アニサキスで人生観が変わった話
看護師さんに懇願「持って帰りたい」
長谷川です。
先週、さんまの刺身を食べてアニサキスにあたりました。
「大変らしい」という話は聞いていたのですが、まさかこんなに大変とは。
よく「経験した人にしかわからない」と言いますが、あて言うなら、下手な大工に切れ味の悪いドリルでグリグリやられている、感じでした。
この痛みに12時間耐えた私は、自分で自分を褒めてあげたい。よく頑張った。
アニサキスの侵入後は内視鏡で捕獲し除去するか、痛みに耐えながら死ぬのを待つ、という選択肢しかないらしい。もちろん病院に懇願して最速で胃カメラ。そして2匹、捕獲していただきました。
看護師さんに私のアニサキスを持ち帰りたいと、痛みに歪んだ顔で訴えたこともあり、小さなカプセルに入れて手渡してくれました。
肉眼で見える。そしてまあまあ長い。さらに1匹はまだ生きて動いてた。
あまりに生々しいので、枯れてきた写真をどうぞ。すでに5日が経過し、三分の一くらいに縮んでいます。
胃カメラのあとの診察で「ご飯はよく噛んで食べるといいですよ。アニサキスは一カ所でも切れると食べたとしてもタンパク質として吸収されますからね。よく噛んでね」と先生。
さんまを丸飲みしたワケ
生きていると「人生観が変わる瞬間」があります。
見ればすぐにわかる危険物体にも気づかないほど、私の目は曇っていたというこです。
食べ物に敬意を払うどころか、見ることもなく、丸飲み。アニサキス入り放題。
夜9時まで仕事をし、空腹の絶頂でキッチンのスツールに腰かけて、かきこむように食事をとった。
さんまが原因ではない。さんまを丸飲みした私に原因があったのです。
そもそも、18時にきちんとテーブルについて、食べ物に感謝しながらよく噛んで食事をしてればこんなことにはならなかったわけで。
ちゃんとした生活をしよう
これからは食事を丸飲みしなくていいような暮らし、生き方を目指したいと思います。
みなさんもどうか、ゆとりある生活をお過ごしください。