経験を仕事仕事を通して「自分の持っているものを困っている人に役立てることで支え合えたい」（ITコンサルタント／小笠原記子）

本業も副業も、天職だと思っています。本業はコンサルタントという仕事なので、相手が主体で自分は支援者という役割ですが、性格にも合っていると思います。副業は、思考トレーニングとはいえ、相手の気づきを引き出すのが仕事なので、引いてみるとどちらも同じような仕事をしていると思っています。

本業では、相手から感謝されるとき。副業では、相手が思考の面白さに気づいた瞬間に立ち会えたときです。全ての苦労や疲れが吹き飛びます。

VUCA時代に大切なことは、複雑な社会の中で、解くべき問題を発見したり新しいサービスを生み出すことだと考えています。だから、本業は仕事を通じて、副業では子どもたちへの教育を通じて、未来を創る力をもった企業や人を増やすことに貢献したいと思っています。

相手がうまく言語化できない想いや、問題を、自分との対話を通じて明確にすることができてスッキリしたとき。

本業の仕事を選んだときから、ITとビジネスの両方が分かるコンサルタントを目指していました。足りないことを気にすればキリがないですが、ぼんやりと描いていた理想像には近づけたと思います。

余裕は増えていませんが、自分でコントロールできる時間は増えました。職位が上がったことで、自分が意思決定できることが増えたからだと思っています。

働き方自体は長年たいして変わりませんが、キャリアを重ねる中で収入は増えました。副業の方は活動を止めているので収入は変わらずです。

本業の中で、自分が仲間と一緒に作り上げたソリューションを広めて、たくさんのお客様の問題を解決することです。

毎日地道にコツコツと同じことを続けることが苦手です。変化の見込めないことはやりたくありません。

自分の理想が強すぎて、現実が伴わない時期は何度も諦めたくなりました。この先、これ以上続けることを諦めるとしたら、50歳という年齢の区切りがきたときだと思います。昔から、人生100年、半分経ったら新しい人生をスタートしたい、と考えてきました。

困っている人が私の力を必要としていることが分かると、どんなに自分が辛い状況でも、なんとか期待に応えたいと思えます。

長く続ける仕事には「やりがい」が絶対に必要だと思います。「やりがい」がなくてもできる仕事はありますが、ある程度の割り切りがないとやれないので、仕事として継続するには「やりがい」があってほしいです。

長く続ける仕事には「お金」つまり対価を受け取ることが絶対に必要だと思います。「お金」をもらえなくてもできる仕事はありますが、ある程度の割り切りがないとやれないので、仕事として継続するには「お金」を対価として受け取りたいです。

本業はリモートワークでやれるので、住まいの場所には拘りません。快適に仕事ができる空間であればどこでも良いと思っています。

誰もが知る大手企業で事業に携わっている方々と一緒に仕事をする経験は、今の仕事をしていたからこそだと思っています。副業では、目をキラキラさせた幼児や小学生とコミュニケーションがとれる経験が貴重です。

寝る時間を大切にしています。寝不足になると思考力が落ちてパフォーマンスが明らかに下がるので、どんなに仕事に追われていても寝ることを優先するようにしています。

自分の体調が良いことと、自分の家族が幸せであることが大切だと思います。

本業そのものなので、特に対応というほどのことはしていません。新しい技術が出てきて興味を持てれば、なるべく早く使って自分なりの評価を人に伝えるようにはしています。

AIを使いこなす仕事をしているので、AIは自分の仕事や生活を豊かにしてくれるパートナーだと思っています。なので、AIに仕事を奪われることはない（むしろ一体化していく）です。

困っている人を助けること、です。自分のもっているもの（知識や知恵、スキル）を、もっていなくて困っている人のために使う。そうやって、お互いに支え合えたら良いと思って仕事をしています。