100 Questions
得意を仕事

得意を仕事どんな仕事でも、何歳になっても、不安はつきまとうもの。自然なことと割り切る〈イラストレーター/嶋津まみさん〉

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独立のトライ&エラー。会社を辞めた後、一番知りたい失敗談と成功のコツを嶋津まみさんに聞きました。

プロフィール

イラストレーター嶋津 まみ

1965年広島生まれ。中原淳一が好きだった母の影響で、私もイラストレーターを目指し、武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科へ。卒業後は子供服の会社でディスプレイの仕事をしながら、個展や営業など独立するための準備をしました。1990年にフリーのイラストレーターに。18年間東京を拠点、2008年からは広島で仕事をしています。1993年から2年間、フランス語学留学。フレンチなイラスト、着物、地図イラストなどを得意としています。

失敗から学ぶ!忘れられない失敗談

忘れられない大失敗はありましたか? 

インタビュアー顔写真

大失敗と言えるかわかりませんが、前年度売上が良いのに次年度に上がる税金や保険料を考えていなくて、大変だったことがありました。

仕事と家族(プライベート)のバランスは?

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家族も同じ業界なので理解があります。ただ、親の介護や通院が大変だった頃は苦しかったです。

これまでどんなクレームがありましたか?

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タッチが違うと、描き直しを命じられました。「すぐ描き直します!」とお返事し、急いで次の日に再納品しました。

「あの時、やってよかった!」ことは?

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子供服の会社に勤めていた時代に、イラストレーションのギャラリーめぐりをしていました。その時に出会ったイラストレーターの先輩方やギャラリーオーナーさんとの出会いは、その後の活動に大きな影響をもたらしています。

「あの時、やればよかった」ことは?

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後悔していることは、ありません。過ぎたことはあまり気にしないタイプだからかもしれません。後悔するひまがあれば、前進するという考えです。

「あの時、やらなきゃよかった」ことは?

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ありません。よく聞く言葉ですが「やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい」といいますものね。

「集客ができない」「案件が取れない」時どうする?

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駆け出しだった1990年代は出版社やデザイン事務所へ、ポートフォリオを持って営業などをしていました。2000年代突入後は、ある程度「こんな仕事がしたい」とターゲットを決めてコンタクトを取って絵を見てもらって、そこからまた別の方にご紹介いただいたり。仕事で知り合った方に相談することが多いです。

今、困ってることは?

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課題は、SNSを上手に使えるようになること。Instagramの投稿をもっと統一感を持たせておしゃれにしたい。仕事やプライベートの猫や料理の写真が、いまは混在している。

仕事を「辞めたい」と思ったことは?

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辞めたいと思ったことはありません。楽しいからだと思います。

仕事で騙されたことがある?

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幸い、そのような悪い人はいませんでした。

仕事がうまくいく方法

独立するのに、不安はなかった?

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不安はいつもです。どんな仕事をしていても、何歳になっても不安はあると思うので、自然なことと割り切っています。

「何とかなるな」と思うまでにどのくらいかかった?

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独立する前に少しずつ仕事が来はじめ、「何とかなるな」と思ったので、独立しました。

コレをやったら「うまくいった」ことは?

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定期的な個展。個展に来ていただけなくても送ったDMを持っていてくださり、仕事につながったりしたことがありました。

コレをやったら「うまくいかなくなった」ことは?

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特に思い当たりません。

効果的だった投資、効果がなかった投資は?

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フランス語学留学。帰って来てフランス語テキストのお仕事につながりました。フランス好きな母親の影響で、小さい頃からフランス映画やシャンソンなどに触れて育ちました。30歳になる前にフランス(パリ)に住んでみたいなあと思っていたので、27歳から28歳の2年間パリに語学留学しました。

SNSでは何に力を入れてる?

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Facebookなどに作品のページを作っています。仕事につながったこともあります。Facebookページのアルバム機能に作品をたくさん載せて、webサイトやInstagramからリンクし見てもらえるようにしました。

webサイトは持ってる?

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webサイトはあります。カメラマンの夫が構築しました。webサイトを訪れた方が「こんな人たちなんだ」と感じ取っていただけるように、プロフィールでは大きく顔を出しています。トップ画面ではそれぞれの作品画像がスライドショーのように動き、世界感が伝わりやすいように工夫しました。

集客の何割くらいが知人からの紹介?

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半分くらいでしょうか。

飛び込み営業や広告を出したことは?

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今は飛び込み営業は喜ばれないと聞きます。若い頃は作品を持って絵を見てもらったりしていました。喜ばれないという情報は、人づてに聞きました。

人脈と戦略、どっちが大事?

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どちらかというと「人脈」と感じています。

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