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【クラウドソーシングのビジネスモデル】《ものを売るビジネスモデル》アイデア次第! 趣味や好きをお金に変える商売の基本

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「モノ」を売ることは、最も身近なビジネスモデルです。自分の作品を売る、「あったらいいな」と思う商品を開発する、モノを仕入れて売る……「モノ」を売る手段は様々。
そんな「モノを売る」ビジネスモデルを紹介します。

今の収入をもう少し増やしたい。自分の経験やスキルを活したい。会社だけの収入、一つの収入だけに頼るのは不安な人に。「自分のアイデアを商品化して販売したい」「いつかは自分のお店を持ちたい」そう思いつつも、実現するのは難しいと諦めてしまっていませんか?

諦める必要はありません。今は「モノを売る」ビジネスのための便利なサービスが沢山あるからです。

I am(アイアム)とは
「自分の稼ぐ力」を身に付け、自己資金ゼロ、身一つ、腕一本、自分の頭と経験で作るビジネスモデルをつくるノウハウを発信。「自分のビジネスモデル」を作って、一つの会社だけに頼らない、一つの収入源だけに頼らない生き方の情報を発信するWebメディアです。
 

「モノを売る」は、一番シンプルなビジネスモデル 

商品を売って購入者から対価を得る「モノをうるビジネスモデル」は最もシンプルなビジネスです。BASEやminneのようなネット販売のサービスを使えば、簡単にネットショップを立ち上げることができます。また、スペースマーケットなど、場所の時間貸しのサービスを使えば、毎月の家賃に悩まされることなく使用するときだけ場所代を払って、間借りでお店を始めることも可能です。 

【モデルケース①】ハンドメイド作家・DOLCEMARTINさん 

2011年から専業ハンドメイド作家としてフェイクスイーツのクレイ作品を制作・販売するちばわかなさん。 

元々は、サーティワンアイス、クレープ屋でのバイト、アクセサリー雑貨屋、古着屋、ネイリストの資格を取ってからはネイリストとして働いてきたちばさん。2011年から、ハンドメイド作家の道に進みます。 

最初は通っていたヘアサロンでの委託販売からスタート。委託販売やデパートの催事を中心に活動していましたが、その後minneでのネット販売をスタート。委託販売先の一つであるHATTIFNATT吉祥寺店では、入荷情報を発信すると数多くの問い合わせがあり、予約で完売することも少なくないほどの人気作家です。 

自宅で自分のペースで働くことができるハンドメイド作家という仕事の選択肢について語っていただいています。 

【モデルケース②】ふんどしブランド・中川ケイジさん 

親戚の会社で営業職として働いていたが、うつ病診断を受けて休職をしている時に出会った「ふんどし」のすばらしさを伝えるために起業した中川ケイジさん。 

ふんどしブランド「sharefun®(以下しゃれふん)」を立ち上げ、快適なふんどしを商品開発。オンラインショップで販売します。 

ブランド立ち上げ後は、メディアの紹介により瞬間的にドカンと売れることを繰り返してなんとかやっていけるように。テレビの影響でふんどしブームが到来すると、安価な模倣品が登場。不幸が重なり一時は開店休業状態に。逆境の中で「D2Cを通じて自分がやりたかったことは何か」をじっくり考え、リブランディングに踏み出します。 

ビジネスの成功と失敗を繰り返した10年間は、以下の記事にて公開しています。 

【モデルケース③】モロッコ雑貨ブランド・大原真紀さん 

憧れて飛び込んだファッションの世界でアパレル会社のバイヤーや芸能人のスタイリストとして、20年のキャリアを積んでいた大原真紀さん。「自分の働く意味」を考え、「好きじゃないことをやりたくない」という想いであっさり脱サラ。当時は次の仕事は決まっていませんでした。 

