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ハック《困ったことになる前に読む》確定申告でコレをしておけば副業は会社にバレない!

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そもそも副業ってどの範囲を指すの?

canvaにて作成

「副業」という言葉を聞いてどういうイメージを持つでしょうか。

「副業? いいじゃん、私もやりたい」というポジティブな感覚の人は、比較的、好きなことで副業をスタートしやすい人だと言えます。一方、「えー?副業?」とちょっと重たい気持ちになっている人がいたら、一度、自分が持っている副業へのステレオタイプやアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)について考えてみましょう。

「隠れてこっそり稼いでいる人のイメージ」
「本業が適当になっている人が多くて周りに迷惑をかけている印象」
「不動産や株で失敗するイメージ」
「単純に、本業をしながらさらに仕事をするのはしんどい」

と、いうように、自分が持っている副業にたいするネガティブなイメージに気づくことができるかもしれません。終身雇用の時代から踏襲されている価値観をそのまま自分に取り入れてしまっていることもあるでしょう。

では、「副業ってそもそも何ですか?」と聞かれたら何と答えますか?実は副業には決まった定義はありません。本業以外で収入を得るために行う就労のすべてを指すため、終業スタイルも幅広く、アルバイトや在宅ビジネス、内職、派遣、投資などが含まれます。

企業による副業禁止は法律で認められている?

canvaにて作成

「働き方改革」で副業解禁の流れも・・・

そもそも「副業」とは、法律上の用語ではなく、法律によって規制されているものではありません。「我が社では副業は禁止です」と言われる場合は、法律に基づいたルールではなく、会社による就業規則によるものです。逆に言えば法律上は副業を禁止する要素は何もないと言えます。

さらに、2018 年は副業元年と言われ、政府が柔軟な働き方を推進するための「働き方改革」が閣議決定されたことで、社会全体が「副業容認」に舵を切りました。

同年、厚生労働省によってモデル就業規則が改正され、「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を削除し、「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」と修正したことにより、注目を集めています。とはいえ、就業規則に同意して入社している以上は守らなければいけないのが会社員の宿命。


しかしここで考えておいて欲しいのは、「今の会社員の給与で一生幸せに暮らせるのかどうか」、ということです。

給料という収入は持続可能?

会社員というのは、会社というお金のなる木の実を給料として、分けてもらいながら生活をしていますが、現在、それが大木であったとしても、今後も実を実らせ続けてくれるかどうかはわかりません。1本の木からの恩恵だけに頼っていると、実がならなくなったときに人生に絶望することになります。

私は、26 歳のときに、上司が「月3万円のお小遣いじゃ足りないよ」と言っているのを聞いて、自分の将来が見えた気がしました。そこで、自分なりに副業をスタートさせました。

さまざまな副業を重ねていくうちに、本業を超える収入が得られるようになり、そこで会社員を辞めました。

まずは就業規則の確認

会社員をしながらの副業をスタートさせたいと思うときに、就業規則を改めて確認してみてください。副業に関することについては、ほとんどの場合は、全面禁止とはなっていないはずです。ただし、許可制であったり、申請が必要であったりという場合が多く、その場合は会社の規定に従って段取りをする必要があります。

また、本業の内容によって副業が禁止される場合があります。例えば公務員については国家公務員法や地方公務員法で営利を目的とする副業が禁じられています。また、本業と同じ仕事を副業として持つことや同業他社で働く場合は本業の企業に損害を与える場合があり、就業規則として副業を禁じられている場合があります。

また、本業に明らかな支障がある場合や、本業での信用を失う恐れがある場合などは、副業が禁止されることがあります。

副業が会社にバレてしまう理由って何?

canvaにて作成

56%もの会社員が副業に関心

株式会社リクルートによる「兼業・副業に関する動向調査 2021」では、現在正社員であるという人の中で、兼業・副業を実施中の人は 9.4%、過去に兼業・副業の経験あり。

今後実施の意向がある人は 5.6%、過去に兼業・副業の経験はないが、今後実施の意向があるという人が 40.9%となり、55.9%の人が副業に対して前向きですが、副業を認める人事制度についての整備が整っていると感じている人は 20%未満となっていて、大手を振って副業をはじめられない会社員の現状も見えてきます。

出典:株式会社リクルート「兼業・副業に関する動向調査 2021」

会社にバレる原因は「住民税」と「社会保険料」

私は副業の学校の学長をしていることから、よく「副業を会社にバレずにやる方法はないでしょうか」と聞かれることがあります

答えは「副業は会社にバレずにできます」です。

私の経験や周囲の方々の状況から考えて、そうお伝えしても問題ないと思います。「副業で収入があがると住民税でバレるんでしょう?」とよく聞かれますが、これはケースバイケースです。

