Interview
インタビュー

40代を超えると、美人ほど「ノーメイクの罠」にハマりやすい

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40代は美人ほどノーメイクの罠にハマりやすい。その理由をニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんに教わります。

プロフィール

イメージコンサルタント一色由美子

いっしきゆみこ イメージコンサルタント。Y Style New York&Tokyo代表。(社)日本アンチエイジング・ダイエット協会理事長。著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』『ニューヨーク・ミリオネアの教え 一生モノの美しさを手に入れた人が幸せになる』(ともに大和書房)などがある。

成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』を持つトップコンサルタントの一色由美子さん。その教えをお伝えします。

【写真】幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う

ノーメイクは社会で通用する?

「メイクをするべきですか?」「メイクをしても変わらないのでしていません」

すっぴん派かメイク派か意見が大きく分かれるところですが、イメージコンサルタントの立場からいえば、女性にとってのメイクは社会人としての礼儀、エチケットだと思います。

職場にノーメイクで出かけるのは、寝起きのまま歩いているのと同じこと。もちろん汗をたくさんかく厨房のようなところで働いている方は、メイクしていても落ちてしまったり、衛生面の問題もあるので、メイクをしなくても仕方ありません。ただ、特別な場合を除き、メイクをすることは相手に敬意を払うという意味も含まれているのです。いくらきちんとした服装をしていても、眉も整えず、クスミやシワが目立つ肌のままで人前に立つのは大人の女性としての常識を疑われても仕方ありません。

私は時々医療系クリニックなどでコンサルティングを行いますが、男性のドクターからこっそり「ノーメイクで身なりにも構わない子たちに、きれいにするように教えてほしい」といわれることも。男性のドクターがいうと、セクハラ、パワハラと思われかねないので依頼されるのです。ドクターたちがいっているのは当然のこと。スタッフがきれいにして、笑顔で患者さんを迎えてくれれば、クリニック全体の雰囲気がよくなり、イメージアップにつながるからです。

若く見えるよりも「知性ある大人の女性」に価値がある

私のところにコンサルティングに見える女性の中にはずっとメイクをしてこなかった方も実は少なくありません。そういう方は肌がとてもきれいで、メイクでシミやクスミを消す必要がなく、ファンデーションを塗らなくても見劣りはしません。美人の顔立ちの方も多いです。

ですが、20代のころはメイクをしなくても可愛らしかった女性も、30代、40代と年月を重ねていくと、どんなに肌がきれいでもノーメイクではあまり良いことが起こらないのです。

海外旅行でミュージアムに入る際、30代なのに高校生料金を求められた、飛行機の中で、隣の席の外国人男性に子どもだと思われて話しかけられた、などです。それを「若く見えてラッキー」と取るとしたら、ちょっと残念です。

子どもっぽく見られるより、知性ある成熟した女性、大人の美しい女性として扱ってもらうことのほうが、あなたの価値を高めるからです。派手ではない、清楚な女性を目指すにしても、きちんとしたメイクアップが必要なのです。

もちろん、いつでもバッチリなフルメイクが必要ということではありません。私も近所のスーパーへは大きなサングラスにすっぴんで出かけてしまいますし、一般には職場に派手なメイクで出勤しては逆にマナー違反です。赤ちゃんに触れるママが、派手なお化粧をしているのも違和感があります。「今の自分の立場や、これから会う相手に合わせる」ということを想像すれば、自然とTPOに沿ったメイクができるはずです。

* * *

『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』より「美人な人ほどノーメイクの罠にハマりやすい」を再構成してご紹介しました(第6回/全20回)。

構成/村上いろは

この記事を書いた人

一色由美子
一色由美子イメージコンサルタント
いっしきゆみこ イメージコンサルタント。Y Style New York&Tokyo代表。東京女子大学卒業後、日産自動車株式会社に就職。結婚、出産を経て2002年ニューヨークへ。ドミニク・イズベックに師事したのち、「Y Style New York」を立ち上げ、ミリオネア、エグゼクティブのコンサルティングを手がける。著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(大和書房)などがある。

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