスープの写真が撮れました!
いえ、実はあとひとつやって欲しいことがあるの。
え・・・?
おさらい
◎料理は盛り付けてから移動させない
◎撮影場所の近くで盛り付ける
◎撮影セットを用意する
◎お皿の縁の汚れは綿棒で拭きとる
次回に続く
この記事を書いた人

- 料理カメラマン
- クックパッド専属カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。