ハック「ジュワット餃子」を選ぶ必然を演出!結果はいかに…?
目次
ジュワット餃子とは?
ジュワット餃子は、イタリアンのオーナーシェフ石原明さんがコロナ禍で厳しい現状を打開するため、新規事業として始めた、無接触・24時間無人販売の冷凍餃子の店です。
直近ではNTV「バケット」でも紹介され味はお墨付き。21年4月にオープン。わずか1年で直営とフランチャイズ含めて4店舗展開中。(22年4月現在)
地元密着型の店舗から全国区を目指しています。
戦略会議のアイデアを企画書に落とし込む
I am編集部であがった企画案を具体的な提案に落とし込んでいきます
まずはコンセプトから
一見、冷凍餃子の店と思えない独特なインパクトを活かしつつ、ほかの店と異なるオリジナリティ、「ジュワット餃子」にしかない持ち味をきちんと伝わるように表に出します。
せっかく餃子を食べるなら「ジュワット餃子を食べたい」という購買の選択肢をUPさせます。
立地からターゲットを絞る
立地は駅から5分、人の交通量も少なく、足を止めずらい立地。小学校と中学校の間に挟まれた通学路です。
子どもの目に触れる機会が多く、興味をそそるインパクトのある店舗。一度は食べてみたいという思いがあるのではと仮説をたてました。
そしてストーリーをうまく結びつける
(購入すればリーフレットに記載がありますが)
現状、全面に出していない「イタリアンシェフが考案したレシピ」というポイント。イタリアンならではのこだわりをもう少し表に出し、ストーリーを分かりやすく伝えます。
いざ提案!結果はいかに…?
提案した結果……
こちらの予想に反し、意外にもちょっとハードル高め…?と思っていた企画にオーナーの石原さんが興味を示し、
実行可能かどうかの検討に入って頂く形になりました!
提案後のフィードバックで
石原さん、いかがでしょうか?
石原さん
キャラクターを作って見せ方を変える、おまけを作るという企画ももちろんありだと思っていますが……マイナーチェンジしたところでお客さんに気付いてもらうことは案外難しいんですよね。
つまり費用対効果に見合わない場合があります。
なるほど…、確かにそうですね
石原さん
どうせやるならハードルは高いけど、新しいチャレンジをしてみたいです。
今は順調にきていますが、いつまで続くかわかりませんし売れ筋商品だけがあればいい、ということでもありません。
それはお店のコンセプトに関してもそうで、現状にこだわらず、変化していくということは常に考えています。
お客さんを飽きさせず、長く愛され選んで頂くために新商品の開発は常時行っています。
常に変化し新しいことに挑戦する姿勢が必要なんですね。
確かに、現状に満足したら全国区を目指すことは難しいですよね。
今回このような機会を頂き、本当にたくさんの学びがありました。
さらに、その姿勢に共感し I am編集部はこれからもジュワット餃子さんを応援していきます!
没になった企画をご紹介!
企画① ジュワット餃子1個につきガチャポン1回!
ファミレスや回転寿司などでよく目にする、おまけのガチャポンを用い「1個お買い上げの方に1回ガチャポン」という企画。
お子様連れのお母さんに足を止めてもらうきっかけを作れるのでは?と考え、さらに訴求力のあるキャラクターも作ってみました。
企画② ジュワット餃子の中にオリジナルキャラクターが入ってる!
リサーチしていく中で、キャラ餃子がバズっていたのを目にし、ジュワット餃子オリジナルのキャラクターが当たりとして入ってくるという企画。
天使は甘く、悪魔は激辛というわくわく感と映えを演出した企画。(よく考えるとなぜ2種類?とツッコミたくなります…)
改めて、このような提案にも最後までしっかり耳を傾け、ご検討頂きましてありがとうございます!
余談ですが、このキャラクターはどのように生まれたかといいますと
編集部3人がそれぞれ書いたキャラクターのラフを統合し、
ココナラでイラストをデータに起こせるデザイナーさんを探し当て、このラフを仕上げてもらいました。
いつかキャラクターは作ってみたい、と石原さんご自身も考えていたそうです。
まずはメインとなる主軸のキャラクターを作ってから、天使と悪魔をサブキャラ的に今後検討したいとのこで、残念ながら今回は不採用でした…。
このとぼけた感じの可愛げあるキャラクター。
何かに使いたい気もします…。
採用された企画とは?
一体何が実現可能と検討頂けることになったかと言いますと、
それは新商品の開発でした。
こちらから提案しておきながら、新商品の開発というのはとても大変なのでは…?
という一抹の不安を感じながらも、実現すれば、こんな餃子があったらとりあえず買ってみたい!
そんな購買意欲をそそる自信ありの新商品企画です。
具体的には、イタリアンならではの”あの食材”を用い、ワインとマリアージュする餃子です。
とっても楽しみです!
次回予告
これから商品開発検討に入るため、次回の配信は少し先になるかもしれません。
引き続きレポートします。
取材・文・写真/I am 編集部