Know
ハック

脚がきれいに見えるヒールの高さは7~8㎝。キャリア女性のファッション戦略

ログインすると、この記事をストックできます。

キャリア女性が靴を選ぶときのポイントは?ニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんに教わります。

プロフィール

イメージコンサルタント一色由美子

いっしきゆみこ イメージコンサルタント。Y Style New York&Tokyo代表。(社)日本アンチエイジング・ダイエット協会理事長。著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』『ニューヨーク・ミリオネアの教え 一生モノの美しさを手に入れた人が幸せになる』(ともに大和書房)などがある。

成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』を持つトップコンサルタントの一色由美子さん。その教えをお伝えします。

人は靴でジャッジされている

靴とバッグ、アクセサリーはコーディネートを彩る重要なポイントです。よく着ている洋服が、靴、バッグ、アクセサリーを変えるだけで、まるで違った洋服に見えるものです。

「足元を見る」とはよくいったもので、ニューヨークの一流ホテルやレストランのボーイや案内係が客のステイタスを素早くジャッジするポイントは靴。実際にカジュアルな服装をしている人でも、上質な靴を履いていれば丁寧に扱われることもあるほどです。

日本ではそこまでレストランが客のステイタスをはかることはありませんが、普段の生活の中でおじぎをしたり、うつむいた拍子に、靴は真っ先に目に入りますから、自分が思っている以上に人目につく部分だと考えてください。

日本人はついついバッグでラグジュアリー感を表す方が多いですが、その際に靴が汚れていたり、安っぽく見えた場合、「きっと無理してバックを購入したのね」と思われかねません。

靴は同じものを毎日履き続けると、傷みが早くなります。お気に入りの靴を休ませながら履くためにも、ローテーションできるだけの靴は持っているほうがよいでしょう。ベーシックなパンプスやブーツのほか、スニーカーもあると便利。カジュアルな服装の時だけでなく、スーツやワンピースタイルに合わせて「はずしのテクニック」として履いても可愛いです。

ドレスアップ用のハイヒールや、会社には履いていけませんがプライベート用のサンダルもあるとコーディネートの幅が広がります。

靴を選ぶ4つのポイント

できるだけ少ない数で合理的に靴を活用したい人、どんな靴を選んでいいのかわからないという人は、次のポイントを参考にしてください。

≪脚が一番きれいに見えるヒールの高さ≫

ハイヒールは、高ければ高いほど脚がきれいに見えると思っていませんか?じつは高過ぎても、バランスからいって脚がきれいに見えないのです。

ポーランドのある大学が、〝脚の長さと魅力の関係について〟調査したところ、身長に応じた脚の長さよりも5%長い脚がもっとも魅力的に見えるという研究結果が出たそうです。

日本人女性の平均身長は約158㎝、脚の長さは約72.2㎝といわれています。そこから考慮すると平均的な日本人女性の場合、158×0.05=7.9。7~8㎝ヒールがもっとも美脚に見せてくれる、ということになります。

脚の長い人はもう少し高いヒールでもOKですし、逆に脚の短い人が高いヒールを履くと、かえってバランスが悪く見えるのです。また、背の低い人が厚底靴を履くと靴ばかりが目立ってバランスが悪くなり、かえって背の低さが目立ってしまうので気をつけてください。

自分に似合うものを知っておけば、買い物での失敗もなくなります。

≪エレガントに見せるポインテッドトゥ≫

脚を長く見せるには、爪先が尖ったポインテッドトゥタイプの靴がおすすめです。シャープなシルエットが実際以上に脚を長く見せてくれる効果があるのです。

≪シンデレラの靴はパーティ用≫

どんなに脚がきれいに見えても、痛くて歩けなければどうしようもありません。そんなシンデレラの靴はパーティ用に。私は外反母趾で、尖った靴を長時間履くと足が痛くなり歩けなくなることがよくあります。

ただ、足に合わない靴でも、自分を美しく見せる靴をしまっておくのはもったいない!そんな靴はパーティ用にとっておき、数時間だけ履いています。車移動がメインで、歩くのは駐車場からレストランまでといった食事会やデートにも使えます。履ける時間は短くても、瞬間的に脚をきれいに見せることができるのです。

≪通勤靴は足の健康第一で≫

普段の通勤には歩きやすい靴を探しましょう。この場合は足の健康を第一に考え、多少、デザインは妥協してもよしとします。何足も試し履きして、足の形に合った靴を選んでください。デパートや専門店でシューフィッターに相談し、自分に合った靴を選んでもらったり、足に合わせて靴のサイズを微調整してもらうとムダがありません。

* * *

『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』より「足元を見るのは世界共通。靴にステイタスが表れる」を再構成してご紹介しました(第8回/全20回)。

構成/村上いろは

この記事を書いた人

一色由美子
一色由美子イメージコンサルタント
いっしきゆみこ イメージコンサルタント。Y Style New York&Tokyo代表。東京女子大学卒業後、日産自動車株式会社に就職。結婚、出産を経て2002年ニューヨークへ。ドミニク・イズベックに師事したのち、「Y Style New York」を立ち上げ、ミリオネア、エグゼクティブのコンサルティングを手がける。著書に『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』(大和書房)などがある。

ログインすると、この記事をストックできます。

この記事をシェアする
  • LINEアイコン
  • Twitterアイコン
  • Facebookアイコン