経験を仕事夢が手段に変わったことで、ヨガスクール経営という今の仕事に辿り着く（起業家／横幕真理さん）

現在、人生が変わるヨガ・ピラティススクールの経営を軸に、4社経営、７つの事業を手掛ける起業家としてお仕事をしています。

６年目です。（2018年12月に会社設立のため）

大嫌いだった自分を変えるため、インドに渡りヨガに出合い人生が変わる経験をしました。起業したいという夢が、ヨガで世界をハッピーにしたいという夢に変わり、夢が手段に変わったことで今の仕事に辿り着きました。

ヨガもピラティスも得意どころか運動は苦手、どちらかというと嫌いでした。だけど、ヨガとピラティスに出合い、身体・心そして人生が変わり、大嫌いだった自分を変えることができました。

起業当初は不安しかありませんでしたが、スクールを開校してすぐに最初の生徒様からお申込みを頂いたときに「もうやるしかない」と決意が固まりました。それ以降多くの生徒様が私の不安を自信へと変えてくれました。

覚悟を決めるため、事業計画も何もないところからいきなり株式会社を設立しちゃいました。お金がなかったので、たったの１万円を握りしめて資本金１万円で会社を起業することから始めました。

強みは「常識にとらわれないこと」。その強みを生かして業界初のサービスを仕掛けたことで年商30万円から3億円の企業に成長させました。ですが「実はメンタルが弱い」です。なのでヨガでメンタルを強化してます(笑)。

ヨガ業界で初のオンライン特化型のヨガインストラクター養成スクールを開校し、世界遺産で初のヨガ資格講座や沖縄やハワイにて短期間で資格取得できる講座など、これまでになかった講座を開催してきました。

毎朝6時から瞑想のクラスを365日3年間継続し、メンタルを整えています。また、ピラティスで身体を鍛えることで心も強くしています。

自分には才能もスキルも知識もないと思い込んでいたので、とにかく自分に自信がなく、勇気が持てず起業に踏み切るまで15年かかりました。乗り越えられたのはヨガのお陰です。

インドに修行に行き、RYT200というヨガの国際資格を取得。その後、バイロンベイやバリ島でもヨガ留学に行き、RYT500およびE-RYT500というヨガ資格まで取得しました。起業するまでに20種類以上資格をとりました。

会社の社会的信用がないことで色んな壁にぶちあたりました。信用されることの大切さを学び、まずは自分が信用される人になる努力をしました。そのひとつが3年続けている365日の朝6時の瞑想クラスです。

起業当初はたった一人ですべて運営していましたが、今では40名以上のスタッフを抱えてチーム運営するようになりました。なんだか感慨深いです。

優先順位はそのときのフェーズで変わってくると思っていて、今のわたしが一番優先していることは人間関係です。自分を含めた関わるかたのハッピーを追求しています。

まだ売上が全くない、事業計画書もないままでっかい夢だけ持って法人化していました。法人化したことによってやらなきゃという「覚悟」が決まったので、わたしにとってはよかったと思います。

ずっと自立したい、起業したいと思いながらも起業する直近２年間は専業主婦をしていました。なので全く自分で稼ぐ力がない状態で起業したので、1期目は年商30万円でした。

苦手だったSNSで頑張って発信を続けていたときに、応援してくれるひとが少しずつ増えてきて、そこからお仕事につながることが多かったです。本当に人に恵まれていたと思います。

ヨガインストラクターとしてデビューして、報酬は日本円でわずか1000円程でした。それでも、その1000円は今までのどんなお給料よりも充実感と達成感に満ちていて、そのお金を握りしめて帰り道に私は一人泣きました。

お客様、従業員、会社、社会、すべてのハッピーを追求して価格設定をしています。

起業してから１年半ほどです。それまで確かにお金は全然ありませんでしたが、必死に夢を追いかけていたので、私の中では「耐える」という感覚は全くなかったです。