「好きなことを仕事にする」って可能?《はじめての副業入門》副業フリーランサーに聞いた「会社員が副業フリーランスをやるべき理由」
会社員は安心? それとも不安? 安心して好きなことを仕事にするための基礎知識。
目次
1500万人を突破したフリーランス
2019年、政府が働き方改革関連法を施行し、副業・兼業を促したことで、新しい働き方、副業、パラレルワークを後押しする流れが加速しています。
会社に働きながら、自分の好きなことを仕事にして副収入を得る副業フリーランスや、会社員から卒業してフリーランスとして働き始める人も増えました。
フリーランスという言葉から連想する働き方は十人十色。SEやライター、フォトグラファーなど専門性の高いプロフェッショナルが独立して仕事をしているというイメージを持つ人もいれば、会社員として働きつつ週末に自分の趣味を仕事にして副収入を得ている人をイメージする人もいるかもしれません。
プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会によると、フリーランスとは「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」と定義。つまり、組織に所属せずに働いている人の総称として捉えることができます。
ランサーズ株式会社が発表した『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、調査を開始した2015年に比べてフリーランス人口は640万人増加。1577万人に上り、経済規模は23.8兆円に上ることがわかりました。
またフリーランスのうち77.1%にあたる1216万人が「仕事に対する高いプロ意識を持っている」と答えています。マネジメント経験のあるフリーランスも30%を超えていることから、企業に務めるマネジメント職の人たちがコロナ禍によるテレワークの実施に呼応して、フリーランスという働き方を実施していることが想像できます。
会社員は安定、フリーランスは不安定?
「会社員の方が安心。独立するなんて怖くてできない」
「独立したら収入が減ると思う」
Iamの読者の中にもこういう人は少なくないかもしれませんが、Iamの企画「100本ノック」の回答を見てみると、●%の人が会社員時代に比べて収入が増えたと回答。会社を辞めるんじゃなかったと思うことはないと答えた人も●%いました。
ビジネス系フリーランス女性と企業をマッチングする事業や、女性のための再就職支援事業などを行う人材会社Warisで実施した「フリーランスの幸せ度実態調査」によると、9割以上の人が満足しているという結果がでました。
さらに、同社による「フリーランスのメンタルヘルスに関する調査」によると、メンタルヘルスが良好だと言う人はフリーランスで69.5%、会社員は56.9%という結果に。また、さらに分析したところ、メンタルヘルスが良好な人は中央値で年収450万円で、より高い報酬をえてフリーランスとして働いている人ほどメンタルヘルスが良好だということが見えてきました。
副業フリーランスが増加する理由
一昔前に比べて副業フリーランスが増えていますが、これには、働き方改革の影響があります。厚生労働省が「副業・検校の促進に関するガイドライン」を発信したことで、大手企業がこぞって副業を解禁。優秀な人材の獲得と流出を防ぎ、労働者が社内では得られない知識やスキルを獲得することができるとしています。
副業に力を入れている企業を挙げてみましょう。
ロート製薬株式会社では副業は届出制となっていて、社外チャレンジワーク(副業)実践者数が延べ81名で、美容WEBライターや大学講師、外国語講師などで働く人がいて、社内兼務を実践しています。
また日本経済新聞によると、カゴメ株式会社では、2019年より月45時間を上限として、副業を解禁し、いくつかの条件と必要に応じて保健師の面談を受ける制度になっていて、無理な副業による社員の健康状況悪化を防ぐ対策も取られています。
カゴメとロートは以前日経BPのCHO Summit 2019で取材しているので、取り上げました。
また、エン・ジャパンによるアンケート調査では、中小企業の25%が副業を容認。その理由として「社員の収入増」がトップにあがっています。
今会社員である人が副業フリーランスとして好きを仕事にする一歩が踏み出せるかどうかは、会社で副業が解禁されているかにもよりますが、年間48万円を超えない範囲でなら確定申告も必要ないため、好きなことを仕事にする第一歩として、副業としてフリーランス のわらじを履くのも選択肢のひとつと言えるかもしれません。
副業フリーランスの魅力と注意点
そもそもフリーランスと個人事業主の違いは?
