独立しなければ日々の何気ない幸せを感じることがなかった
仕事とワンオペ育児に疲れ果て、子どもに言われた一言に気付かされる 整理収納アドバイザーとして独立し、クライアントの自宅の整理収納アドバイスを行う「暮らしアレンジing」神村咲妃さん。日々様々なクライアントの悩みや課題を解 […]
プロフィール
整理収納アドバイザー神村咲妃
目次
仕事とワンオペ育児に疲れ果て、子どもに言われた一言に気付かされる
整理収納アドバイザーとして独立し、クライアントの自宅の整理収納アドバイスを行う「暮らしアレンジing」神村咲妃さん。日々様々なクライアントの悩みや課題を解決している。そんな彼女も以前は仕事と家庭の両立に悩み余裕のない日々を送っていました。
SEをしながら、会社には女性で子育て中の先輩や同僚もおらず、社内的になかなか理解が得られませんでした。
そして家庭内では、ワンオペ育児に追われ、常に何かに追われているような感覚でイライラしていたといいます。
そんな時、子どもから「ママ最近本読んでくれないね」と何気なく言われた一言でハッとします。
何のためにこんなに一生懸命にやっているのか、自分を見失っていました。家族と幸せに暮らすために仕事をしているのに、それが自分を苦しめ、さらに子どもにも寂しい思いをさせてしまっては意味がない、と。
イライラの根本は「時間がない」ことだった
生活を立て直したい一心で、自分には何が一番足りないかを深堀しました。それは「時間」でした。何をするにしても時間に余裕を持って取り組めない、これがイライラの根本でした。時間の作り方で色々リサーチした末、片付けが時間と心の余裕を生むという考え方に出会います。それは整理収納アドバイザーの考えそのものでした。
はじめて講座を受けた時、涙が止まらなかったといいます。自分がどれだけ心に負荷をかけてきたということが分かり、目からウロコの連続でした。
自分と同じ思いを抱えるママたちにもこの思いを伝えたい、その一心で仕事と家事・育児をやりながら資格を取ります。
資格を取る中で、周りに対する感謝が足りていなかったということに気付きます。
ワンオペ育児にイライラをぶつけていた夫に対して、協力して当たり前という気持ちがあり、感謝を忘れていました。それからは協力してくれたら感謝することを続けました。
そして夫でもできる家事をスモールステップで続けられる仕組みを整理収納を通じて実践。今ではすすんで家事・育児を行うようになりました。
感謝できる余裕が出来ることで前進
独立して今まで見えていなかった日々の小さな幸せと感謝を実感できるようになり、さらに仕事に打ち込んでいこうと意気込みます。
今までは「忙しいママに向けた~」と自分と同じように苦しむ多忙なワーママのサポートをしたいと思っていました。しかし様々なクライアントとの出会いの中でワーママであるかどうかは問題ではないと感じました。
むしろ家庭を中心にしている専業主婦の自己肯定感が非常に低いと感じています。
おそらく主婦業はまだまだ「やって当然」と思われ、家族から感謝されることが少ないのではないかと感じています。
整理収納を通じて、お部屋の物理的な片付けができるのと同時に自分の心の片付けも出来ること。自分に目を向けて自分らしく生きることができるということを伝えていきたいと語ってくれました。
取材・文/I am編集部
写真/本人提供
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この記事を書いた人
- 「好きや得意」を仕事に――新しい働き方、自分らしい働き方を目指すバブル(の香りを少し知ってる)、ミレニアム、Z世代の女性3人の編集部です。これからは仕事の対価として給与をもらうだけでなく「自分の価値をお金に変える」という、「こんなことがあったらいいな!」を実現するためのナレッジを発信していきます。
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