100 Questions
経験を仕事

経験を仕事仕事を通した気づきは「副業のおかげで本業の意識も変わった」こと(ITコンサルタント/小笠原記子)

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仕事も人生も振り返りと未来の描き方が大事。書籍出版を通して自分の仕事で伝えたいことを発信する目標をたてるITコンサルタントの小笠原記子さんに話を聞きました。

プロフィール

元 SE の IT コンサル小笠原記子

(おがさわらのりこ)都内 IT ベンチャー企業で働く IT コンサルタント。20 年以上の SE の経験を持つ。立命館大学理工学部情報学科卒。フルタイムの仕事と子育てを両立させながら、KIT 虎ノ門大学院でビジネスを学び 2016 年に修了。2023 年より、武蔵野大学で非常勤講師も務める。

振り返り&未来の展望

今の仕事に出会えてなかったら、どんな⾃分になっていた?

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ロジカルな思考を身につけないまま、ぼんやりと浮世離れした生活をしていたかもしれません。芸術の分野で自由きままに生きていたと思います。

独⽴・起業・副業前に「準備しておけばよかった」ことは?

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家族への説明をもっと丁寧にしておけば、応援してもらったり、手伝ってもらうこともできたのではないかな、と思います。

独⽴・起業・副業後に気づいた「身に付けておくべきスキル」は?

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try&errorを恐れないスキルです。企業に勤めていると、何かチャレンジするにもいろいろなことを考えて慎重になりがちです。でも個人でやるような事業では、思慮深くやっていてはチャンスを逃しますし、失敗経験からの学びも得られません。やってみてから考えるスキルも必要だと思いました。

独⽴・起業・副業の前と後で、意識 やモチベーションに違いはありましたか?

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サラリーマンなのでビジネスというものはどこか他人事のように感じていました。でも副業として事業の一つ一つを自分で考えながら決める経験をしたことで、すごくリアルに体感できました。そのおかげで本業での意識も変わりました。

独⽴・起業・副業の前と後で、⼈間関係の悩みに違いはある?

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副業を始めた頃は、どんな人と付き合えば良いのか分からず、誘われるがままに一緒に活動していた時期もありました。そうした中で、自分にとって気持ちの良い付き合いかそうでないか、ということが少し分かるようになったと思います。でも今度は逆に、慎重になりすぎて付き合うべきかどうか踏ん切りがつかなくなってしまったことが悩みです。

独⽴・起業・開業したからこそわかる、継続に必要なことは?

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副業のために使う時間を捻出する仕組みです。どうしても本業が優先になるので、忙しくなると副業は優先度を下げざるを得ません。覚悟や想いだけではどうにもならないので、朝の一時間を最初に確保するなど、仕組みを作らないと継続は難しいと思います。

「やらなければよかった」と後悔することはある?

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どんな経験からも学べることがあったので、やらなければよかったと後悔するものはありません。

今、独⽴・起業・副業 して「よかった!」と感じることは?

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本業があっての副業なので、お金の心配をせずに新しいチャレンジをして経験を積めるのは本当に良かったです。

家庭と仕事のバランスで苦労したことは?

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人それぞれだと思いますが、私の場合は仕事を最優先にしがちなので、家事や家族のことがおろそかになることが多かったです。夫が協力的なので助かっていますが、出張で不在の期間が長くなったりすると、一人ではやりきれず、いろいろなことが滞って苦労します。

ビジネスオーナーとしての喜びは何ですか?

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自分の想いを誰に忖度することなく形にできることです。本業のサラリーマンだとなかなかできない意思決定を、副業では自由にやれるので、意思決定の面白さと大変さを味わえるところに喜びを感じます。

ビジネスオーナーとしての⾟さは何ですか?

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自分が動かなければ事業として何も進まないことです。ビジネスオーナーとしてというより、一人で事業をしているからこその辛さだと思います。

⼼の⽀えになっている⾔葉は?

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具体的な言葉は覚えていませんが、副業で立ち上げた事業を修士研究として取り組んだ大学院時代に、理解者や応援してくれる人が周りにたくさんいたので、その人たちがたくさん肯定してくれたことが支えになっています。

これまでに受けたアドバイスで、特に役に⽴ったものは?

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大学院時代に事業立案を扱う授業を受けたとき、事業を立ち上げる段階では、自分ひとりでやれる範囲に留めること、というアドバイスがありました。つい形から入りたくなりますが、それより自分のやるべきことに集中しようと割り切ることができました。

3年以内に実現したいことを教てください。

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本業と副業のどちらも、伝えたいメッセージがあるのでそれを書籍という形にして出版したいです。

では10年以内に実現したいことは?

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本業と副業を逆転させたいです。そしてできれば、郊外に家を建てて本を書いたり、コンテンツを作ったりと制作活動に注力したいです。

あなたにとって絶対に必要な⼈は誰?

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家族です。全てのものを失っても、家族がいれば大丈夫と思えます。

あなたの仕事にとって絶対に必要な⼈は誰?

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自分のことを必要としてくれる人たち全てです。その期待に応えることが、仕事においての原動力となるので必要不可欠です。

独⽴・起業・副業前の⾃分にメッセージを送るなら?

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やろうとしていることは正しいので頑張ってほしい。でも、本業と副業の両方を継続することは想像以上に難しい。だから、なるべく負担のかからない副業の続け方を考えておいた方が良い、と伝えたいです。

これから好きを仕事にしたい人に応援メッセージを!

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ゼロイチではないと思います。お金を稼いでいるいまの仕事の中にも、自分の「好き」は見つかるはずなので、まずはそれを見つけると良いです。その上で、本業で得た経験を活かしながら、自分の「好き」を追求できる別の仕事を副業にするのがおススメです。そうすれば、お金の心配はせず、本業も副業も両方楽しめてHappyです。

好きな⾔葉、座右の銘は?

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「尊」という言葉が好きです。社会とは人間同士の信頼関係で成り立っているものだと思っているので、お互いがお互いをリスペクトすることが何よりも重要だと思っているし、相手のことを尊敬する気持ちを忘れずにいたいです。

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