キャリアの世界基準は「美しい歯」。高価なコスメよりも費用対効果が高い
キャリアの世界基準は「美しい歯」。ニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんにくわしくお聞きします。
プロフィール
イメージコンサルタント一色由美子
成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』を持つトップコンサルタントの一色由美子さん。その教えをお伝えします。
【成功者のバイブル】幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う
目次
3カ月に一度は歯医者でクリーニング
どんなにきれいな女性でも、口を開いた時に見える歯が黄色いともったいないなと思います。ヘアスタイル、メイク、ファッションのすべてが完璧でも、笑った途端に努力が全部ムダになるほど、黄色い歯は美貌を損ねますし、清潔感も損ねます。
私はアメリカに渡って、歯科に対する意識が変わりました。アメリカでの歯科診療は虫歯治療がメインではなく、予防医療がメインなのです。アメリカでは、出世の条件に「美しい歯」という項目があります。歯並びが悪かったり、歯が黄色いと「そこそこの教育しか受けていない=トップの器ではない」と思われてしまうのです。
虫歯がなくとも3カ月から6カ月に一回は歯医者さんでクリーニングをし、必要ならホワイトニング処置をしてください。ホワイトニングは自費診療で数万円のお金がかかることがありますが、高い化粧品をいくつも使うぐらいなら歯に投資をしたほうが費用対効果は高いです。
しっかり歯みがきをしていても、コーヒー、紅茶、ワインなどポリフェノール、タンニン、カテキンが多く含まれる飲料や食品、濃い色の食べ物の色素が染みついて変色します。
また、エイジングによって、象牙質の色が濃くなってきたり、歯の表面を覆うエナメル質が摩耗して薄くなることで象牙質の黄色みが透けてくることも黄ばんだ歯の原因になります。それぞれの原因に合ったホワイトニング処置をドクターや歯科衛生士と相談してみてください。
大人の歯科矯正はフェイスリフトのおまけも?
欧米では歯並びにもこだわりがあり、ティーンエージャーのころに歯列矯正を行うのが一般的です。特に八重歯は〝ドラキュラの牙〟と呼ばれて嫌われるため、抜いてしまうものです。歯列矯正はお金がかかるものですが、口元のコンプレックスもなくなりますし、皆さんの前で堂々とお話ができるようになります。また骨格が変わるため、小顔効果も大いに期待できます。
私は大人になってから矯正しましたが、ぼやけていた顔のラインが変わり、顎がずっとシャープになりました。何よりニューヨークで生活していた際に、コンプレックスを感じず、どこでも堂々としていられました。歯列矯正も今は治療期間や費用に応じた様々な方法がありますから、歯医者さんに相談してみるといいでしょう。
虫歯治療の銀歯があるのも、美しいとはいえません。セラミックやレジン素材の白い歯に入れ替えることをおすすめします。銀歯は見た目だけでなく、歯茎を変色させたり、ある時突然、金属アレルギーを引き起こすおそれがありますし、発がん性があるともいわれています。
ただ、白い歯は自費治療のため、高額なのは事実。お財布と相談になるとは思いますが、歯は一生お付き合いするものですし、顔の真ん中にあって影響力の大きいものです。費用は地域や歯医者さんによって大きく異なりますので、何軒かのクリニックに問い合わせてみてください。
歯のケアにかける費用には、その金額以上のリターンがあります。特に歯にコンプレックスのある人は思い切って歯医者さんに行ってください。口元を気にせず人と話すことができ、手で口を覆わずに笑うことができるようになります。それだけで人生が明るくなるはずです。
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『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』より「出世の世界基準は美しい歯」を再構成してご紹介しました(第7回/全20回)。
構成/村上いろは