フリーランスは、特定の企業や団体に所属せずに業務を行う「働き方」の呼称です。1人で事業を行っている人は大半がフリーランスであると言えますが、ここには一人で法人を立ち上げて活動している人も含まれます。
個人事業主はというと、株式会社などの法人を設立せずに、税務署に開業届を提出したという「税務上の区分」を指しています。開業届を出すことで税法上の個人事業主という立場になり、青色申告が利用できます。ポイントは「法人ではないが、税法上の正式な名称」であるということです。
さらに自営業者はというと、「自ら事業を営む人」を指し、業種や形態を問わずに自身で事業を営んでいるという人はこれに該当します。
フリーランスでも法人化は可能で、個人事業主であっても働き方によってはフリーランス に含まれるというわけです。
会社設立には多くのコストや手間などがかかるため、会社員として企業や団体に所属をしている人が、独立、または並行して事業を始める場合は、フリーランス、または開業届を出して個人事業主からはじめるケースが多いのです。
副業フリーランスとは?
副業を解禁する企業が増える中で、会社員として組織に属し給与を受け取りながら、週末や終業前後の自分の時間を使ってフリーランスとして働く人が増えてきました。
WEBライターや週末フォトグラファー、動画編集など、仕事ごとに契約して仕事をする人や、フリーランスの人と仕事を依頼したい人をつなぐプラットホームを介して、書類作成代行や講師、広報、経理など本業のスキルを使って仕事を請け負う人もいます。
本業を続けながら副業で収入が得られるので、単純に収入アップが見込めること、「いずれ独立したいけれどいきなり会社をやめるのが怖い」という人が、本業で収入を得ながらフリーランスや起業して独立するための土台をつくることも可能です。
最近は、クラウドソーシングサービスのプラットホームも増えてきているので、副業ではじめられる仕事はたくさんあります。
インターネット環境があれば、すべてのやりとりをサイト上で完結させることもできるので、テレワークがデフォルトになってきた今は、これまで通勤などに使っていた時間を利用してフリーランスとして副業をはじめるのに最適な時期でもあります。
初心者におすすめの安全な副業
自宅でできる副業で、クラウドソーシングで仕事を取りやすい案件を見ていきましょう。
- Webライター
- IT系エンジニア
- 動画クリエーター
- Webデザイナー、デザイナー
- オンラインスクールの講師
WEBライター
オウンドメディアやWEBマガジンなどがクライアントになります。人気の副業で、自分が好きなテーマで書くことを仕事にできるという魅力があります。副業ライターとして活動するためのスキルや方法を教える学校などもあり、一から始めることができます。
クライアントが指定するテーマや文字数に従って、原稿を執筆し、期日までに納品するのが主な仕事です。テーマは多岐にわたり、ビジネス、スポーツ、美容、旅行、グルメ、金融、ITなどさまざまです。もともと得意な分野を持っていたり、本業で専門知識があったりすると、仕事を受注しやすくなります。
報酬は1記事あたりいくらで提示されることもあれば、「1文字いくら」の文字単価で掲示されることもあります。
IT系エンジニア
WEBサイトの開発や、アプリの開発、システム開発など、案件は多岐に渡ります。
現在すでにエンジニアとして仕事をされているのであれば、知人や、前職の同僚などを通じて「これお願いできないか」という案件を得られる可能性もあるでしょう。
開発経験が豊富であれば、クラウドソーシングサービスなどを通じて、引く手数多になることも少なくないようです。
起業からの依頼の場合は、開発経験を確認されたり、スキルシートの提出を求められたりすることもあります。副業としてはじめるまえに、自分の経歴やPRポイントなどを振り返り、整理しておくとよいでしょう。
動画クリエイター
動画投稿サイトなどに投稿するための動画の編集やサムネールの制作を請負うのが主な仕事です。
近年の動画投稿サイトの人気の上昇に伴い、動画作成を依頼する起業も増えてきているので、需要も伸びてきています。
動画制作をしたことがないという人も、オンラインなどで多くの講座が展開されているので、受講してから仕事をはじめるなど、初心者にも道が開けています。
WEBデザイナー、デザイナー