旅先のモロッコで出会ったモロッコ雑貨に一目ぼれし、2006年にモロッコ雑貨のオリジナルブランド「ファティマモロッコ」を立ち上げます。モロッコのマラケシュにアトリエをかまえ、オリジナルデザインのモロッコ雑貨を製造・輸入。 

偏愛力を原動力にビジネスを展開しています。 

「ものを売る」ビジネスモデル 

モノを売るビジネスとは、有形の商品を販売することを指します。ハンドメイド作品の販売や、飲食店での料理の提供、D2Cブランドを立ち上げて商品の企画・販売を行うこと、商品を仕入れて販売すること。すべてモノを売るビジネスに含まれます。

自分でビジネスを始めたいと考えた時に最初に思いつくのが「モノを売るビジネス」ではないでしょうか。なぜなら商品と、販売する手段さえあれば誰でもすぐに始められるからです。ただし、誰でも始められるからこそ、ターゲットを定めてコンセプトを明確にしたり、流行を見極めた商品を提供したり、共感を生むような情報発信をしたりと、差別化するための工夫が鍵になるでしょう。 

では具体的にどのような「モノ」を作り、販売するのでしょうか? 

何を売ればいい?アイデア作りのヒント(what 

自分の手で作ったものを売る

モノ作りをすることが好きな人は、自分の手で作ったモノを商品化し、販売することができます。 

例えば、アクセサリー作りが好きな方は自分の作ったアクセサリーをネット通販やイベントで販売できます。お菓子作りが好きな方は、作ったお菓子をパッケージして委託販売や実際に自分のお店を作って販売できます。料理好きの方は、お弁当を販売したり、飲食店を開いて料理を提供したりできます。

「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますが、作ること自体が好きだからこそ、クオリティを上げるための努力や、商品作りが苦になりにくいでしょう。 

モノを商品開発して売る 

自分の手で作らず、商品開発して、製造できる人・会社に依頼して商品を作り、販売する方法もあります。 

商品のアイデアは、自分の好きなことや、日常で困っていることにヒントがあるかもしれません。 

例えば、ネコが好きな方は、猫の困りごとや、飼い主さんの困りごとに敏感でしょう。好きだからこそ、「こんなものあったらいいのにな」と日々考えている方もいるでしょう。そのアイデアを形にして販売することもできます。 

日常の中であれば、育児中の方ならば、子育て中に「こんなものがあったらいいのに!」と思う場面は沢山あるでしょう。実際に育児中だからこそ気がつけるニーズは大変貴重です。 

また、コンプレックスもアイデアの種になります。身長や体格の関係で、自分の体形に合った服がなかなか見つからず悩んでいる方も多いでしょう。自分の体形を活かせるファッションを提供するブランドを立ち上げたら、あなたと同じ悩みを抱えている人に支持されるかもしれません。 

仕入れて売る 

既にある商品を仕入れて売る方法もあります。 

例えば、本が好きな方ならば、自分が良いと思う本をセレクトし、仕入れて売ることもできます。自分の好きを活かして、好きなジャンルの雑貨のセレクトショップを開くこともできるでしょう。

好きだからこその視点は、モノを仕入れるときのあなたの武器になるはずです。 

誰に売る? 

そのモノが好きな人

あなたの売るモノを好む人が、購入するケースです。あなた自身と同じ系統のものを好む人を想定するといいかもしれません。 

あなたのファン 

あなた自身にファンが付けば、あなたのファンが購入するケースもあるでしょう。商品の販売だけでなくSNSの発信などで、自分自身についても発信するといいでしょう。 

困っている人

あなた自身が抱えている悩みに共感している人が買うケースです。あなたと同じ境遇の人を想定するといいでしょう。 

どこで「モノを売る」のか? 

