経験を仕事日々できる努力を。一つの出来事ではなく、日々の積み重ねがチャンスに繋がる〈デザイナー、活版印刷工/森国雅子さん〉

多様な働き方のリアルを聞きました!起業のトライ&エラー。起業したあとすべてが順風満帆にいくとは限らない。一番知りたい失敗談と成功のコツを森国雅子さんに聞きました。

プロフィール
デザイナー、活版印刷工森国雅子
失敗談を教えてください!
忘れられない大失敗はありましたか?

あったかも知れませんが、忘れてしまうくらいなので、大したことないものだと思います。
仕事と家族(プライベート)のバランスは?

専業主婦が長かった分、家事や子育ての比重が私自身に多い状況で仕事をスタートしたので、夫は仕事は応援してくれていましたが、家事や子育てに関しての理解はとても時間がかかりました。
これまでどんなクレームがありましたか?

あります。弊社のミスの場合は謝罪した上でできる限りの対応をします。でも、クレームに繋がったものは変な言いがかりをつけてくるものだったので、然るべき場所に相談して対応したこともありました。
「あの時、やってよかった!」ことは?

一つの出来事ではなく、日々の積み重ねがチャンスに繋がるのだと感じています。
「あの時、やればよかった」ことは?

あまり過去のことは振り返りません。振り返っても過ぎてしまった時間は戻ってこないですし、落ち込んでいる時間は無駄だと年を重ねて理解したので、今からできることを考えようと切り替えるようにしています。
「あの時、やらなきゃよかった」ことは?

失敗も成功も、全てのことに意味があると思っているので、特にありません。
「集客ができない」「案件が取れない」時どうする?

SNSの更新など、日々できる努力はするようにしています。
今、困ってることは?

活版印刷の技術の継承です。昨年74歳の印刷工が引退しました。現在弊社の印刷工は私一人になります。もし私が今、機械を使えなくなったとしたら誰がこの印刷機を回すのだろうという漠然な不安があります。印刷工の仕事自体は、意外に誰でもスタートできると個人的には思っています。しかし、機械はとりあえず動かせたとしても、印刷工としてはトライ&エラーを繰り返し、長い時間をかけて経験を積んでいくこと、そして仕事を面白がって継続していくことが最も大切だと感じているので、長いスパンで仕事に関わってもらえる人とこれから出会っていけたらと思っています。
「辞めたい」と思ったことは?

瞬発的に思うことはあっても、仕事がない人生が考えられないので、すぐに思いとどまります。
仕事で騙されたことがある?

私自身はないですが、クライアントの女性が被害に遭ったので、同じ働く女性としても許せない気持ちでいます。
失敗してもうまく行く方法は?
実は起業するのが不安だった?

不安はありましたが、ワクワクした気持ちの方が勝っていました。
うまくいかない時、どうやって乗り越える?

仲間や友人に話を聞いてもらいます。
コレをやったら「うまくいった」ことは?

自分がしたいこと、実現したいことは、積極的に言葉にすると、いい流れが来るような気がします。
コレをやったら「うまくいかなくなった」ことは?

日々、トライ&エラーです。
効果的だった投資、効果がなかった投資は?

活版印刷の仕事内容がわかる短い動画を作っていただきました(数十万)。様々な人の手を介して商品が出来上がっていることがお客様にも伝わり、イベント会場などで流すと、好評いただいています。
SNSでは何に力を入れてる?

美しい写真と、読んで不快にならない、落ち着いた文章を組み合わせることです。決して読んでいて悲しくなるネガティブな内容は投稿しません。
webサイトは持ってる?

自分自身で作成しました。見やすくわかりやすいシンプルなものにしています。
集客の何割くらいが知人からの紹介?

1割を切るくらいです。
人脈と戦略、どっちが大事?

どちらも大切だと思います。
何もうまくいかない時に救ってくれた言葉は?

「森国さんは、100点は取れないけど、常に70点を取れるデザイナー」と言われた時は、一瞬落ち込みましたが、「実はこれって私の強みでは?」と思うようになりました。尖ったことはできませんが、多くの人に受け入れられるデザインや商品を生み出すことができるのではないかと思っています。