好きを仕事場所があれば人が集まり、リアルに物事が進む。デメリットは家賃を払い続けるミッションがつきまとうこと（ギャラリーオーナー／鈴木知子さん）

会社員をしていたのは遥か昔のことなのと、アトリエ設計事務所だったので通常考えられる会社員とも違っていました。時代もあると思いますが、企業とは違いアットホームで「生活＝仕事」でした。 独立のメリットは自分で決めて直接結果を受け止めること。デメリットは自分で責任を取ること。

メリットは場所があれば人が集まる。場所があるとリアルに物事が進む。デメリットは家賃を払い続けるミッションがつきまとうこと。

思いのほか、多岐にわたる知り合いが多かったこと。才能がある友人に恵まれていたこと。おしゃべりが苦痛ではなかったこと。

ひとつひとつ悩みまくり、決断力が思っていた以上なかった。ちょっとした迷いで時間を使いすぎてしまうところからくる時間の管理。スケジュールを立てるセンス。

徹夜とお金の計算。

これまでのメインの仕事のデザインと設計、企画制作のスキル。専門学校で教えているので若い学生と常に関われていること。 若い人と関わるとエネルギーをもらい元気になります。まだ自信がなかったり、でもそれをクリアしていこうと頑張っていたり迷っていたり。彼ら自身はまだ気づいていないけれど、そこにリアルがあります。私にとってはいい時間です。

経営能力。一番欠けているから。

英語力。アートは世界共通だから。

思っていませんでした。

思った以上に粘り強くなった。人との接し方が積極的になった。前のことを引き摺らず、次の仕事に移行するさっぱりさ加減。

反対はされませんでしたが、心配されたと思います。

迷惑をかけたことはないと信じています。が、新たな体制が整うまでの試行錯誤の時間は、使う予定ではなかったであろう相手の時間を使ってしまったと思います。

両親。認知症が進んでいる高齢者なので私の状況はよくわかっていませんが、だからこそ常に新鮮な気持ちで応援してくれます。そしてやはり我が子です。

いちいち落ち込んでいられないのでポジティブ思考になりました。どんなに遅い時間に寝ても朝は必ず起きて高齢の両親へモーニングコールをする事。子供を学校へ送り出す事。必ずやるルーティンができました。

開業する前後というよりもキャリアでの変化ですが、自分を知ってもらう事に必死なのは若い時。相手の話を聞いて理解することから関係が始まるのがキャリアを重ねてから。悩みというよりも関わり方の違いはあります。

私の仕事を理解してくれている友人。

「楽しかったです」「shell102らしいですね」の感想はうれしくなり、元気が出ます。

初めてお仕事を一緒にできたアーティストの皆さん。ディレクターやプロデューサーさん。

責任を持って雇い続けることができるか不安。

手伝ってくれた方へにですが、お支払いするアルバイト料の金額を確認しないまま仕事を始めてしまいトラブルになりました。