ネットショップ

BASEやminneといった基本無料でネットショップを立ち上げられるサービスは沢山あります。写真を撮り、商品を登録するだけで簡単に自分の商品を出品出来ます。 

月額料金はかかりますが、shopifyのように、より本格的にECサイト構築が可能なサービスもあります。 

どのサービスを利用するかは、売りたいものやビジネスの規模やターゲットに合わせて選択しましょう。 

店舗を構えて売る

モノを売るビジネスで一番最初にイメージするのが、店舗を構えて商品を販売する形ではないでしょうか? 

毎月家賃を払いながら物件を借りてお店を開くケースや、自宅の一部を店舗として使用するケースがあるでしょう。 

ネットショップは、場所やお金に縛られずモノを売ることができて便利な一方で、情報であふれているインターネットの中で埋もれてしまいやすい。一方で実店舗を構えれば、家賃や管理費はかかりますが、地元の人や偶然通りかかった人たちにも店舗の存在を知ってもらいやすい。 

開業するために必要な費用や、何を準備したらいいのか、ランニングコストは?など、店舗に構えるために必要な準備は以下の記事にまとめています。 

間借り店舗で売る 

「毎日開業するわけではない」 

「副業だから不定期でしかお店ができない」 

「家賃を毎月払うのはハードルが高い」 

そんな方はまずは間借りで始めるのはいかがでしょうか? 

近年スペースマーケットやインスタベースなど、スペースの時間貸しのプラットフォームが増えています。自分がお店を開きたい日だけ場所を借りれば、借りた時間分の金額だけでお店を開くことが可能です。 

しかし、間借りは手軽な分できることに限りがあります。自分のやりたいビジネスの規模に合わせて、間借りにするか、実店舗を開くか考えてみるといいでしょう。

マルシェやイベントに出店する

マルシェや、「デザインフェスタ」のようなイベントに出店し、商品を販売する方法もあります。 

ネットショップではネットの海に埋もれてしまうけれど、マルシェやイベントならば、展示の仕方を工夫すれば客に見つけてもらいやすいでしょう。 

また、他の出展者との繋がりを作れることもメリットです。日常生活では、同じビジネスをしている人となかなか出会えない方も多いと思います。困ったときに相談し合える仲間ができれば心強いですよね。 

とはいえマルシェやイベントだけでは生計を立てるのは難しいかもしれません。ネットショップなど他の売り方と組み合わせて参加している方が多いでしょう。 

行商で売る 

車や自転車、リアカーなどを使用して、移動販売する方法もあります。 

店舗と異なり、維持費だけで家賃をかけずに販売活動ができることがメリット。場所にも縛られないため、そのままマルシェなどのイベントに出店したり、顧客の家まで行って販売したりすることも可能です。 

リアカーでの飲食物の行商の場合、東京都では販売できるモノの種類が決まっています。 

自治体によってルールが異なるので、確認してみてください。 

委託販売をする 

雑貨屋、百貨店、美容院、飲食店など、委託販売を受け付けている場所に商品を置いてもらい、販売します。 

売上に対する手数料はかかってしまいますが、自分がその場にいなくても販売できます。ネットショップと異なり、包装や発送の手間もありません。また、委託先に偶然来た客が商品を手にする可能性も高く、新規顧客の獲得に繋がるでしょう。 

以上の売り方の一つだけをするのではなく、いくつか組み合わせることで、認知を広げ、購入のチャンスを増やすことができます。 

モノをどうやって知ってもらうのか?

SNSで宣伝する

TwitterやInstagramで商品を宣伝します。 

ただお店を開いただけでは認知されないので、自ら商品の魅力を発信する必要があるでしょう。SNSを通じてファンとコミュニケーション取ることはもちろん、同業者との繋がりもできるかもしれません。 

投稿する際には写真も重要です。自分の商品をよりよく見せるよう心がけて撮影しましょう。 

口コミで広げる

「知人からの紹介」が広がれば、お店の認知に繋がります。 

とはいえ、口コミを自分でコントロールすることは難しいかもしれません。1回目に来てくれた客に喜んでもらえるようなサービスをすることで、次も来たいと思ってもらうことが重要でしょう。

