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クリックさせるサムネイルのコツ。YouTubeが再生されないのはサムネのせい?

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良い動画をつくったのに、なぜクリックされないの? YouTube公式ビデオコントリビュータの酒井祥正さんが解説します!

集客・売上UPのためYouTubeを始めたが、なかなか再生されない。頑張って動画をつくったのに、なぜ見てもらえないのだろう。

実はこれ、非常にもったいないYouTubeあるあるなのです。その問題を解決すべく、YouTube公式ビデオコントリビュータで、中小企業・個人事業に特化したYouTubeチャンネル「動画集客チャンネル」が人気の酒井祥正さんにお話をうかがいました。

残念なサムネイルの特徴① 面白そう!がない

スマートフォンを見ながら悩む女性
写真/Adobe Stock

これまで数々のYouTubeチャンネルを見てきて、「惜しい」「もったいない」と思えるポイントはいくつもありました。撮影機材、動画のタイトル、音質など。ここでは特にに重要なサムネイルについてお伝えします。

まず、知っておくべきは、「視聴者はサムネイルから見始める」ということ。

検索結果や関連動画の一覧を眺めながら、どれを見ようかと考えている。このとき、サムネイルが弱くてユーザーにタップさせる力がないと見てもらえないのです。

これはリアルな実店舗にたとえるとわかりやすいです。街を歩いていて「ここのカレー屋さん、美味しそうだなぁ」と感じた経験はありますよね。店構えだったり、看板のロゴだったり、ショーケースだったりに惹かれて。もちろんカレー屋さんに限らず、「おしゃれそう」「楽しそう」「欲しいものが売ってそう」など、店舗の外観を見て足をとめたことはあるでしょう。

ここで「入ってみたい!」と思われない、つまり期待感が低いくてワクワクしないお店には人は入りません。

これはYouTubeも同じ。まだ見ていない視聴者に対して動画を作っているので、動画の入り口であるサムネイルを眺めて「面白そう!」「見てみたい!」と思ってもらえないと再生されないのです。動画自体はよくできているいのに、サムネイルが弱いせいで再生されていないチャンネルは多いです。

やっぱりそこは、伸びているYouTuberさんは上手いです。サムネイルを見た瞬間に、「あっ、これは見なければ」「すごく気になる」などと思わされるので。

逆に、「動画の再生数が伸びない」「チャンネルの登録者数が増えない」と悩んでいる方の動画を見ると、大抵サムネイルが弱くてクリック率が低い。ライバルの動画と並んだときに選ばれていない。

つまり、視聴者に刺さっていないのです。

残念なサムネイルの特徴② スマホで見た時に文字が読めない

スマートフォンで表示されるサムネイルのサイズ

クリックされるサムネイルをつくるためには、とにかくライバルや同業者の動画のサムネイルをたくさん分析するしかありません。文字を増やさない・色数を使いすぎないなどの基本はありますが、絶対の正解はありません。だから、ライバルや同業者の分析は欠かせないのです。

このとき、実際に表示されるサイズで確認するのも重要です。サムネイルをデザインするときはパソコンの大きなモニターで作業すると思うのですが、YouTubeでサムネイルが表示される際はかなり小さくなります。

特に動画再生後に表示される関連動画は小さく、切手ほどのサイズです。

だから、パッと見た瞬間に文字が読めて、何の写真やイラストなのかがわかるようにしないといけません。「これは〇〇さんの顔だ」「これは手の指のネイルだ」「これはカレーライスだ」など。ごちゃごちゃしてわかりづらいと、まず見てもらえません。

しかも、自分のサムネイルだけではなく他の人のサムネイルも一緒に表示されることを考えると、比べた時に目立てるかどうかも肝心です。だから、文字を大きくするとか、アイテムを大きく配置するとか、キーになる人の顔をわかりやすくするとか、いかに目立つかが大事になってきます。

まず目を止めてもらって、そこから文字を読んでもらったときに「面白そう!」と思ってもらえるかどうかです。デザインのノウハウはここでは伝えきれませんが、色づかい、文字の大きさ、レイアウトなどは、しっかり研究しましょう。

クリックされるサムネイルは「秒」で内容がわかる

勝負は1秒! 視聴者がサムネイルをパッとみたときに、「どういう動画なのか」「何を伝えているのか」がわかるようにしましょう。たとえば、初心者向けのギターの選び方とか、男性向けの爪のケア方法だとか、サムネイルで動画の内容を視聴者に伝えます。

ただし、ここで真面目すぎると見てもらえません。冒頭でお伝えした「面白そう!」というワクワク感も必要なのです。せっかく目が留まっても再生に至らないからです。

「動画の内容がわかる」+「ワクワク感」

この2つをサムネイルに込めてください。

クリックされるサムネイルはバズワードが入っている

また、一例ではありますが、よくあるのがこんな言葉の活用です。

  • 「5分でできる!」
  • 「1分でわかる!」
  • 「9割が知らない…」

こうした言葉をうまく使うことで、視聴者に「面白そう!」と感じてもらえます。

クリック率がアップするサムネイルに入れたい言葉については、私が運営するYouTube「動画集客チャンネル」で最新バズワード100選を公開していますので、あわせてご活用ください。

ちなみにサムネイルは、すでに公開済みの動画も差し替え可能です。「良い動画をつくったのに再生されない」「クリック率を改善したい」といった方は、サムネイルをつくり直すことで再生数が伸びてくる可能性があります。ぜひ、お試しください。

Check!  サムネイルのクリック率を確認する方法

インプレッションのクリック率

サムネイルがどれくらいクリックされているかを確認する方法があります。いずれもYouTubeが公式に提供している無料ツールです。ぜひご活用ください。

パソコン

  1. ブラウザでYouTubeにログイン
  2. YouTube 右上のアイコンをクリック
  3. YouTube Studio を選択(https://studio.youtube.com/)
  4. 左側のメニューから「アナリティクス」をクリック
  5. 「詳細」もしくは「詳細モード」をクリック

ここにある「インプレッション数」がサムネイルの表示回数で、「インプレッションのクリック率」がサムネイルのクリック率になります。過去のコンテンツが一覧で表示されるので見やすいです。

スマートフォン

  1. アプリ「YouTube Studio」を起動(要インストール)
  2. 画面下のメニューの「コンテンツ」をタップ
  3. データを確認したい動画を選択
  4. 「動画のアナリティクスに移動」をタップ
  5. アナリティクスの「さらに表示」をタップ
  6. 画面上部の「リーチ」をタップ

ここにある「インプレッション数」がサムネイルの表示回数で、「インプレッションのクリック率」がサムネイルのクリック率になります。動画ひとつずつ確認しないといけないので、パソコンのような一覧性はありません。

この記事を書いた人

北野 啓太郎
北野 啓太郎ライター
文章、写真、動画を駆使したWebコンテンツ制作が得意なフリーランサー。会社員時代に始めたブログがきっかけでヘッドハンティング。レゲエ専門メディアの編集長を経て、独立しました。強み:初対面の方と何時間でも話せる。インタビューも好き。弱み:打たれ弱い。

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