好きを仕事

好きを仕事仕事を通して「誰にとっても身近な“話すこと”と“片づけ”の悩み事を解消したい」(ことばの片づけ士/草野茜さん)

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「働く意味」や「働く喜び」は人それぞれ。仕事の意味、仕事を通して自分がどうありたいか? アナウンサーとして「防災×整理収納」というテーマで取材したことを機に、整理収納アドバイザー資格を取得して「ことばの片づけ士」という自分の仕事を生み出した草野茜さんに聞きました。

プロフィール

ことばの片づけ士(アナウンサー・整理収納アドバイザー)草野茜

アナウンサーで整理収納アドバイザー。自称「ことばの片づけ士」。2010年から10年間NHKの地方局でキャスターやリポーターを務める。勤務した場所は岐阜・和歌山・宇都宮。出演のみならず、企画や取材から携わり、時には動画編集なども担当。NHK在籍中に整理収納アドバイザー1級を取得。現在、整理収納アドバイザー2級認定講師や講師志望者向けの話し方講座の講師を務める。

Be 仕事とはなんですか? 仕事を通して何を目指しますか?

あなたの仕事は「天職」だと思いますか? その理由は?

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思います。アナウンサーは4歳からの夢でした。アナウンスの仕事をする中で見つけられた整理収納の仕事。両方を生かすことができていて、天職という以外に考えられません。

仕事の困難が感じられなくなる瞬間は?

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リスナー様や受講生様から、うれしいご感想をいただいたとき。

受講生様から「先生がアナウンサーでいらしたので、テレビのように分かりやすかったです」「分かりやすくて、寄り添っていただけて、この講座を受講したことは大成功&大収穫でした。今日から実践していこうと思います」「私は外国人なので、日本語はあまり上手ではありません。先生は辛抱強く簡単な日本語で私を理解させてくれて、とても感動しました」というご感想が特にうれしかったです。

また、ラジオで毎回、全部を聞いて感想をくださったリスナー様から「最後まで楽しく、ためになる放送でした。たくさんの幸せな時間をありがとうございました」というメッセージをいただいたときは、涙が出ました。

本当におひとりおひとりからいただいたすべての言葉が私の財産です。

あなたの仕事を通じて、どのように社会に貢献したいですか?

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話すことや片づけに関することは、誰にとっても身近なことですが、うまくいかずに悩んでいる人は少なくないと思います。「ことばの片づけ士」として両軸からアプローチすることで気持ちが整い、日々をスッキリ明るい気持ちで暮らせるようになると思います。

世の中に情報があふれ、個人が様々な情報を発信する時代です。ことばによって人がうれしい気持ちにもなれば、傷つくこともあります。「ことばの片づけ」は、必要な言葉と不必要な言葉を考えることもひとつの大事なポイントです。相手にとって分かりやすく的確に伝えることはもちろんですが、不必要な言葉を減らし、思いやる気持ちにもつながっていけば素敵だなと思います。

顧客から感謝される瞬間は?

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お伝えしたことを実践していただいて、ご自身の中で変化があったとき。受講生様がクローゼットの整理収納をされて、うれしそうにビフォーアフターのお写真を見せてくださいました。「心がスッキリしました」と言っていただき、こちらまでうれしくなりました。

仕事を始めた時の夢は実現しましたか?

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幅広くアナウンスの仕事をしながら、整理収納という専門分野を極めていきたいという想いがありました。軌道に乗ってきた感じはありますが、まだまだ半分ぐらいです。

新しい働き方で時間的な余裕はありますか?

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オンラインでの仕事のおかげで、時間的な余裕は増えました。

新しい働き方で経済的な変化はありますか?

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減りましたが、増えていっているところではあります。理由は働く量も減っていることと、毎月安定した金額ではないからです。

現在、仕事で一番情熱を注いでいることは何ですか?

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整理収納アドバイザーの講師志望者向けの講座。まさに「ことばの片づけ士」らしい仕事だからです。アナウンサーの話し方講座とは一味違い、整理収納アドバイザー視点がふんだんに取り入れられています。

始めたばかりの講座ですが、先日、受講生様が講師試験に合格されました! ご本人の努力の賜物ですが、「合格しました! 先生のおかげで大きく成長できました」とご報告いただいたときには、微力ながらお役に立てたのかなと思い、とても感激しました。

ただ、試験は水物です。ご本人がどんなに努力をされても、そのときの状況などで結果が伴わないこともあると思います。その方が「もしダメでもまた次頑張ろう、あきらめなくても良いのだと先が見えていました」とおっしゃっていたのが印象的でした。講座を通して、私が一番お伝えしたかったことなので、本当にうれしかったです!

人生と仕事においてやりたくないことは何ですか?

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面倒なことと不健康なこと。

面倒なことは、例えば家電等の不具合が生じて、メーカーに問い合わせをしないといけないなどの作業です。ただ、その面倒が解消されるのはうれしい瞬間です。

不健康なことは、食事の栄養バランスが崩れることです。食事は基本だと思うので、手間暇かけてもなるべく自分でつくるようにしています。

あなたの仕事を諦めかけたことはありますか?

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諦めるという概念がないかもしれません。自分自身の「ことばの片づけ」が全くできなくなったら、説得力が無くなるので断念します。でも、できなくなったら余計に続けたくなってしまうかもしれません。

あなたの原動力は何ですか?

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リスナー様やクライアント様、受講生様から、うれしい感想をいただいたとき。また、自分が伝えたことによって、お世辞ではなく「お願いしてよかった」「受講してよかった」と思っていただけているなぁという場面を妄想する(笑)。これが、原動力です!

仕事とやりがいの関係について、どう考えていますか?

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やりがいはとても大切だと思います。大変なことも乗り越えられるのは、やりがいがあるからこそだと思うからです。

仕事とお金の関係について、どう考えていますか?

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お金を稼ぐために仕事をすることは大事だと思います。仕事は、世の中で誰かの役に立てた対価としてお金を稼げるのだと思うからです。

仕事と住まい(居住地)の関係について、どう考えていますか?

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都心は便利ですが、絶対的なものではないと思います。特に、オンラインでの働き方が当たり前の時代になってからは、よりそう思います。

今の仕事で得られた最大のものは何ですか?

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クリエイティブで唯一無二の仕事ができているという喜びがあります。

忙しい中でも確保している時間は何ですか?

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食事です。栄養バランスには特にこだわっています。仕事のパフォーマンスを上げるためにも大切だと思います。

自分らしく生きて働くために大切なことは何ですか?

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健康、モチベーション、頭の中の整理

ITやDX化にどう対応していますか?

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これからの時代、特に大事になってくると思います。現在、パソコンやスマホなどのデータ整理について勉強しています。

AIの進化により、あなたの仕事が残る自信はありますか?

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奪われない自信はあります。人が伝える良さを引き出すのが「ことばの片づけ」だと思うからです。

あなたにとって、仕事とは何ですか?

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誰かのために役に立つことをして社会が成り立っていると思います。自分のスキルや経験を生かして世の中の役に立つことが仕事だと思っています。

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