知人経由の口コミだけではありません。ネット上の口コミも重要です。お店を選ぶとき、多くの方はネット上の口コミを確認するでしょう。例えば、「口コミを書き込んでくれたらドリンク1杯無料」のような口コミを投稿したくなるような仕組みを作るのも良いでしょう。 

チラシ 

古典的な方法ですが、チラシも手段の一つです。特に実店舗を持ち、地元の人からの来店を狙っている方はやる価値があるはず。 

チラシの配り方はポスティングしたり、駅前でチラシ配りをしたりと、方法は様々です。 

広告を出す

広告というと、駅の広告やCMを思い浮かべるかもしれません。「高くてできない!」と思ってしまいますよね。 

しかし、実はTwitterやInstagramなどSNSの広告は、費用を自由に決めることができます。例えばInstagramならば1日100円から広告を始められるのです。 

「モノを売る」で一番重要なこと 

モノを用意するだけではNG!宣伝をする

ただ商品を出すだけでは売れません。売るための工夫、認知してもらうための工夫が必要です。 

SNSやブログでの発信、チラシの作成、広告を出すなど、出来ることは沢山あります。 

知人に「こんなことをやる」と宣言するのもいいでしょう。「あの人面白いことやっているな」と思ってもらえれば、あなたがビジネスを始めた時に協力してくれるかもしれません。 

コンセプトをしっかり決める 

モノを売るビジネスは誰でもできてしまいます。だからこそ、「誰に」「何を」届けるのかしっかり考えて決める必要があります。ターゲットがいない商品を作ってもなかなか手に取ってもらえません。また、コンセプトを定めず、なんでもアリにしてしまうと、何を売っている場所なのかがわかりません。 

あなたが定めたターゲット・コンセプトは、他の同業者との差別化に繋がるはずです。 

継続して苦じゃないものを選ぶ 

どんなビジネスでもそうですが、なるべく長くそのビジネスをするために、自分が継続していて苦にならないものを選んだほうがいいでしょう。 

例えば、モノ作りが苦手なのに流行っているからハンドメイド制作・販売を始めても、苦しくなってしまうでしょうし、長く続けられないでしょう。 

モノを売るビジネスをするためには、必要な作業が数多あります。その中には苦手なこともあるでしょう。だからこそ、自分の好きなもの、得意なことを活かした「モノ」を選ぶことで、苦手なことも乗り越えられるでしょう。 

「モノを売る」ビジネスモデルは、誰でも簡単に始められるビジネスです。好きなことを突き詰めたり、自分の困りごとと向き合ったりすることで、新たなニーズを見つけ出せば、これまでになかった商品を生み出すことも可能でしょう。重要なのは独自性。あなたにしか提供できない「モノ」の販売に是非チャレンジしてみてください。 

世界中で使われているリーンキャンバスって?

もしかしたら見たことある人も多いかもしれません。世界中で使われているスタートアップのビジネスモデルを可視化するためのフレームワークで、シリコンバレーの起業家、アッシュ・マウリャによるものです。詳しくは著書『Running Lean ―実践リーンスタートアップ』をお勧めします。

半径5メートルにフィットしたキャンバス

I am 編集部が半径5メートルのビジネスモデルにおすすめするのは、超シンプルにしたこちらの図です。

1 価値の提案=自分のスキル
2 顧客の課題=誰かの困りごと
3 顧客との接点=どこで売るか
4 ソリューション=価値

もう少し具体的に見ていくと、このようになります。

肝心なのは5の「稼げるかどうか?」です。
自分のスキルに対して需要があっても、10000円を稼ぐのに1週間もかかるようであれば仕事としては成り立たないので慎重に。

おまけ:半径5メートルのフレームワーク

早速、自分のスキルを可視化してみたい方はこちらのI am の半径5メートル自分で作るビジネスモデルフレームワークをどうぞ。PDFとエクセルでダウンロードできます。
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