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インタビュー

都心で「持ち家、マイカー、子ども」を持つには給料1本では足りない! 自分で稼ぐ力の育て方〈ベランダ飯・サンツォ/第3話〉

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お昼休みの1時間で稼ぐ。会社勤めをしながら好きなことでお金を稼ぐために必要な2つの方法をお伝えします!

サンツォ

プロフィール

ブロガー/インスタグラマーサンツォ

1976年生まれ。東京都出身。合同会社田舎暮らし 代表。

会社の給料だけでは生活がカツカツ。会社を辞めずに副業で稼ぎたい!

ブログ・アフリエイトで月収100万円超をおよそ4年間継続し、さらにインスタグラマー『ベランダ飯』として書籍化されるなど人気を博しているサンツォさんに、隙間時間を活かして稼ぐ方法を伺いました。

全3話。今回の第3話では、会社勤めを続けながら好きなことで副業をするメリットをお伝えします! フリーランスとして独立せず、会社員であることを活かす方法があるのです。

第1話はこちらからどうぞ。

第2話はこちらからどうぞ。

いつかは稼げると信じる力

好きをお金に変えるにはどうすれば良いと、サンツォさんはお考えですか。

個人で稼げるプラットフォームって、いっぱいあると思います。ブログもそうだし、Instagramも、YouTubeも、TikTokも、Twitterも、今はいろいろあるじゃないですか。どれを使っても良いと思います。
自分に合っているプラットフォームはそれぞれ違うと思うんですけど、どれか一つ当たると思うんですよ。だからそこにどれだけ自分の力を集中投下できて、他の人よりも変態的にやれるかっていうところができれば(*1)、僕は絶対に成功すると思っています。

*1. 変態的にやる – 稼ぐ記事を作るための取り組み方。サンツォさんインタビュー第2話の「ブログ収益、月100万円以上をキープ! 稼げる記事の書き方」の項目をご欄ください。

一点集中で絞り込んだ後はとことん突き詰めるってことですね

やりたいことは、時間さえかければ絶対に成功させる自信があるんです。

それは「諦めない」ってことですか? 最終的には。

僕は「いつかは稼げるだろう」と思っているから辞めずに続けられていますが、そういう経験がない人は努力した先に結果がでることを信じられないと思うんですね。体験したことがないから。だから、諦めない(続ける)は要素の一つです。

変態的に突き詰める力

あと重要なのは、「人より集中的にできるかどうか」です。変態的に突き詰めているかどうかと思います。「諦めない」「突き詰める」その二つがあれば別に、本当に好きなことなのであれば成功するのかなと思います。

好きなことであれば、他人が追随できないほど、とことんまで変態的に突き詰めていくと。

それで成功できない人は居ないんじゃないかな、と思っています。

前回「ひとつのブログ記事の制作に4ヶ月かける」なんて話をお聞きしましたが、そんなのできないというか、そもそもそんな発想が浮かばないじゃないですか。だからこそ、他を圧倒すためにそこまで突き詰めるのが大事ってことですよね。

これはブロガーに限った話かもしれませんが、上手なやり方が世の中に溢れすぎているので、ほとんどの方がフォーマット通りのやり方しかやっていないと思うんです。でも、これだけプレイヤーが増えてくると、成功するためにはフォーマット外のことをしないと成功できないと思います。そこを勘違いしている人は多い気がします。

サンツォさんがブログを始められた頃と比べると、ブロガーやアフィリエイターのスキルはすごく上がっていますよね。そこで突き抜けるためにはもう一歩前へいかないといけない、と。

そうですね。

何においても、きっとそうですよね。他のジャンルでも、これまで手探りだったものがマニュアル化されたものは沢山あるような気がします。

そうですね。ただ、マニュアルも正しいとは思うんです。成功している人の体験なので。大事なのは、そのマニュアルが出回れば出回るほど、やり口が統一化されてしまうということ。そうするとだんだん稼げなくなってきます。

