Interview
インタビュー

《別所哲也の仕事論》毎朝、起きた瞬間に叫ぶ言葉は「パッション、ミッション、アクション!」

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6月21日から音楽劇『ある馬の物語』に出演している別所哲也さんに、好きなことを仕事にし、目標に辿り着くために大切にしていることを伺いました。

プロフィール

俳優別所哲也

1965年静岡県生まれ。1987年に慶應大学在学中、ミュージカル「ファンタスティックス」で俳優デビューし、1990年に日米合作映画「クライシス2050」でハリウッドデビュー。1999年より、日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を設立。2009年観光庁「VISIT JAPAN 大使」に任命され、文化庁文化発信部門長官表彰を受賞した。映画・TV・舞台・ラジオ等で幅広く活躍している。

23歳で渡米し、ハリウッドでの挑戦での挫折を経ての飛躍。俳優の別所哲也さんが、目標に向けて動くときに心に留めている言葉とは? ぶれない軸の作り方など、好きなことを仕事にする人たちに向けたメッセージを伺いました。

大切なのはパッション、ミッション、アクション!

英語を上達させたいと大学時代に所属した英語サークルで演技と出合いました。大学卒業後にオーディションに合格し、ハリウッドデビューが決まって、映画「クライシス2050」の準備のため23歳のときに渡米しました。初めての海外。英語には自信がありましたがイントネーションを注意され、0からのスタートでした。挫折も味わいましたが、行動し続けなくてはとがむしゃらに取り組みました。

僕ら俳優は監督から「アクション!」って声を掛けられて、演技を始めますよね。役者としてはもちろんですが、何かを成し遂げるためには行動しないと始まらない。僕は毎朝、目覚めた瞬間に自分に「アクション!」と声をかけて1日を始めます。パッションとミッションを持ってアクションすることは、目標を実現するための1歩になると信じています。

「自分の機嫌は自分で取る」と決めて切り替える

人間なので落ち込むこともありますが、「ご機嫌は自分で作るもの」と切り替えるようにしています。くよくよしていて、とどまっていても状況は変わらない。ならば「今日、これから良いことがあるはず!」と思って行動する方が、いいエネルギーを呼び寄せることが出来ると思うし、周りも幸せにできると考えています。

早く行きたいなら一人で、遠くに行きたいならみんなで

心に留める言葉に「早く行きたいなら、自分一人で行きなさい。より遠くへ行きたいのなら、みんなで行きなさい」というアフリカの格言があります。2005年にアメリカのシアトルで聞いた言葉で、とても感銘を受けました。僕はせっかちなので面白いこと、新しいことがあると、「1人で行った方が速いから」と単独行動することが多いのですが、行動を共にすることができる人がいたときには、同じ体験を共有できる喜びがあります。結婚をして家族が出来た今は、人生には両方が必要だと感じています。

思いは「ドリームリスト」に入れておく

夢を実現するため、ドリームリストをつけています。叶えたいことを書き、そこに実現するために必要なプロセスを追加することで、目的に向かう自分の姿が明確になる。最初に書いたのは「20世紀に生まれた映画という文化を、21世紀の形に進化させたい」というもの。国際短編映画祭を設立し、支えてくれる仲間たちの存在があり、描いた夢を広げていくことができました。今、叶えたいことは宇宙に行くことです。

「『今日、これから良いことがあるはず!』と思って行動」

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