Interview
インタビュー

今、最も美しい40代⁉MEGUMIさんにインタビュー「MEGUMIほうれい線」からの美容本出版。発売翌日には10万部突破の41歳の究極の美容法とは?

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初の美容本『キレイはこれでつくれます』を4月19日に上梓したMEGUMIさんにインタビュー。キレイとは自分と向き合い、肌の変化を感じ、心の変化に気付くことでした。

プロフィール

女優MEGUMI

岡山県出身。1981年9月25日生まれ。2001年に芸能界デビュー。映画『事故物件 恐い間取り』(20年)、NHK『伝説のお母さん』(20年)などに出演。09年2月に第1子を出産。20年2月、『第62回ブルーリボン賞』で助演女優賞を受賞。現在は、美容情報の発信にも力を入れながら、個人事務所や金沢のカフェ「たもん」の経営も行っている。

美容とは自分と向き合うこと。SNSで「MEGUMI劣化」「MEGUMIほうれい線」というコメントを見かけて傷ついたというMEGUMIさん。その後、美容に徹底的に向き合い、初の美容本『キレイはこれでつくれます』が10万部を突破。出版するまでの思いや仕事に向き合う姿勢などを伺います。

「劣化」「ほうれい線」の書きこみで表に出るのが怖くなった

――初の美容本『キレイはこれでつくれます』を4月19日に上梓されました。

MEGUMI:私が実際に試した1000以上の美容法から、効果があったものを紹介しています。

――肌はもちろん、髪やネイル、背中のケアなどこだわりが詰まっています。美しさを追求するようになったきっかけはどのようなものでしたか。

MEGUMI:出演したテレビの放送後に「MEGUMI劣化」「MEGUMIほうれい線」などのコメントをSNSで見かけて、「私、このまま終わってしまうのかな」と不安になったことがきっかけでした。

――それはいつ頃のことでしたか。

MEGUMI:28歳のときです。グラビアをしていた20代のときは、「私は肌が強い」と過信して、太陽の下で撮影をした後も何のケアもしていなかったんです。その結果、顔にほうれい線が深く刻まれてしまった。「劣化」という言葉を見たときはショックで、表に出ることが怖くなり一気に引っ込み思案になってしまいました。

MEGUMI初の美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社刊)

コツコツ美容8年目で消えたほうれい線とネガティブ思考

――メンタルにも大きな影響を及ぼしたんですね。

MEGUMI:そうですね。それまでは、全くそういう人間ではなかったのですが、表舞台に立つこともそうでしたし、人に会うことも避けたいと思うほどでした。アクティブだった性格ががらりと変わってしまった。強烈な体験でした。

――そこから一念発起し、10年の間に約1000種類の美容法を試された。現在MEGUMIさんは41歳ですが、美しい肌がその努力を物語っていますね。

MEGUMI:「劣化」という言葉にすごく傷ついたんですけど、この後も人生は続いていくのだから、少しでも改善したいとあらゆる美容法を試しました。朝晩のシートマスク、酵素浴などコツコツやっているうちに、小さな変化を感じて、それがモチベーションになりました。そして8年目にコンプレックスだった、ほうれい線が消えたときは、ひとつのことをやり遂げた達成感で胸がいっぱいになりました。そして、ネガティブ思考だった自分が前向きになっていることに気が付いたんです。

美容とは「内観」すること

――見た目に自信を持つことができたことで、心にも良い変化が起きたんですね。10年間、くじけなかった自分に対して、どのような言葉をかけたいですか。

MEGUMI:「よく頑張った!」と言いたいですね。誰がほめてくれる訳でも、誰かに見られていた訳でもないのに、よくやったって。

――MEGUMIさんにとって美容とは、どのようなものですか。

MEGUMI:見た目も大切ですが。私にとっては「内観する」ということであると思っています。肌の変化を感じることは、心の変化に気付くこと。身体の声に耳を傾け、自分を整えることで、全身のパフォーマンスを向上させることができると思っています。

――再び前向きな思考を手にできたことで、自分がどのように変化したと思いますか。

MEGUMI:心身ともに自分のリズムを持てるようになりました。肌のことなら、サイクルが乱れたときは、これをすれば整うという過去の経験から対処できますし、心なら瞑想などをすることで自分をケアすればいいなって。

初の著書『キレイはこれでつくれます』の1ページ (撮影:217..NINA)

日本の良質な映像作品をプロデュースしていきたい

――俳優の斉藤工さん主演の映画『零落』(2023年)では、出演とプロデュースを務めました。40代になり、ますます活躍の場を広げられていますね。

MEGUMI:尊敬している(建築家の)安藤忠雄さんは、40代のときに本格的に海外に挑戦をし始めたと聞きました。いま41歳。私もようやくスタートラインに立てたと感じています。今年の2月に藤井道人さんや、山口健人さんなどクリエイターが集うコンテンツスタジオBABEL LABELにプロデューサーとして参加しました。役者としての仕事も続けていますが、日本の良質な映像作品を海外に販売していきたいと考えています。現在は、配信作品のほか、海外の映画祭出品を目指しているものなど、3つほど進行しているものがあるんです。ここ何年間かエンタテインメントの世界は、韓国におされてしまっていますが、日本にも良い作品があるということを発信していきたいです。

「身体の声に耳を傾け、自分を整えることで、全身のパフォーマンスを向上させることができる」

取材・執筆・写真/翡翠
編集/MARU

この記事を書いた人

翡翠
翡翠執筆・写真
音楽や映画、舞台などを中心にインタビュー取材や、レポート執筆をしています。強み:相手の良いところをみつけることができる。弱み:ネガティブなところ。

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