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SNS時代の「スマホでプロ級」写真教室レシピサイトで注目を集めるには?お天気に左右されずに自然光でふわっと明るい写真を撮りたい!

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料理撮影の困りごとの第2位は、自然光で撮りたいけど、お天気に左右されて暗い写真になってしまう。ライティング(ライトなどの機材を使う)せずにうまくいく方法は?

プロフィール

カメラマン・撮り方コンサルタント田部信子

カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

今回のお悩みは、お料理が大好きなりくさん。

レシピ投稿サイトに自分のオリジナルレシピを投稿するのが趣味。

いつかご自分の娘さんがこのレシピで料理を作ってくれることを楽しみに日々投稿しています。

ただ、家の日当たりが悪いため、朝の一時間しか満足に日が当たらないのだそうです。

私の家では綺麗な料理写真を撮るのは無理なのでしょうか・・・というご相談です。

日当たりが悪いので、写真が暗くなってしまいます!

最近あまりお天気が良くないですよね。
しかも我が家は日当たりが悪いので、お料理の写真を撮っても暗くなってしまうんです。
いつか娘と一緒に私の作ったレシピを見てお料理したいと思っているんですが、レシピ見直すと写真が美味しくなさそう。
このレシピじゃ娘も作りたいと思ってくれないかもしれない……。
そう思うと、だんだん撮るのも億劫になってきてしまって……。

曇りの日は写真がうまく撮れない、という相談はとても多いです。
ただ、日当たりが悪いからと言って明るい写真が撮れないわけではないんですよ。
実は「写真の明るさ」は撮る人が決めることができるんです。
日当たりが悪くても大丈夫。明るい写真を撮ってみましょう!

明るさは自分で決める!

え? でもライトを当てたりとかするんですよね?
でも、うちにはライトもないですし、置く場所も……。

大丈夫です。ライティングはしません。
写真の明るさは、撮る時にカメラ側で決めるものなんです。
実際に触った方が分かりやすいので、早速やってみましょう。
まず、普段撮るのと同じように撮ってみてください。

いつもはできるだけ明るく撮りたいので、窓の近くに持っていって撮っています。こんな感じです。

我が家で一番明るい場所で撮っても、こんな感じで暗ーい感じの写真になっちゃうんですよ……。
これだと可愛さが出なくて残念。
もっとふわ〜っと明るい雰囲気にしたいんです。

確かに、そのまま撮ってしまうと暗い印象になりますね。
では、もう一度スマホを構えてもらえますか?

構えるだけで、何もしなくていいんですか?

iPhoneならココを動かして明るさを変えよう!

ライトは不要です!
スマホを構えたら、ピントを合わせたいところを軽くタップして(触って)ください。
iPhoneのカメラアプリの場合は、黄色い四角の枠とその横に太陽のマークが出ます。その太陽マークを上下に動かすと明るさが変わるんです。

わぁ!明るくなりました!すごい。

自分がいいな、と思う明るさになったら撮ってみましょう。

わぁ、明るいイメージになりました!
ライティングしなくても、簡単に明るい写真が撮れるんですね!
我が家ではくもりの日にこういう明るい写真は撮れないんだと思ってました。
嬉しいです!

ね、「写真の明るさは撮る人が自分で決める」ものなんです。
ちょっとしたことですが、これを知ってるのと知らないとでは大違い。
ぜひ使ってみてください。

また、iPhoneの標準カメラアプリ以外を使っている方は、それぞれのアプリ名と「明るさ」で検索していただければ、明るさの変え方が出てくると思います。
調べて常に使えるようにしておいてくださいね。

これからはシャッターボタンを押す前に、自分で明るさを変えるようにします!

今回のポイント

写真の明るさは「撮る人が決める」


この連載では、読者の皆様の「料理写真を撮る時のお悩み」を募集しています。
ご質問がある方は、お悩みのお写真と、何で困っているのかを書いてお送りください。

この記事を書いた人

田部信子
田部信子料理カメラマン
カメラマン。料理・人物を中心に撮影を行う。ダメアシスタント時代に撮影現場で何をしたら良いのか分からな過ぎて怒られ続けたことから、撮影の流れやコツを必死に言語化することに取り組む。それを元に作った講座が分かりやすいと人気になり、前職では写真教室を立ち上げ3000人に撮り方を教える。写真を撮るのに苦手意識を持つ人に、写真の楽しさを教えることに定評がある。

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