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天職を見つける方法はこれ一択! 創業者の書いた本を読みまくる。天職が見つからなければベスポジを探す!

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ビジネス書だけで約3万冊読んできた書評家・土井英司さんが教える、天職と出合えるコツとは?

会社の待遇に満足していても、「今の仕事とは違う天職があるのでは?」と考えるのは誰しもあること。では、具体的に天職を探すために、何から始めればいいのでしょう? 3万冊ものビジネス書を読んできた書評家の土井英司さんに、そのコツをアドバイスしていただきます。

【写真】天職を見つけたいなら、今すぐ!

天職を地でいく創業者に学ぶ

私はビジネス書だけで、これまで約3万冊読んできました。その経験から、天職を探す糸口としてもビジネス書が役立つと考えています。

ビジネス書といってもいろいろですが、まずは創業者の本をたくさん読んでください。そして、天職に生きている人の書いた本もおすすめです。例えば、『グッド・フライト、グッド・ナイト』(マーク・ヴァンホーナッカー (著), 岡本 由香子 (翻訳)/早川書房)が挙げられます。コンサルタントとして高収入を得ていながら、パイロットという天職に就いた人が書いた本です。

こうした信念に基づいて行動した人の著作は、心を打ちます。そして、天職に生きている人が、どれほど幸せかということがよくわかります。天職を見つけたいというなら、創業者の本を読みまくる。この一択です。

人材不足になったときの自分のポジションを考える

誰もが天職を見つけられたらいいのですが、中には出会いまで時間がかかる人のいるかもしれません。どんな時は、自分のベストポジションを探すのが最善でしょう。

今、将来の仕事に役立ちそうなスキルを学ぶ「リスキリング」が流行っていまが、会社から「これを学びなさい」と与えられたリスキリングを頑張れるでしょうか。

スキルを身につけることで「人生がこう変わる」という期待感がないと無理だと思います。スキル習得でもなんでも、頑張るためには、その先に面白いチャンスがあるといった直感が働かなくてはいけません。

直感を得る手引きとして、リクルートワークス研究所の研究員たちが書いた『「働き手不足1100万人」の衝撃』(古屋星斗 ・リクルートワークス研究所 (共著)/プレジデント社)は、とても役立ちます。将来人材が不足したときに、自分はどのポジションにいたら食いっぱぐれないかが見えてくるのです。

こうした本を読むうちに、天職のヒントが見えてくると思います。それが見えてから、スキルを習得すればいいでしょう。

家と会社の往復だけではなくインプットを

実は、天職に出合うと瞬間的に、「これが自分の仕事だ」とわかることは多いです。例えばテニスのジョコビッチは、7歳の時、既に世界一になることを宣言しています。

天才と呼ばれる人には、そうしたエピソードが多いのですが、それはなにも天才の特権ではありません。誰でも可能ですが、天職を見つけるには、どんな世界があるのかを広く見ないといけません。なので、家と会社の往復ばかりしている場合ではなくて、旅をしたり、いろいろな人と会ったりして、様々な世界を知りましょう。

概して日本人は、インプットの量が少なすぎます。どんな職業が世の中にあるのか、もっと見た方がいいですし、いろいろな世界の人の本を読むべきです。最初は興味が持てなくても、そのうち意外と面白い世界が見てきます。やがて、あなたの天職に巡り合えるはずです。

この記事を書いた人

鈴木 拓也
鈴木 拓也
都内出版社などでの勤務を経て、北海道の老舗翻訳会社で15年間役員を務める。次期社長になるのが嫌だったのと、寒い土地が苦手で、スピンオフしてフリーランスライターに転向。最近は写真撮影に目覚め、そちらの道も模索する日々を送る。

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