その一線を超えないと稼げるところへ到達できない、と。

一線を超えられないっていうより、「人の真似ばかりだと、やっぱり大きく稼げないよね」ということだと思います。月1万円、2万円なら稼げるんでしょうけど、それ以上稼ごうと思ったら自分なりのやり方を開拓していく必要があると思います。

続けても成功できないときは?  撤退ポイントは自分が飽きたとき

サンツォさんがこれまでいろいろと取り組まれてきた中で、辞めたこともあると思います。「どこまで続ければいいのだろう……」と思いながら辞める決断に迫られたとき、撤退の決断というのはどういうふうにすればいいでしょうか。

撤退ポイントみたいなカッコいいことは別に決めてないんですけど、僕は飽きたらやめます。

分かりやすい。好きが故に、ですよね。

飽きるということは、きっとユーザーも飽きていると思います。飽きている人が作っているコンテンツは、つまらないと思うので。

自分でワクワクしながら、「これ、絶対面白いだろ!」みたいにやらないと、読者はわかっちゃうってことですよね。

そうです。Instagramのベランダ飯も、「これ美味しいよ! 見て見て」「iPhoneの写真や動画で、どうしても伝えたいんだぁ〜!」って熱量を持っているから、フォロワーが増え続けていると思います。「なんか面倒くさいなあ。これくらいにしておこうか」「写真のレタッチは5分でサクッと済ませよう」みたいに思ってしまったら、多分終わりだと思います。

突き詰めていく熱量がなくなると必然と人は離れていきますね

はい、ひとつはそうですね。あと、撤退ポイントやっぱり決めておくべきですね、最初に。たとえば、「1年間やってここの売り上げまで達せなかったら辞める」とか、「3ヶ月やって思ったほどじゃなかったら辞める」とか。あとは、ピークアウトです。

10万円を10個で100万円。100万円を10個で1000万円

ピークアウトは悩ましいですよね。「いつか元に戻るんじゃないかな」ってあがくじゃないですか。

たしかにピークアウトでの判断は、本当に難しいです。
僕のこれまでの失敗は全部それですね。ピークアウトしたものをどこまでも引きずっちゃって、ドツボにハマってしまう。

ピークアウトしたものでもがき続けるより、全く新しいことをした方が早かった?

そうです。でも、かつて月に300万円とか400万円を稼いでいたブログをすっぱり辞められるのか……というとね。辞められないじゃないですか。

その執着をどのように手放せばいいですか?

だから、ピークアウトはある前提として、「毎年何か新しいことをやろう」っていう努力は必要だと思います。

だからブロガーをやりつつインスタグラマーも始めた訳ですね。

僕も別に、一つのブログだけで稼ぐのが良いとは思っていなくて。100万円稼ぐためには、10万円稼げるものを10個用意すれば良いと考えています。
 
1,000万円稼ぐなら、100万円を10個用意すれば良い。そういう小さな柱みたいなのをどんどん作っていくのが、稼ぎ続けるための秘訣です。

会社員も自分という資本を使った事業の一つである

サンツォさんは、なぜ会社員を辞めないのですか? ご自身でビジネスを立ち上げ稼いでいるから、勤め人は卒業しても大丈夫ですよね。

辞めることはできるのですが、会社もやっぱり自分の事業の一つなんです。

会社員も副業と同じくくりなんですね

自分という資本を使った事業の一つが、会社勤め。会社員って、病気で寝込んでも有給休暇があったり、社会保険料の一部を負担してくれていたり、社会的地位があったり、いろいろなメリットがあるので辞める理由がないんですよ。

でも、確実に時間は取られちゃうんじゃないですか。

それも、会社でやらされていることを自分のビジネスに有効活用できるような工夫と努力をすればいいと思います。
 
僕のマーケティングのキャリアは、パンフレットや雑誌広告などを編集するところからスタートしているんですけど、それが今はウェブメディアの制作・運営につながっています。時間の拘束はもちろんありますが、会社で培ったノウハウは、自分のビジネスにも活かすことができるんです。

