頭のいい人は「ショッピングリスト」を怠らない。「安い」と「コスパがいい」の意外な違いって?
「安い」と「コスパがいい」はどう違う?ニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんに教わります。
プロフィール
イメージコンサルタント一色由美子
成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』を持つトップコンサルタントの一色由美子さん。その教えをお伝えします。
目次
賢い女性はショッピングリストを作る
私の仕事のひとつに、お客様と一緒に買い物に行き、何を買ったらいいのかというアドバイスをするショッピングアテンドがあります。この時に必ずお聞きするのは、予算と何が欲しいのかということ。
例えば、プライベートで着る服が必要なのか、通勤用の服が欲しいのか、女性らしく見せたいのか、キャリアを強調したいのかということを聞き、あらかじめコンサルティングで決めたイメージ戦略で、お客様の服を選んでいきます。
せっかく買ったのに結局着なかった、というムダな買い物を避けるためには、目的と用途をハッキリと決めておくことが重要です。自分でショッピングする時は、出かける前にしっかり頭に入れておいてください。「仕事に着ていくワンピース2枚、シャツ2枚、ジャケット1枚。予算は10万円」といったように、あらかじめメモしておいてもいいでしょう。
目当てのものが見つからなければ、その日はあきらめることも必要です。必要なものをしっかり選んで買うことで、余計なものを買うリスクがなくなり、合理的な買い物ができます。
安く買ったつもりがお金とスペースのムダ遣いに
私はバーゲンには行きません。バーゲンに行くと「何かを買わなければいけない」という気分になってしまうからです。とりあえず安いから、と買ってしまったものの、結局は使うことがなくタンスにしまいっぱなしになってしまうことはよくあるでしょう。安く買ったつもりでも、お金とスペースのムダ遣いになるのです。目先のセール価格にまどわされず、行ったお店でたまたま欲しいものが安くなっていたらラッキー、程度に考えてください。
ちなみにショッピングアテンドでご自分の好みでない服をすすめると「えっ?それは……」となる方がいますが、一度試着すると魔法のようにその方の魅力が増すから楽しくなります。最初の抵抗感が強かったお客様ほど、その後いろいろな方に褒められました、と嬉しいご報告をくださるのです。
カジュアル派、シック派のファッションから、女性らしいファッションにチェンジしたいというリクエストは多いのですが、「でも、絶対にスカートだけは穿きたくない」という方が多くいます。脚に自信がないというのが、その理由のほとんどです。ところが「試着だけでもしてみましょう」と、穿いていただくと、試着後に買われるケースがほぼ100%。なぜなら、「スタイルが良くないから無理」と抵抗していたスカートやワンピースも、体型をカモフラージュするデザインや長さを選べば、スタイルが良く見えるからです。信用できるショップの店員さんを味方につけて相談してみてください。
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『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(一色由美子)より「メイクで美しくなる本当の理由」を再構成しています。
構成/村上いろは