Interview
インタビュー

南野陽子、38年ぶりの特撮ドラマ。「ヨーヨーをやりたい」けど、ひざと相談してから!?南野陽子、38年ぶりの特撮ドラマ。「ヨーヨーをやりたい」けど、ひざと相談してから!?

ログインすると、この記事をストックできます。

南野陽子

「令和仮面ライダー」の5作目「仮面ライダーガッチャ―ド」(テレビ朝日系、毎週日曜午前9時)が9月3日にスタートする。定食屋を切り盛りする令和の肝っ玉母さんを演じる南野陽子さんに、元気を出したいときに食べるものについて、さらに京都で行っている米作りについて聞きました。

南野陽子

プロフィール

俳優南野陽子

(みなみのようこ)兵庫県生まれ。18才の誕生日に「恥ずかしすぎて」で歌手デビュー。オリコンチャート9作品で1位となる。ドラマでも「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」(85年)で主人公の2代目・麻宮サキ役を演じ、一躍トップアイドルに上り詰めた。近年もNHK大河ドラマ「西郷どん」(18年)、ドラマ「半沢直樹」(20年)などの話題作に出演。2023年に、日本カンボジア友好関係70周年親善大使に任命。

東映の特撮作品が初めての主演作だったという南野陽子さん。“鉄の仮面”をかぶっていた10代のときに経験した現場で「育ててもらった」と感謝。若いキャストに「学んだことを伝えたい」と意気込んでいます。

――「仮面ライダーガッチャ―ド」では、主人公・一ノ瀬宝太郎(本島純政)の母親・珠美を演じます。

南野:高校2年生のときに、生まれ育った兵庫県から単身上京し芸能界入りしました。18歳のとき、東映の特撮作品だったドラマ「スケバン刑事Ⅱ~少女鉄仮面伝説~」への出演が決まり、この作品が生まれて初めての主演作でした。当時は“鉄の仮面”をかぶっていましたが、今回は若い子たちを見守るお母さん役(笑)。お話をいただいたときは「え! 悪役?」という思いもよぎったのですが、お母さん役だと聞いて、ちょっとホッとしました。特撮作品の現場で育てていただいたという思いがあるので、私が学んできたことを若い人たちに伝えることで恩返しできたらと思っています。

――俳優の先輩として、若手キャストに伝えたいことはありますか。

南野:特撮作品は時間がかかりますし、脚本を読んでも想像しにくい部分があると思います。自分が何をしているのか、どういう風に出来上がるのか、モヤモヤすることもあると思うのですが、そこは、ここにいる全員が自分の味方だと信じて取り組んでいけば、出来上がったときに思った以上のいい“画”になっていると思います。くじけそうなときこそ、みんなを信じ励まし合って、春も夏も秋も冬も1年間、撮影所で過ごしてほしいです。

――「スケバン刑事」では、ヨーヨーを武器に悪の組織に立ち向かう女子高生・麻宮サキとしてアクションを見せてくれました。

南野:現時点ではアクションはないと聞いていますが、東映の特撮ものは話が変わっていくこともあります。やりたい気持ちもあるのですが、ひざの調子と相談して…(笑)。「お手柔らかに」という思いです。

――南野さん演じる珠美は、女手1つで定食屋を切り盛りする女性です。店ではオリジナルの創作料理で、客らに活力を与える令和の肝っ玉母さんですが、南野さんご自身の“パワー飯”はどのようなものですか。

南野:私は白いご飯が大好きなので、ご飯に合うおかずがパワー飯ですね。元気をチャージしたいときには、お肉とか、ハンバーグとかをいただくことが多いです。

――白いご飯と言えば、南野さんは2022年から京都・舞鶴市の室牛(むろじ)地区でお米作りをされていますよね。

南野:そうなんです。舞鶴の中でも、室牛地区は過疎化が進んでいるので、田んぼが枯れないよう水田を守っているみなさんと一緒にお米作りをしています。5月に田植えをして、7月に草刈り。9月に稲刈りを行います。収穫は約1トンを見込んでいるそうです。

――同プロジェクトの発起人でもある、音楽プロデューサーの宗本康兵さんと一緒に、曲作りをなさっているそうですね。

南野:はい。宗本さんの曲に私が詞を書いています。舞鶴はシベリアに抑留されていた日本兵がロシアからの引き揚げ船に乗って帰還した港がある場所なので、「再会が似合う街」をテーマに歌詞を考えました。稲刈りに行ったときに歌わせていただく予定です。

取材・執筆/翡翠

==

▼公開情報

『仮⾯ライダーガッチャード』

2023 年9⽉3⽇(⽇)スタート!

【毎週⽇曜】 テレビ朝⽇系 午前 9:00〜9:30 放送

仮⾯ライダーガッチャード

ログインすると、この記事をストックできます。

この記事をシェアする
  • LINEアイコン
  • Twitterアイコン
  • Facebookアイコン