どんな会社、どんな部署で働くかも重要なポイントになりそうですね。

そうですね。自分がどこの部署で働くのか、そこでどういう仕事をするのかについては、コントロールして行く必要はあると思います。

そのとき、会社以外の稼ぎがあると強気でいられますね。首になっても路頭に迷わないので、「俺はこの部署でキャリアを積みたい」と会社に言える。

まともな会社だったら、社員のわがままや意気込みはある程度聞いてくれるんじゃないですか。たとえ実績が無くても、「ここで働きたいんだ!」っていう熱心な社員に対しては、きっと異動のチャンスを与えてくれると思います。

今は副業OKの会社も増えていて、会社としてもそれによるシナジー(相互作用)を狙っているところもありそうです。会社内だけで完結する仕事だとイノベーションも起こりづらいので。逆にいうと社員が外でやっている経験が、むしろ会社に貢献することにもなり得ますね。

そうですね。会社もそう考えないといけないし、働き手側もそう考えないといけないし、双方が意識しないと日本の社会はこの先持たないかもしれませんね。

これからは会社員の給料1本ではやっていけない

あと僕は、こんな東京の片隅で、狭い家に暮らして、車も中古で、そんなに贅沢もしていない。でも、会社の給料だけだと厳しいです。他でも稼がないと。きっと、多くの方もそうだと思うんですよ。

フルタイムで会社勤めをしていても、生活がカツカツの方は多いと思います。

そう考えると、自分でゼロからお金を生み出して、月に数万円でも稼げる力を身につけていかないと、これから生きていくには厳しいと思うんですよね。

それはまさに、I amの読者さんに伝えたいメッセージですね。とはいえ、雇われマインドになっている方は、そうは思っていてもなかなか動けないこともありそうです。そういう方に何かアドバイスはありますか?

そうですね。僕も30代後半から始めたので、I am読者さんとは近いところにいると思います。まず、お金を稼ぐことって、実はそんなに難しくないんです。ブログで月に1万円稼ぐことなんて、多分みんなできると思います。

つまり、やればできます。やればできることを、やらずにいるだけだと思います。

つい「時間がない」とか「やりたいことがない」とか言い訳しちゃうんですよね……

だから本当に悩むぐらいだったらやったほうがいいです。それしか無いと思います。すごく偉そうに言っていますけど、そんなに難しい事じゃないですから。

リモートワークだったらお昼の空いた時間などのちょっとした隙間時間でもいいから、何か始めてみるってことですね。

はい、昼休みの1時間だけでも100万円稼げるメディアは作れますから。

いや、すごい!(拍手) 勇気が湧きますね、背中が押されました。昼休みの1時間だけで、新しい何者かになれるだなんて。感動しました。

好きなことを仕事にしてお金を稼ぐ方法、3つのポイント!

散々良いお話をうかがってきたのですが、改めて最後に読者へメッセージをお願いします!

今回のお伝えしたことは、3つのポイントにまとめることができます。
 
まずは自分が好きなことをお金に変える努力をする。次に、始めたら変態的な努力をする。他の人が追いつけないくらいに差異をつける。
 
そして、何も始めないことが一番ダメだと思うので、僕みたいに会社の昼休みの1時間だけでもいいので、とにかく何か初めてみることです。始めてみたら結構簡単なんですよ、お金稼ぐことって。そんなに難しいことじゃないので、1時間でも隙間時間があったらそこを有効活用する。この3つですね。

1)自分の好きをお金に変える努力をする
2)変態的な努力をし、他人が追いつけないほど差をつける
3)隙間時間でもできる! 空いた時間を活用する

なるほど、今回はすごく勉強なりました。ありがとうございました!

ありがとうございました!

第1話第2話はこちらからどうぞ。

取材/I am 編集部、北野啓太郎
文/北野啓太郎
写真/田尻陽子

この記事を書いた人

kidokoro

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