ワードプレスなどのオープンソースを使ったWEBサイトの制作から、名刺やフライヤーのデザインまで、案件はデジタルから紙まで多岐にわたります。
起業などでデザイナーとして働いているという人は、そのスキルを利用して、IT系のエンジニアと同じく、元同僚や仲間から案件を得ることもできるでしょう。
「ココナラ」などのスキルマーケットで、自身のデザインを公表したり、デザイナーを探している人に声をかけたりして仕事を受注することもできます。
オンラインスクールの講師
「講師」というと「自分には無理!」と思う人もいるかもしれませんが、自分が本業で得たスキルを誰かに教えたり、伝えたりするという意味では、気軽にはじめられる副業です。初期費用が必要ないという点からもトライする価値のある仕事と言えます。
スキルマーケットのプラットホームなどを活用して生徒を募り、語学や、ライティング、料理、プログラミングなど、その分野で教えて欲しい人がいれば、仕事が成立しますが、大成功するには経験とアイディアが必要です。
スキルマーケット「ストアカ」を使って、「1時間5品の野菜たっぷり時短料理」という講座を開設、わずか1年で人気NO.1講師となった糸原絵里香さんは、対面でのお料理教室をはじめてみたところ全然ヒットせず、コロナ禍でオンラインでの生配信講座にしたところ爆発的にヒットしたそうです。
副業フリーランスの6つのメリット
フリーランスで副業をする際のメリットを紹介します。
- 本業のスキルを磨くことができる
- 収入アップにつながる
- 人生や仕事への充実感がアップする
- 節税効果がある
- 自分の時間を有効に使える
- 独立するときの土台づくりができる
本業のスキルを磨くことができる
今自分がやっている仕事に関連した副業をやることで、スキルアップにつながり、本業でも生かすことができるようになります。
たとえば、経理の仕事をしている人が、経理の仕事を受注すれば、本業のスキルを生かしつつ、スキルアップすることが可能です。経理のアウトソーシング会社などを経由して仕事を請け負うことができます。
収入アップにつながる
現在副業を解禁している起業の多くは、「従業員の収入を増やすこと」を目的としています。
本業で、毎月もらえる給与収入がありつつ、休日や終業後の時間を利用して副業をすることによって、月に数万、数十万円の収入アップが期待できます。将来の不安などを払拭することができ、資金が貯まることで独立開業を目指せるので、やりたいことを仕事にするよい機会になるでしょう。
人生や仕事への充実度がアップする
すでにお伝えしたように、フリーランスで働く人たちの仕事への満足度は、会社員より高い傾向にあります。自分がやりたいことを仕事にし、自由に働けるという経験を積むことで、人生や仕事に対する充実度がアップする可能性が高まります。
副業の学校「副業アカデミー」の学長で『お金のなる木を育てなさい』の著者、小林昌裕さんによると、「副業をはじめるなら会社員であるうちがベスト」とのこと。
「昔は退路を経って起業するという人も多かったように思いますが、『これで失敗したら終わり』という状況だと人は行き詰まりを感じて失敗を恐れて踏み出しづらくなります。
でも、『本業(会社)があるから大丈夫』と、前向きな気持ちで挑戦していると徐々に結果が出てきて楽しくなり、人生の充実度を得られるようになります。
そうすると、本業と副業との関係が逆転していきます。本業で行き詰まったり、人間関係の悩みが出てきたりしたときに今度は『副業があるから大丈夫』と思えるようになるんです。
多くの人は、本業と副業でのリスク分散ができることによって心が安定し、仕事への取り組み方も意欲的になり、本業でも昇進したりヘッドハンティングされたりするようなことが起きてきます(小林さん)」
節税効果がある
会社員の場合は、パソコンやタブレットを購入したり、書籍を買ったりした場合には、すべて自費となりますが、フリーランスで確定申告をする場合には、仕事にかかった経費として収入から差し引くことができます。
また、自宅で使用しているwifiなどの通信費の一部や仕事のリサーチにかかる費用なども、経費計上することができるので、税金対策としても大きなメリットになります。
自分の時間を有効に使える
週末などの時間を利用して、好きなことを仕事にし、稼ぐことができます。
近年はコロナ禍の影響もあり、テレワークに移行したという方も多いでしょう。通勤時間がなくなった分、新しいことをはじめるのにはよい時代と言えるかもしれません。
