自己投資

自己投資これまでいくらしてきた?ビジネスパーソンが「金融投資より自己投資」を惜しまないワケとは? 価値あるリターンを考える

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金融投資ブームの昨今。一番高配当な投資先は自分自身だった?!I am 流・自己投資の極意を紹介。

年功序列や終身雇用など、日本特有の社会制度が崩れ、新しい生き方が求められる現代社会。そんな今、絶対に間違いのない投資先があります。その投資先とは、ずばり自分自身。自分の将来を見据え、それに見合った投資を行なうことで、あなた自身の価値は大きく変わります。これを読めば、あなたも自己投資したくなるはずです。

“とりあえず金融投資“していませんか?

“投資”というと、労力を使わずに利益が得られる、不労所得というイメージから、“とりあえず金融投資”を考える人も多いようです。実際、東京証券取引所の 2021 年度株式分布状況調査によると、個人株主数は 8 年連続で増加。2021 年末は前年度比 479 万人増の 6460 万人に。

確かに銀行の定期預金の利回りが5%以上あったバブル期ならいざしらず、限りなく0%に近い今の銀行に“とりあえず貯金”は意味がありませんよね。

ただ、金融投資人口は増えているものの、投資経験がない人はどこに、どれくらい投資したらいいか分かりませんし、投資は株式投資や不動産投資だけではありません。では今の時代、何に投資をしたらいいのでしょうか?

2万冊以上のビジネス書を読みまくったビジネス書の達人でもある、元 Amazon.co.jp カリスマバイヤーの土井英司さんは、自分にこそ投資すべきだと言います。

その理由を、

  • 基本的に金融商品は大きな原資を持っている人のみが恩恵を受けられる
  • 不祥事などによってその会社の株が暴落するという危険をはらんでいる

と言い、

「そんな危険をおかすくらいなら、自分で経営者を目指した方が絶対に安全。なぜなら経営者は 100 円で物を作り、1000 円で売るという商いをすることで、100 円が 1000 円になるという投資を行なっているから」

と説きます。

では、そんな高配当の利益をあげるためには、どう投資をすればいいのでしょうか?

土井さんは、「自分の情熱が続く分野、勝てる分野に投資し、自分の強みをさらに強化するべき」だと言います。この“自分の強み”が明確に分かっていないから、なかなか一歩踏み出せない、という現実もあるわけですが……。

そこで I am が考える自己投資の極意をこっそりお教えしましょう。

極意①コスパの高さでは「読書」

投資するのは金銭だけとは限りません。費やす時間も自己投資と言えるでしょう。

時間管理コンサルタントなど、5つの仕事をこなす石川和男さんは、20 代から今に至るまで、年間 100 冊以上の本を読むという読書家。

その石川さんは「ほとんどの悩みや困りごとは書店に行けば解決できる」と言います。

なぜなら日本を代表する実業家や興味のある分野の著名人の考えを無料で立ち読みすることができるし、購入に 1500 円程度払えば、何度も読み直すこともできるから。

自分が抱えている問題点について、著者がどう考えているかを凝縮して見られるという意味でも、最高のパフォーマンスが得られると言うのです。

『瞬読』創設者の山中恵美子さんも、専業主婦時代に子どもと通っていた図書館で、ジャンルを問わず、手当り次第に本を読みまくった時期があったと言います。

その膨大な読書量から得たインスピレーションや知識が財産となり、その後の山中さんの人生を大きく変えました。

極意③未来を変える「スキルの無償提供」

14 社のスタートアップや新規プロジェクトに携わった経験を持つ IT 評論家の尾原和啓さんが、自分の持つスキルの強さに気付いたのは、大学生のときに体験した阪神淡路大震災でのボランティアでした。

尾原さんの武器はリアルタイムで議事録を書き、プロジェクターで表示しながら話をして、終了後に TODO リストにまとめ直し、参加者に提供するというもの。

これを行なうことで、どんな会議にも入ることができたと言います。

自分のスキルを無償で提供することも、自己投資と言うことができるでしょう。スキルを提供して成功体験を積み、周りから必要とされる人間となる。

これを繰り返すことで尾原さんはスキルアップとともに周囲から認知され、必要とされ、様々な場所で活躍する人物になりました。

極意③ 自己投資で「自分を追い込む」

現在フリーランスでウェブデザイナーをしている中村さゆきさんは、妊娠を機に仕事を辞め、出産の後、以前から興味のあったウェブデザイナーを目指し、デジタルハリウッドの主婦・ママクラスで勉強を始めたママさん。

自己投資額は入学金の 60 万円に加え、学校推奨のパソコン購入代金の 20 万円で、おおよそ 80 万円。

当時、無収入の専業主婦としてはなかなかの金額ですが、だからこそ「後には引けない」というモチベーションにつながったと言います。

もちろん学校に入って勉強したからと言って、必ずしも仕事につながる保証はありません。また、育児と家事をこなしつつ課題制作というスケジュールは思った以上にハードだったと言います。

それでもなんとか卒業までの7カ月間、家庭と勉強を両立させ、卒業後も自分で道を切り開いたバイタリティにつながったのは、80 万円という少なくない自己投資を行なった結果だと言えるでしょう。

いつの間にかなくなっている時間とお金。</br>自己投資に使ってみない?

人によって、また立場によって、自己投資の仕方も金額も大きく違いますが、すべての人に共通しているのは、投資によって知識や経験、スキルを蓄積しているということ。

漫然と浪費している時間やお金を、自分のやりたいことに費やす。

その機会を増やすことで、あなたの可能性がぐんと広がるはずです。

この記事を書いた人

岡田 マキ
岡田 マキライティング
ノリで音大を受験、進学して以来、「迷ったら面白い方へ」をモットーに、専門性を持たない行き当たりばったりのライターとして活動。強み:人の行動や言動の分析と対応。とくに世間から奇人と呼ばれる人が好物。弱み:気が乗らないと動けない、動かない。

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