好きを仕事自己成長のきっかけは「“おかげさま、ありがたい”という気持ちを強くしていったこと」（和柄手作り服の作り手／神庭希さん）

必要です。常に勉強だと思っています。「新しいことを取り入れていかないと」と思いながらも、現状はできていないことのほうが多いので、葛藤がありますね。

開業まもなく、SEO対策のために、SEO対策をしてくださる会社に依頼し、ネットショップを構築し直してもらいました。

検索エンジン対策ができたおかげで、狙ったキーワードでヒットするようになり、認知度が高まり、集客につながったと考えています。

着心地や肌触りのよさ、手入れのしやすさなど、上質な生地を探し求めました。

その都度、「この生地がいいのでは！」と思う生地にこだわり、取り入れていったところ、お客様から「着心地がいい」「丈夫でありがたい」「お手入れもしやすい」といったお声を多くいただけるようになってきました。デザインを気に入ってもらえてご購入いただき、実物を手にしたら生地のこだわりをわかってもらえて、より満足度を高めることにつながっていると考えています。

この仕事を続ける中で「ありがたい」との気持ちがどんどん強くなっていきました。みなさんのおかげさま、生かされていることを実感できるようになったからだと思います。感謝の気持ちが強くなればなるほど、自然とお客様も、まわりの人たちもいい人が集まって来てくださるようになったような。また、自分が作製した服を必要とされることは、自分自身の存在も必要とされていることのようにも感じられ、肯定感につながっています。

マーケティング能力というのでしょうか。移り変わりの激しい世の中において、埋もれず、認知され続けられるように、そんな知識やスキルを身につけたいです。

参加していません。

カラーミーショップです。ネットショップで利用しています。あと、minne。決算方法の選択肢があるので、お客様が購入しやすいようです。

屋号は「神の手」。自分の苗字「“神”庭」と「“手”仕事」から、そうしました。神様の手のようでおこがましいからと、最初は躊躇したんですが･･･夫から「これくらい思いきっていかなあかん！」と背中を押されて、思いきってつけてみたら、インパクトが強いので認知もされやすく、よかったと思っています。

Instagram。1週間に2回ほど更新しています。オーダー作製の商品と即納可能商品について掲載中です。見てくださった方が購入してくださったこともあります。

カラーミーショップのテンプレートを利用して、自分でつくりました。

ウェブサイトで商品紹介等、十分にできています。見てくださった方から注文も入っています。

お店紹介文は掲載していますが、個人のプロフィール文は掲載していないんです。改めて考えると、どうして個人のプロフィールを掲載しなかったのか･･･自分でも謎なんですが。自分で自分のことを書くのが難しかったからかなと思います。また、これまでは個人をアピールしなくても注文が途切れることがありませんでした。なくても問題なかったんです。

プロフィール写真も掲載していません。改めて考えると、どんな人が作製しているのかがわかるほうが、安心感が出ていいのかもしれません。ただ、個人情報をさらしすぎるのも恐いとも思うんです。

今は特にありません。振り返ると、もともとは子ども服からの出発点でした。子どもの成長とともに、子ども服作製への興味も薄れ、さらにはサイズ展開も細かいので、大人服作製に転換。また、当初は和柄に加えて洋柄の生地でも服を作製していましたが、スティーブ・ジョブス氏の「人は何かに絞らないと、何かを得られない」という内容のメッセージに感銘を受け、和柄に絞ったんです。古物商許可申請をして着物生地を取り扱うようになるなど、ブランディングも進めてきました。

誠実、信頼、安心。これをモットーにやっています。

リピーターのお客様と新規のお客様は半々です。

以前はオーダー作製をメインにしていましたが、即納可能商品も作製して、ウェブサイト等で発信することを続けています。オーダー作製だけの場合、定期的に発信できるものがないので、「稼働していないのかな？」と心配される恐れがあるからです。常に作製したものを発信し続けています。

SNS等の移り変わりで、常に変化が求められるので大変です。「こうしていれば大丈夫！」というものがありませんし、「うまく行き出した」と思ってもずっと同じ方法では維持し続けられません。やり方を常に変えていく必要性があります。最近は、もう少し自分自身のことをアピールしていったほうがいいのかもしれないなど、検討中です。