美容院は3000円プラスで3万円分きれいになれる! うまくいく人のお金の使い方
実は見た目もキャリアに影響を与えている?ニューヨークのミリオネアにイメージコンサルティングをしてきた一色由美子さんから、「美容院は3000円プラスするだけで3万円分きれいになれる」について教わります。
成功した女性たちの共通点はどんなことなのでしょうか。「自己プロデュースを妥協しないことです」と話すのは、ニューヨークでミリオネアのイメージコンサルティングを手掛け、帰国後もトップコンサルタントとして活躍する一色由美子さん。著書『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』より再構成して、「美容院は3000円プラスで3万円分きれいになれる」をご紹介します(第1回/全20回)。
目次
見た目はあなたの内面の一番外側
ニューヨークの成功者は、自分の見せ方・魅せ方について誰よりも貪欲で、天才です。ビジネスより先に自分のイメージを作り上げ、自分を魅力的に見せることに全力を注ぐ人も少なくありません。イメージを作ることが、最速でゴールへたどり着く方法だと思っているからです。
イメージは誰もが最速で身につけることができ、直接的にその効果を行使できる。「でも、中身がともなっていなければ……」と思ったかもしれません。ですが、彼らは、「このビジネスで1億稼ぎたい」なら、それに合わせたイメージが、中身を示す最適な手段だと思っています。なぜなら外見は中身の一番外側の部分だからです。
人と人が出会った時、相手の性格や能力、魅力についての印象を持つまでにかかる時間は、たったの30秒といわれています。
話す内容からの判断は7%。
声のトーンや話すスピードからは38%。
外見からは55%。
人はたったの30秒で、あなたの顔つき、しぐさ、目つき、ファッション、ヘアスタイル、物腰、しゃべり方など「非言語コミュニケーション」によって、あなた自身を判断しているのです!
髪型だけで小顔効果絶大
イメージカウンセリングにいらっしゃるお客様の多くは、「美容院に行く前にフェイス分析を受けて似合う髪型を知りたい」とおっしゃいます。
似合う髪型選びで大切なのは、まず顔の形。次に髪の質や量。
卵形、丸顔、面長、ベース形、逆三角形、四角形など、自分を鏡で見て、あるいは周りの人たちに聞いて、自分の顔型を知りましょう。顔の幅が広い丸顔は、前髪をあげたり、トップにボリュームを持たせることで、顔の幅を縮め、小顔に見せることができます。耳を隠す髪型だとより顔が細く見えるでしょう。
顔の幅が狭く縦に長い面長は、隙間のない前髪で顔の長さを短く見せたり、サイドの髪にボリュームを作ることで顔の幅を広く見せてバランスを取るのがおすすめです。
ベース形や四角形のようにえらが張ったタイプの場合、マニッシュにするよりも、女性らしく見せるほうがベター。えら周りにカールなどで動きをつけてカバーするか、ボブスタイルなど、えらを隠す髪型もおすすめです。
卵形は、比較的どんな髪型も似合います。ショートからロングまで様々な髪型にトライしてみてください。
髪の量で悩んでいる方も多いですが、少な目の場合、ロングにすると髪の重みで、ますますトップが薄く見えることが多いです。セミロングやショートなど短めのスタイルでトップにボリュームを出すほうが、若々しく見えます。ボリュームアップのためにパーマをかける手もありますが、ミディアムより短い髪でかけると、昭和のお母さん風になる場合もあるので、センスのいい美容師さんに相談しましょう。
指名は絶対トップスタイリスト
私はヘアスタイルに悩んでいるお客様には東京都心の人気店の、トップヘアスタイリストをご紹介させていただいています。
もちろん、費用はそれなりにかかりますが、近所のそこそこのお店で、何だか気に入らない髪型にされて髪が伸びるまでの3ヶ月間過ごすことを考えてみましょう。
いつもの値段に3000円プラスすれば、都心で勝負している人気のトップヘアスタイリストにお願いできます。3000円の出費で、3万円分のきれいを手に入れられるのがヘアスタイルと肝に銘じて。
美容室は値段の安さや通う時の便利さだけでなく「値段以上に素敵になれるか」と、合理的に考えてください。美容室は費用対効果で選びましょう。
おでこのシワを隠す目的で前髪を作っている方は多いですが、前髪をあげたほうが、お顔が小さく見えたり、顔立ちの良さが際立つケースもあります。
また髪が多く、ツヤのないマットな髪質の方で、椿油などのオイルを塗ってしっとりさせている方がいらっしゃいますが、これはNG。髪を洗わないためにべっとりしているように見えてしまいます。オイルを塗る場合はごく少量を毛先から伸ばすようにしてください。
縮毛矯正をかけている方の場合、顔周りのボリュームがでず、お顔が大きく見える方も少なくありません。最近の縮毛矯正は、毛先を巻くなど、様々なアレンジが利きますので、ボリュームを失わないよう柔らかなラインに仕上げてもらってください。
ヘアカラーが明る過ぎる、赤過ぎる、暗過ぎる、艶がなさ過ぎるなど、髪の色が顔の色に合わず残念な方も少なくないです。「明るくする=若く見える」と思われがちですが、パーソナルカラーによっては髪の明度を上げると品がないヤンキー風に見えてしまうことも。日本人の場合、髪の色を明るくすると、コントラストが弱くなり顔が膨張して見えたり、輪郭がぼやける方が少なくありません。自分の肌の色に合うカラーと艶感を出すカラーを選びましょう。
日本人の顔色で比較的肌なじみが良い色がアッシュだと思います。できれば一度は似合う髪色診断を行っているカラーアナリストを訪ね、自分にぴったりのカラーをアドバイスしてもらうのがベストです。
構成/村上いろは