独立するときの土台づくりができる
やりたいことがある人も、いきなり独立するのにはリスクがあります。
会社勤めをしながら、まずは副業フリーランスで道筋をつけることで、将来独立するための土台をつくることができます。その間、開業資金を貯めることもできるのも大きなメリットです。
まずは、副業フリーランスで単発の仕事を請け負って、仕事が増えてきたら開業届を提出し、青色申告のための帳簿付などをしながら、独立のための経験を積んでいくことで、安全な道を通って独立することも可能になります。
副業フリーランスの注意点
会社員として仕事をしながらフリーランスで副業をする場合には、まず、会社が副業を認めているかどうかを確認する必要があり、会社によっては届出などが必要になります。
それ以外にも、注意点がいくつかあるので見ていきましょう。
- 20万円以上の所得がある場合は確定申告が必要
- 本業とのバランスを考える必要がある
- 副業とはいえ責任が生じるということを忘れない
20万円以上の所得がある場合は確定申告が必要
年末調整を受けている会社員でも、副業で得た所得が20万円を超えたら確定申告をしなくてはなりません。ここでいう所得とは、「収入」から「必要経費」を差し引いた金額のこと。
「必要経費」とは、「所得」を得るためにかかった費用前半を指します。
また、副業の所得が20万以下だったとしても、確定申告が必要になる場合があります。たとえば、本業の年収が2000万円を超える場合は、年末調整の対象とはならないため、確定申告が必要です。
さらに、医療費控除や住宅ローン控除などを受ける場合にも、確定申告を行う必要があります。
本業とのバランスを考える必要がある
副業は頑張れば頑張るほどに収入があがりやすいため、自分の体力や能力を超えた数の仕事を請け負ってしまい、睡眠時間を削って対応するなどで、本業に支障が出ることがあります。
本業をまずは一番に考えて、自分のキャパシティの範囲の中で副業を行うようにしましょう。
副業とはいえ責任が生じるということを忘れない
会社員として働きながらの副業とはいえ、案件を受注すれば受注者には成果物を納品する責任が生じます。
自身の体調不良などが生じた場合も、会社と違って代わりがいないため、自分の力で仕事をまっとうしなくてはなりません。
普段から自己管理に気をつけ、稼働時間などは、自分でしっかり管理する必要があります。
会社員が副業フリーランスをはじめる4Step
会社員がいざ副業フリーランスとして活動するときに、必要なことがいくつかありますので、まとめました。
- 会社の副業規定を確認し、必要に応じて手続きをする
- 必要に応じて開業届を提出し個人事業主になる
- 確定申告のために書類を保管する
- 確定申告のために帳簿をつける
会社の副業規定を確認し、必要に応じて手続きをする
法律的には会社員が副業することは禁止されていませんが、会社側に副業規定があり、禁止しているところもあります。また、副業を解禁している企業でも、届出が必要なこともあります。
必要に応じて開業届を提出し個人事業主になる
すでにお伝えしたように、フリーランスの中でも開業届を提出して個人事業主として活動している人がいます。
会社員として副業をはじめる場合のほとんどは、事業所得ではなく雑収入として扱えるものがほとんどなのですが、事業によっては、事業所得として扱われるため、開業届を管轄の税務署に提出して、青色申告を行う個人事業主として活動する必要がでてきます。
開業届が必要になる「事業所得」と必要にならない「雑収入」の違いは、継続的に仕事をしているかどうか。
<事業所得になるもの>
・WEBライターとして業務提携をして月額で報酬をもらっている
・オンラインの講師として毎週講義を行い複数の生徒(顧客)がいる
・投資用の不動産を複数所有している
<事業所得にならないもの>
・不用品をフリマアプリで販売している
・単発で、動画編集を請け負っている
事業所得として扱われるものを仕事にしていく場合は、会社員でも開業届を提出する必要があります。
確定申告のために書類を保管する
会社員として働いている場合は、年末調整を企業が行ってくれるため、確定申告をする必要がありませんが、すでにお伝えしたとおり、フリーランスとして副業で20万円を超える所得が発生した場合は別途確定申告をする必要があります。
