通勤時間の副業でECショップ。1日50万円の売り上げも!通勤時間をお金に変える「時短副業」とは?
通勤時間だけでネットショップを開設し、運営した強者も!『BASEで月5万稼ぐ HAPPYネットショップ副業』を出版した小代有美さんは、ネットショップ副業の専門家のやったこととは?
目次
人生を変える通勤時間と暇つぶしの通勤時間
コロナ禍でリモートワークができるようにインフラが整備された会社も多く、リモートを活用する会社が増え、通勤にどれだけ時間を使っていたかを実感する人も多い。
わたしたちは24時間という限られた時間のどのぐらい、通勤に使っているのだろう?
都市部のほうが長くなる通勤時間
総務省統計局によると、日本人の通勤時間は平均1時間19分。
トップ3は神奈川県、千葉県、埼玉県。4位の東京都に通う、関東のベッドタウンがある地域だ。5位から8位は関西の都市部が占めており、関東と同様の状況がうかがえる。
つまり、1日24時間の5%、片道約40分を通勤に使っている計算になる。その間、何をして過ごしているのか、調査してみた。
通勤中にスマホでなにしてる?
それだけ長い通勤時間を何とかうまく活用したい! 一昔前は本を読んでいる人や、勉強している学生をよく見かけたが、いま電車で周りを見回せば、寝ている人を除けばほとんどの人が見ているのはスマートフォンだ。
メディア「Biz Hits」を運営する株式会社ビズヒッツでは、2021年3月10-11日に10~60代の働く男女500人(うち30代が40.0%、20代が24.6%、男性36.2%、女性63.8%)にインターネットで
「電車通勤中にスマホでしていること」についてアンケートを実施した。それによると、75.8%が「よく利用する」、18.0%が「たまに利用する」と回答。
実に9割以上の人が、電車通勤中にスマホを利用しているのだ。
スマホを利用している人たちが見ているのは、半数近くが「SNSの閲覧や書き込み」や「ニュース・天気のチェック」。
空き時間を活用して、様々な情報収集を行っているのがわかる。一方で、「ゲーム」が3位にランクイン。そしてここで着目したいのが、堂々の5位に入った「お小遣い稼ぎ・副業」だ。
実はいろいろある、スマホ副業
「え? スマホで副業なんてできるの?」
そう思ったあなたも実は、すでにやっているかもしれない。
例えば、アンケートに答えたり、サイトをクリックしたりしてポイントが付与される、いわゆる「ポイ活」は、ためたポイントを現金に換えれば立派な副業だ。
スマホがあればいつでもどこでもできるため、やっている人も多いのではないだろうか。
メルカリなどのフリマアプリを活用している人も、自宅で出た不用品を売るだけなら副業には当たらない。でも、自分で作ったアクセサリーなどの作品を販売するとなれば、たとえそれが1点であっても、それは立派な副業なのだ。
通勤時間だけでネットショップ!?
ポイ活や断捨離ついでのメルカリに留まらず、通勤時間だけでネットショップを開設し、運営した強者も!
書籍『BASEで月5万稼ぐ HAPPYネットショップ副業』を出版した小代有美さんは、ネットショップ副業の専門家だ。
「スキマ時間をうまく使うことで、効率よく副業を行うことができますよ!」とハンドメイド作家さんを支援するアプリ『ある・みる』をリリースした小代さん。
『ある・みる』は、作家さん同士のつながりやイベントとのつながりを作るアプリ。作家さんたちにとっても、一緒に頑張る仲間や参加できるイベントが見つかる、実にありがたいアプリになるに違いない。このアプリを通勤時間だけで立ち上げたというのから驚きだ。
なぜ通勤時間の副業でサービスを立ち上げたのか。それは、2011年勤務先の事情による急な解雇がきっかけだった。突然の解雇の後、紆余曲折の末ビーズのネットショップ経営を開始。日々研究を重ね、数ある販売店の一つから唯一無二のお店として軌道に乗せることに成功。多い時には一日50万円もの売り上げがあったそうだ。
当時は会社もクビになり、無職のため本業としてやっていたネットショップだったが、これなら副業でもできるのでは?と思った彼女は都内の企業に就職。フルタイムで働きつつ片道1.5時間の通勤時間だけでネットショップを立ち上げるミッションを自ら体当たりで実践。
その具体的な方法をまとめて出版したのが、前出の『BASEで月5万稼ぐ HAPPYネットショップ副業』なのだ。
「時間がない」は言い訳?
本業のライスワークのほかに好きなことをライフワークにしたい、と思っている人は多い。でも実際にそれを行っている人は、まだまだほんの一握りだ。
やりたいことがあるのに「時間がないから…」という理由で副業や企業をあきらめてしまっていないだろうか。
「フルタイムで働いているから」「子育て中だから」「シングルマザーだから」「介護をしているから」……。その理由は様々だ。
でも、もし電車通勤中にスマートフォンで副業ができたらどうだろう?
副業をはじめるハードルが下がる気がしないだろうか?
先ほどの通勤時間の使い方を思い出してほしい。
1位は「SNSの閲覧」だ。そのスキマ時間に、自分の人生を変えるかもしれない副業ができたら…。自分の好きなことを仕事にする第一歩として、通勤時間を副業時間に充てるのは、十分現実的な選択肢なのだ。
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この記事を書いた人
- 知りたがりのやりたがり。エンジニア→UIデザイナー→整理収納×防災備蓄とライターのダブルワーカー、ダンサー&カーラー。強み:なんでも楽しめるところ、我が道を行くところ。弱み:こう見えて人見知り、そしてちょっと理屈っぽい。座右の銘は『ひとつずつ』。