Interview
インタビュー

《森崎ウィンの仕事論》ミャンマーと日本の常識の違いを「共生」に変える

ログインすると、この記事をストックできます。

映画『おしょりん』に出演する森崎ウィンさんが語る、大人が好きなことを仕事にするために必要なこととは。

ミャンマーで生まれた森崎ウィンさん。異文化の中でまい進し、日本とミャンマーの架け橋となった森崎さんが知る本当の意味の共生とは?

二つの名前を持つこと

森崎ウィンとして役者の仕事を、MORISAKI WINとしてアーティスト活動をしています。どちらの仕事に対しても向き合い方は変わりませんが、違う部分があるとしたら役者の仕事は依頼をいただくものということ。そこでは自分の知らない自分の一面を発見することがあります。例えば悪役をいただいたときには、僕のどこかにそういう影を感じられる部分があったのかなって。この世界に入ってからずっと、「誰かみたいになりたい」と思ったことはありません。自分にしかないものを理解して、「これはウィンにしかできないよね」と認めてもらえるように努力し続けたいです。

「生きている以上は、やりたいことに突き進みたい」と語る森崎ウィン

人間味を忘れないように

芸能界に染まっているわけではないけれど、表現の世界ではないところにいる人たちとのズレを感じることはあります。人間味を持った人物を演じたいので、異空間に行ってしまわないように。自分を客観的に見つめる時間を大切にしています。

異業種交流で幅を広げる

生きている以上は、やりたいことに突き進みたい。やると決めたからには、どんなことも追求していきたい。そのために趣味を増やしたり、異業種の人に会ったり、挑戦者であることを忘れずにいたいと考えています。

笑顔でインタビューに答える森崎ウィン

自分の常識は他人の常識ではない

自分の常識が、他人の常識ではないということを理解しておくことは大事なこと。ミャンマーでは当たり前だったことが、日本では違っていることもありますし。ほかの国では、斜め上から物事がやってくることもあります。「郷に入っては郷に従え」。自分の価値観を捨てるのではなく、それぞれの立場を考えて柔軟に対応することが真の共生と感じます。世界は広い。未知のことに対しては壁を作ってしまいがちですが、1度耳を傾けてから判断できるような人間でありたいです。

ログインすると、この記事をストックできます。

この記事をシェアする
  • LINEアイコン
  • Twitterアイコン
  • Facebookアイコン