まず、収入が年間 20 万円以下の場合は法律的にも申告義務が生じないので、バレることはほぼありません。それを超える場合には確定申告を行う必要があり、住民税や社会保険料の増加によって会社の人事担当者にバレることはあります。

住民税と社会保険料というのは、個人の稼いだ総所得金額に対して課税されるからです。

確定申告のときにココにチェックするだけ

でも、実は、これにはあらかじめ策を講じることができます。
副業での収入を確定申告する際に、確定申告書第二表の「住民税に関する事項」とう箇所にある「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」で「自分で納付」にチェックをするだけ。

図表は国税局より/右下の赤い囲みの「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」の欄

こうしておけば、会社員の給料の住民税については勤務先に送られますが、副業の住民税については自宅に通知書や納付書が届くため、圧倒的にバレにくくなります。

ただし、その副業がアルバイトやパートなど、給与所得扱いである場合は、給与明細が発行されて、会社に筒抜けになることがあるので、副業をする場合は、業種や形態を選ぶことが大切です。

会社に副業がバレてしまうのは「噂話」?

バレる原因は「不注意」がほとんど


会社に副業がバレてしまうケースとしてよく聞くのが、会社のメールアドレスを使って副業をしていたケースや、会社にいるときに副業を請け負っているクラウドソーシングのサイトを開いているときに同僚に見られたりするケースです。

また、副業で思ったよりも収入がアップしたときに嬉しくなって、つい、自分の口から「実は副業をやっていて」と言ってしまうことも、副業がバレる原因のようです。

人は、自分がやったことのないスタイルで自分よりも収入を得ている人に対して批判的になることがあります。これらの場合は、その人の中にも収入への不安があるのに、見るのが怖いから、すでにその不安を払拭させるために動いている人に対して不安を感じ、批判的になっていることが多いように思います。

勤務時間、会社のアセットを使うのは厳禁

副業をしている人が少ない、または、表向きは禁止という場合は、自ら会社で副業のことを話してしまわないほうが安全です。また、会社のメールアドレスやパソコンを使っての副業は、本業に支障を与えるものと捉えられるので、あくまでも自宅で自分の自由な時間を使って自分のツールでやるようにしましょう。

会社員が副業をはじめるメリットは?

canvaにて作成

会社員が副業をスタートするメリットはたくさんあります。
いくつかお伝えしますね。

1 好きなことが仕事になる
2 好きなことをするためのお金が手に入る
3 人生への悩みがなくなり豊かになれる

好きなことが仕事になる

なによりも、好きなことを仕事にすることができる、また、その可能性が広がるということです。
副業をスタートしようとするときは、「純粋に自分が好きなこと」を選ぶ人と「稼げることで自分にできそうなこと」を選ぶ人がいますが、そのどちらも、結果的に好きなことを仕事にする道程になります。

純粋に自分が好きなことを選んだ場合は、好きなことだから、工夫することができ、何より、没頭することができ、続けることができます。そして、それらは、成功の秘訣でもあります。「成功するまで続けられる」ということが、好きを仕事にするための一番のハードルだからです。

稼げることで自分にできそうなことを選んだ人も、実は、稼いでいるうちに、仕事が楽しくなるということがほとんどの場合で起こります。自分にできそうなことを選ぶということは、その仕事を好きになるきっかけでもあります。お金が入ってきて、豊かになっていくことで、仕事が楽しくなり、やはり、工夫することができ、何より、没頭することができ、続けることができるわけです。

好きなことをするためのお金が手に入る

本業を続けながら、副業で収入を得るということは、安心安全な場所で、新しい自分の道を開くことができるということ。

副業でお金が稼げるようになると、不思議と、本業がどんどん楽しくなっていきます。これまで不満材料でしかなかった仕事も、心と懐に余裕が出てくると、楽しむゆとりが生まれます。結果的に、副業をしている人の中には「本業が楽しい」と、本業でも業績を伸ばしていく人が多くいます。

また、本業はあまり好きじゃない仕事のままだったとしても、副業で収入を得ることにより、その額が大きくなっていけばなっていくほど、自分がやりたいこと、好きなことを実現できるようになります。それは、昔やりたかったこと、夢を叶えることにもつながります。

たとえば、昔、本気でゴルフをやっていたという人が、副業で会社員の収入を優に超えて、やがて副業を本業にできるほどになったとします。時間にも余裕ができるようになると、さらに年収が増えて、そのお金で、ゴルフスクールを立ち上げるということもできるわけです。

人生への悩みがなくなり豊かになれる

お金は人生のすべてではありませんし、お金よりも大切なことはたくさんあると思います。

しかしながら、お金がないことによって起きる問題は山のようにありますし、人生が制限されてしまいます。

収入源を本業だけではなく他にも持って、好きなことが仕事になり、経済的にも自由になっていくことで、人生の悩みの9割が解決すると言っても過言ではありません。副業をポジティブに考え、一歩踏み出してみてください。

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