寸胴でも足は細い、ぽっちゃりでも鎖骨はキレイ。コンプレックスがあるから魅力が際立つ?
コンプレックスを魅力に変える方法とは?ニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんに教わります。
プロフィール
イメージコンサルタント一色由美子
成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』を持つトップコンサルタントの一色由美子さん。その教えをお伝えします。
目次
似合う服を着ると7つの効果がもたらされる?
私がニューヨークという街で暮らしたことで、一番大きく変わったこと、それは思考とファッションです。そもそも似合う服の定義とはなんでしょうか。似合う服とは「雑誌できれいなモデルさんが着ている服」でも「会社の同僚が着ていていいなぁと思った服」でもないのです。それを着ることで、あなたにとって様々なプラスの効果がもたらされるものでなくてはいけません。
≪似合う服とは≫
・あなたの内面と外見、そして服装の調和が取れている
・スタイルが良く見える
・女性らしさや魅力を倍増させる
・センスが良い人だと思われる
・周囲からの好感度が上がる
・自分に自信がつく
・出会う人や、付き合う人たちが変わる
鎖骨がお気に入りならデコルテ見せ
では、どんなふうに服を選べばよいのでしょうか。
自分に似合う服を見つけるには、まず自分自身のことを客観的に見て知る必要があります。皆さんそれぞれに、どうしても好きなデザインや好みがあると思いますが、それらはまず横に置いて、まっさらな気持ちで自分を見つめ直してみてください。
自分を知るために必要なことは、自分の体のパーツの中で長所と思う部分と、コンプレックスと思う部分を書き出すことです。「私には長所なんてないし」なんていわずに、これまで人に褒められたパーツや自分が好きなパーツを、全身鏡にしっかり映して書き出してみてください。人との比較ではなくて、あなた自身と向きあってみましょう。どちらも書き出せたら、長所は強調し、コンプレックスはうまく隠せるデザインの洋服選びをしてください。
例えば、ぽっちゃり体型だけれど、鎖骨がお気に入りの場合、それを強調するデコルテをしっかり見せる首元の開いた洋服を着れば、視線が鎖骨に集まり、やせて見える効果があります。首が短いのなら、シャツ襟やクルーネックのように襟元の詰まったものは避けて、大きく開いた襟ぐりにしてみてください。デコルテを見せることで、あなたの首の長さがバランスよく見えるはずです。
お尻の形がプリンとして可愛いのなら、恥ずかしがらずに、ストレッチ素材のパンツやタイトなスカートでお尻を強調してみてください。周りの異性からは「セクシーでスタイルが良かったんだな」と思われるはずです。
ウエストは寸胴だけど、脚は細くてきれいな場合、ウエストをマークすることにこだわらず、スカートなどから脚を出すことで、ウエストも細く見えるから不思議です。
太ももは太いけれど膝下は真っすぐで自信があるなら、ロングスカートやパンツで隠してしまうのはもったいない。スカートとヒールでどんどんアピールしましょう。ポイントは、「長所を人に見せるようにする、強調する」ことです。
コンプレックスが意外な魅力に変わる
コンプレックスはできるだけ隠したいものですが、どうしても隠し切れないものもあります。そういった場合は中途半端に隠すよりも思いきって全面に押し出したほうが意外な魅力につながることもあります。
例えば、バストが大き過ぎると悩んでいる人が首のつまったトップスなどでしっかり隠していると、太って見えることがあります。思いきって胸元の開いた服でデコルテを見せることで、すっきりとスリムに見えますし、かえっていやらしくありません。
背の高い人が12㎝ヒールを颯爽と履きこなしたら、ゴージャスで素敵です。背の低い人がそれを隠そうと高いヒールを履くと、逆に背の低さが目立ちます。小柄な人は低めのヒールで個性を際立たせた方が魅力的になります。
強調するべきこと、隠すべきことをしっかり頭に入れておくことで、洋服選びがもっと簡単に、そして楽しくなります。
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『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(一色由美子)より「メイクで美しくなる本当の理由」を再構成しています。
構成/村上いろは