得意を仕事会社員時代＝フリーになる準備期間。仕事の依頼が来始めて「何とかなる」と思えたタイミングで独立〈イラストレーター／嶋津まみさん〉

イラストレーターです。雑誌や会報誌、キャラクターデザインやパッケージのためのイラストなど、ご依頼によってさまざまです。

絵を描くことは好きでしたが、得意なことではありませんでした。趣味と思ったことはありません。

イラストレーターを目指して東京の美大に進みました。卒業後は東京に残りイラストレーターになるための準備をしたかったので、残業の少ない職場を探し、その条件にぴったりの子供服の会社に就職できました。すぐにやめることは考えず、そこでのスキルも身につくように3年は続けようと決めていました。3年のあいだに、個展を開催したり営業などをしたりしてフリーになる準備をしました。3年経ったころ、ギャラリーでアルバイトをさせてもらえるかもというチャンスもあり、独立を決めました。

フリーになって33年ですので、時代が違いますが、会社員に戻りたいというより、会社で働くことに興味はあります。

自分のペースで仕事ができること。

特にありません。

個展を開催し、作品を知ってもらうこと。さまざまな方の意見やアドバイスをたくさん聞くこと。人脈づくり。

あまり大きな影響はありませんでしたが「バブル崩壊」、次に「リーマンショック」、さらに「コロナ」。後者2つは打撃がありました。具体的には2008年頃、東京から広島に拠点を移したので仕事は少し減っていましたが、新規の仕事がぱったりと来ない状況は半年くらい続き、これが「リーマンショック」の影響でした。「コロナ」に関しては、取引先が経営不振になったり、決まっていたイベントが中止になったりなどの影響がありました。

少し失礼だな（タメ口で上からな態度など）と感じた担当者さんだった時は、イラッとしたことはあります。

特にありません。

金額は覚えていませんが、まさに腕一本でお金が稼げることが感激でした。

増えたり、減ったり。

ノーコメントです。

30年以上前はパソコンも登場していませんでしたので、画材があれば十分でした。自宅兼仕事場で、当時は電話とファックスが主流でした。固定電話を契約する資金は高額でした。

同業者仲間に相談し、相場を聞き、取引先の方にも率直に聞いていました。

適切なタイミングの発信力。たとえば個展開催や新作グッズの宣伝方法や、自身の仕事をSNSに載せるタイミングや回数など、上手に使っている方のSNSを見ると、発信力は大事と思います。

仕事と休みをバランスよく、が一番だと思います。

比較的、景気が良い時代でしたので、すぐに仕事はありました。

ありません。

していません。