50代のファンデーション。ちゃんと塗れる人は、仕事も人生もうまく行く?
50代こそ知っておきたいファンデーションの効力とは?ニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんに教わります。
プロフィール
イメージコンサルタント一色由美子
成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』を持つトップコンサルタントの一色由美子さん。その教えをお伝えします。
目次
美肌の9割はファンデーションで決まる
年齢を重ねるごとにスキンケアと美肌の関係は深まります。とはいえ、やっぱりファンデーションの即効性に勝るものはありません。「ノーファンデ、すっぴん派」を貫く方もいらっしゃいますが、紫外線や汚れた大気を肌に直接浴びることを考えると、やはりファンデーションは保護の意味も含めて美肌の強い味方。
そこでワンランク上の美肌のためのファンデーション選び。第一に保湿成分がたっぷり入ったファンデーションをおすすめします。乾燥したオフィスで時間がたっても、小ジワが目立つことなく快適に過ごせます。
次に美肌のポイントとなるのが色選びです。肌の色は夏と冬だけでなく春と秋でも微妙な変化があるはずです。また生理前と生理中、生理後でさえも、女性の肌は質も色も変わります。つい自分の肌より明るめの色を選びがちですが、それは間違い。もちろん時間がたつとくすんで黒ずんでしまう色も×です。
毎日変わる肌に合わせて、濃い色と明るい色の2色持ちがベスト。夏場に日焼けして肌色が暗くなったらワントーン濃い色を多めに、秋から冬にかけては明るい色を多めに混ぜて使います。ポイントはオークル系+ピンク系の2色使いではなく、同じカラー系統の中で2トーンの色を混ぜること。あなたをつややかに魅せる色を毎日作り出すのも美しさへの第1歩です。
プチプラコスメは大人こそ使いこなして
私もこの仕事を始める前は、高級化粧品のカウンターに座っただけできれいになれる気がして、すべて高級化粧品でラインナップを揃えていた時代があります。ですが、メイクアップをニューヨークと東京で習ってわかったことがあります。それは必ずしも有名なメイクアップアーチストの方々が高価なものを使っているわけではないということ。
高いわりにパンダ目になってしまうマスカラや、意外と似合わなかったアイシャドウなどを、「高かったから」と手放すことができずに使い続けているなら、プチプライス(プチプラ)コスメを選択するのも一考です。プチプラなら、パンダ目になるマスカラを惜しみなく処分できます。また、手頃な価格なので、アイシャドウや口紅などの色ものは冒険しやすくなります。高級ブランドの口紅1本分の価格でプチプラなら3本買えます。
普段はベージュ系の口紅しか買わない人も、レッド系やローズ系を試し、新しいイメージに挑戦してもいいでしょう。プチプラコスメを購入する時は、化粧品比較サイトでチェックすることをおすすめします。年齢別や肌タイプ別におすすめ化粧品が紹介されているので、自分に合ったコーナーを見ましょう。
メイクで美しくなる本当の理由
私のブログで掲載しているイメージコンサルティングのBefore&Afterを見た方に、「Afterを見てびっくりしました。なぜこんなに変われるのですか?」と聞かれます。
なぜでしょう。それはメイクで美しく変わった自分を見て、その喜びが素直に顔に表れているからです。
美人に見える理由は、内面からあふれる喜びやポジティブさです。そういう方たちの共通点は、イキイキしていて、目が輝いていて、笑顔が美しいこと。笑顔が美しいと、それだけで肌がワントーン明るく見えるから不思議です。笑顔は、ストレスを軽減させ、免疫力を向上させる効能がありますし、ダイエットや美肌などの美容の効果も絶大です。
笑顔はエンドルフィンという幸せホルモンを分泌し、幸福感をもたらすといわれています。また素敵な出会いを呼び起こす引き寄せ効果もあるのです。だからつまらないと思う毎日でも、笑顔を作って過ごせば、幸せのループに入り込めます。意識的に笑顔を作り出すことで、どんどん幸福感が増し、集まってくる人が変わります。
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『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(一色由美子)より「メイクで美しくなる本当の理由」を再構成しています。
構成/村上いろは