タニタ研究員の「ダイエットで人生変える」授業見た目を左右する3大要素「シミ・シワ・毛穴」は筋肉で解決できる? タニタ研究員が自分の肌でエビデンスを実証!
見た目を変え、仕事に役立つ!シミ・シワ・毛穴の 3 大要素を筋肉で解決。タニタ研究員が自分の肌で実証した驚きのエビデンスをチェックしよう
プロフィール
インタビュアー、スタートアップ広報中村優子
目次
見た目の印象がチャンスや出会いを左右する
こんにちは。体脂肪計タニタの研究員・西澤美幸です。
「人間は見た目じゃない!大切なのは心よ!」……と私も声を大にして言いたいとろではありますが、これまでの五十ウン年間の人生を振り返り、周囲の状況と合わせて鑑みますと……どうしたって見た目の印象がさまざまなチャンスや出会いを左右していることは認めざるを得ないのが、現実なのでゴザイマス。
だったら、ここは少しでもマシな運命を引き寄せるべく「見た目の印象」を上乗せする方法を生理学的にまじめに考えてみよう!というのが今回のテーマです。
顔の造作の美醜の話ではなく、あくまでもエビデンスに基づいて、努力による変化が可能な「生き生きとした印象」を作る「肌」について真面目に語らせていただきます。
見た目の年齢がもっとも現れる「肌の状態」
「ビジネスマンの第一印象を決める要因」や「見た目年齢を最も左右するもの」として「肌」を重視する方が多いことはさまざまな調査でわかっています。 顔にシミがあることで、なんと 13 歳も老けて見えてしまう!という世にも恐ろしい調査結果も出ているのです。
特にオンライン会議で自分と会議メンバーの顔が並んで画面に映ることが増えている昨今、顔のシミやシワが気になりだした、という人が増えているようです。かく言う私も、若手メンバーと画面に顔が並ぶと「ギャーやめて、並べないでー!」とカメラオフにしたい衝動に駆られます(涙)。いや、まあ、実際、「なんか回線重いわね」とかブツブツ言いながらオフにしてますけど、ええ。
しかしですね、そんな 50 代ど真ん中の私ですが、実は 30 代後半の時よりも確実にお肌の状態はマシになっておりまして、「見た目も前より若くなっている」と家族からは言われております。うわ、自慢のように聞こえたら申し訳ありません。自慢できるようなものではないですし、まったくそんな気はなく、皆さまにめちゃめちゃ手っ取り早い実例を紹介したい、ということで書かせていただいております。どうかご勘弁ください。
そんな私自身の事例から申しますと、この見た目を左右している大きな違いの要因は、体組成、特に「筋肉の割合」が「老けて見えた 30 代後半」と現在ではかなり違っているのです。
シミ、シワ、毛穴の目立ち度合いは筋肉と関係がある
筋肉がお肌の状態を左右することは、近年の研究で次々とエビデンスが発表されています。下記のグラフをご覧ください。筋肉が多いほどシミが少ないという傾向があることがわかります。
ポーラ・オルビスグループの研究開発を担うポーラ化成工業の研究では、シミだけではなくシワや毛穴の目立ち度合いにも筋肉量との関係が見られることがわかっています。
筋肉が多いと血流が良くなるだけでなく代謝が上がるため老廃物の排出や細胞の生まれかわり、新陳代謝も活性化します。筋肉の材料となるたんぱく質の吸収にはビタミン C も関与します。近年では筋肉そのものがお肌に与える影響だけでなく、筋組織から分泌される「マイオカイン」という成分の働きで免疫機能 UP や美肌効果が期待できることがわかってきています。
筋トレが美肌への近道!?
忙しくお仕事を頑張っている人ほど、ゆっくりと肌の手入れをする時間もない日々を送っているのではないかと思います。しかし、ひょっとすると、手っ取り早く印象を UP する美肌を手に入れるには、仕事の合間に簡単に筋トレをしちゃうのが近道かもしれません。
ちょっとしたエクササイズチューブや、バランスクッションをデスク周りに用意して、気分転換や休憩も兼ねて、仕事の合間に気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。
筋トレはメンタルにも良い影響がある
規則的に体を動かすと脳内でハッピーホルモンと言われるセロトニンの分泌も促されるので気分も爽快になり、メンタルにも良いということもわかっています。筋肉を使ったら、たんぱく質の補給も忘れずに!仕事中ならミルクや豆乳でお手軽補給がおすすめです。
筋肉とお肌の関係、いかがだったでしょうか?ちょっとした情報を役立てていただき、よりいっそうご自身の魅力を輝かせ、たくさんのチャンスを手に入れるヒントとしていただけたら幸いです。
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この記事を書いた人
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1968年生まれ。横浜国立大学在学中よりタニタの体脂肪計のプロジェクトチームに参加。入社後は、世界初の乗るだけではかれる体脂肪計や体組成計、活動量計などの開発に携わり、機器の要となる計測の回帰式や判定アルゴリズム作成を担う。
29歳で社内初の技術系女性課長に就任し38歳で出産。栄養士の資格も有し文部科学省の食育有識者会議委員を務めるなど、さまざまな計測データを健康づくりに活かす提案を行い、栄養士と技術者の2つの視点から多数のセミナーの講師も担当している。