期間は原則として2月16日から3月15日までとなっていて、申告期限を過ぎると、ペナルティを受けることもあるので注意が必要です。確定申告の際は、税務署への確定申告書を書類の送付またはインターネット上で提出し、不足分の所得税の納付が必要です。
確定申告を行うために、請求書や領収証を保管しておく必要があります。
支払が生じた際はかならず領収証を受け取り、保管しておきましょう。
確定申告のために帳簿をつける
確定申告は、青色申告と白色申告があり、青色申告は開業届を出している人だけが選択できます。
青色申告の場合は、複式簿記での記帳が必須になり手間がかかりますが、そのぶん、最大55万円の控除を受けられ、節税につながります。
一方白色申告は、単式簿記での記帳で、確定申告時も収支内訳書の提出だけで済みますが、節税のメリットは青色申告に比べて少なくなります。
青色申告の申請は、開業から2ヶ月以内と定められています。
開業当時白色申告のままにしていた場合は青色申告をしたい年の確定申告期限である3月15日までに提出する必要があります。
経理の知識がない人はここでつまずきがちですが、個人事業主向けのクラウド会計ソフトを利用すると簡単に帳簿を作成することができます。
また、収入が増えてきて経理が大変になってきた場合は、税理士事務所に一切の経理と確定申告をお願いすることも検討してみるとよいでしょう。
実際フリーランスで税理士事務所に経理と確定申告の一切をお願いしているというライターさんからは、
「定期的に帳簿をつけるのが性格的に難しく、3月から3月15日までの間は確定申告の準備に追われて自分の仕事が進まず、その期間の機会損失も多かったのですが、税理士事務所にお願いするようになってから、仕事に専念できるようになりました。また、確定申告にかかる費用も、経費として計上でき、節税対策も一緒に検討してもらえるため、お願いしてよかったです」
という意見もありました。本業の忙しさや、請求書や領収証の数、自分自身の性格とも相談して、確定申告に備えたいところです。
フリーランスの効率の良い働き方
会社員の働き方も人それぞれなら、フリーランスとしての働き方も人それぞれです。本業とのバランスをとりながら、副業フリーランスとして上手に働くための「働き方」について見ていきましょう。
- 自分の時間を上手に活用する
- スポット案件に絞って働く
- 副業する時間を週末に絞る
自分の時間を上手に活用する
会社員である以上、届出をしていたからといって本業を疎かにするわけにはいきません。あらかじめ、自分が副業に当てられる時間を整理し、案件を決めていくとよいでしょう。
最初から「このくらいできるかも」と請け負いすぎると、思ったよりも時間がかかりすぎて、本業に支障がでることもあります。
最初は、様子を見ながら、進めていくようにするとよいでしょう。
スポット案件に絞って働く
業務提携などを交わして毎月ある程度のボリュームの仕事を受けられれば、長期の収入アップにつながりますが、ひとりでこなせるかどうか見通しが立つまでは、単発の案件をメインにして、副業を持って働く生活に慣れていくほうが安心です。
もちろん最初から定期的、継続的、長期的でボリュームのある案件が来ることは喜ばしいことなので、その場合は、自分の体調不良や家族のこと、本業のトラブルなどで動けないときにどう回せばいいのか、あらかじめ検討しておくようにしましょう。
副業する時間を週末に絞る
「週末フォトグラファー」「週末クリエイター」など、副業フリーランスの場合は、週末の休日だけを利用して働くという方法を取る人も少なくありません。
本業をこなしている平日の夜は十分に休日を取り、週末に活動するスタイルが身につけば、バランスの取れた副業生活を送ることができるでしょう。その場合は、これまで週末を一緒に過ごしていた家族がいるなら、同意や応援も必要です。
また、「週末だけで好きなことを仕事にする」と先に決めてしまうのもひとつの手かもしれません。その場合は、やりたいことの中から週末に活動すれば仕事になっていくものを検討し、自分なりの道筋を立てていくとよいでしょう。
I amには、好きを仕事にした先輩たちの成功までのストーリーを追ったインタビュー記事をたくさん掲載していますので、ぜひ、参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
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