資格を仕事ベクトルを「稼がなきゃ！」「認められなきゃ！」と自分に向けず、お客さまの満足度アップに向ける（個性を伸ばすパーソナルスタイリスト／山下万里香さん）

お客さまは今日という休日をディズニーランドで過ごすこともできたのに、それをせずにこちらに来てくださっているということを忘れないように。

リピートしてくださる方が圧倒的に多いです。

すでに来てくださっている方のご友人やご家族などを紹介していただいています。スタイリストお見立て付きのフリマイベントを開催して、活動を知ってもらっています。

いつでも休めるしいつでもやめられるという自由度を持たせています。その方がご本人の意思で続けやすいんじゃないかなと思います。

ご本人がまだ気づいていない長所や魅力を私が言語化して、ファッションでそれを見える化したときに、自分発見をされて感謝されることが多いです。

お客さまが飽きないように、新しいイベントを企画したり、勉強して知識を増やしたりしています。

紹介会社が潰れてしまい、接客研修が無くなってしまいました。

話を聞いて相槌を打つとき、相手の話に10〜20％くらいポジティブな表現を足して返す、を繰り返すようにしています。すると相手が自然に気分が明るくなって元気になったと言ってくれます。大げさなポジティブ変換はしないようにしています。

飛び込み営業をしたことはありません。お洋服の販売イベントをする際に、Facebook広告やInstagram広告を出したことがあります。

倦怠期というのはまだ無いです。稼がなきゃ！とか、認められなきゃ！という風にベクトルが自分に向くとモチベーションが下がるので、お客さまの満足度を上げることを考えたらやる気が湧いてきます。

「ベクトルが自分に向いている状態」に気づくのは、ふとした瞬間に、楽しさよりも息苦しさやもどかしさを感じている自分に気づいたときです。そんなときって「お客さまが欲しいものやサービス」じゃなくて「自分がやりたいサービス」になってしまっていて「わかってもらえない･･･」と思っているときなので。

基本に立ち返って「なんのためにやるのか」「誰のためのサービスなのか」を考え直します。喜んでもらえそうだと納得できる内容ややり方を見つけられたら、急にやる気が戻ってきます。

信頼しているデザイナーさんに依頼してロゴを作ってもらいました。屋号は他に無いものにしたかったので、英語+フランス語にしました。移転時にロゴも一新して、太陽がテーマから星をテーマに変えました。

太陽は私という個人をイメージして作ってもらったロゴなのですが、魔法スタジオでは「誰もが変容できる魔法」をお届けしているので、その提供しているサービスのイメージに合わせて星(六芒星)にしました。

六芒星は五芒星と違って、神秘性や精神性にフォーカスしている星形だと知って、心理学とファッションを組み合わせたサービスにぴったりだなと感じました。

・「服が主役」ではなく「あなたが主役」のファッション
・顔立ちは変えられないけど、顔つきは変えられる
・持って生まれた才能を生かして毎日をごきげんに

・どんなにその人のためになるアドバイスでも、その人が受け入れられる心境でない時には押し付けない。
・どんなにいいものとかいい人だと聞いても、自分が使ったり体験したりしていないものをお客さまに紹介しない。

パーソナルスタイリングの理論の奥深さと楽しさとお客さまそれぞれの好みや気持ち、その3つの良いバランスで取り入れることには試行錯誤しました。

スタイリストとしてのコーディネート技術、パーソナルスタイリストとしての個性の見極め、１級カラーコーディネーターとしての色彩知識、日本とアメリカ留学中に学んだ心理学。

しています。裏方の仕事なので表に出るのは好きではないのですが、自分の言葉や自分の声や表情で伝えたいので思いきって顔出ししています。

メリット：会う前から親しみを持ってもらえる。生徒さんと会っていない期間も繋がれている感覚が強い。
デメリット：疲れていたり気持ちが沈んだりしていたらそれが伝わってしまう。

魔法スタジオを作って、魔法のステッキをオーダーして、お客さまたちが魔法のように進化していく様子がストーリーとして繋がってきたので、今は悩んでいません。

大阪市のスタイリングスタジオ。ファッションと強みコーチングで人の才能を内と外から伸ばす。ベルメゾンの商品企画・「おはよう朝日です」出演など。著書「スタイリストが教える! お客さまをもっと素敵にする接客術」(同文舘出版)。一般女性のbefore&after写真集「Fashion for You」（パレード出版）2023/06/30出版。

業務は自分の中では日常なので、どれが特筆すべき事項なのかがわからなくて、自分目線で書いてしまうと、読み手が知りたいことが抜けていたり、書かなくてもいいことを書いてしまっていたりすることです。必ず第三者の目で(コンサルの方やコーチの方といったプロ目線と実際のお客さまから目線)でチェックしてもらうようにしています。