得意を仕事憧れのフランス語学留学やリフレッシュ目的の茶道の経験が、新たな仕事への挑戦&得意分野に〈イラストレーター/嶋津まみさん〉
多様な働き方のリアルを聞きました!仕事を自分らしく続けるコツとは? 独立後どうやって安定を継続していくか? 一つの仕事を次につなげるコツ、ブランディングについて嶋津まみさんに聞きました。
プロフィール
イラストレーター嶋津 まみ
仕事を次につなげるコツ
仕事で一番大切にしている「心構え」は?
締め切りに遅れないこと。
「新規顧客」と「リピーター」どっちが多い?
半々です。イラストレーターなので顧客というより、クライアントさんです。
「新規顧客」はどうやって獲得してる?
イラストレーションの年鑑やそこが運営しているwebサイトへの作品掲載は効果があります。
「リピーター」を増やすための工夫は?
丁寧な仕事。早めにラフスケッチを送る、修正にはすぐ対応する。原画をデータ化して、使いやすいようにレイヤーを分けたり、色修正したり、なるべくこちらで出来ることを終わらせて納品する。
どんな時に感謝されましたか?
イメージどおりの仕事をお渡しできた時。
仕事が途切れないコツは?
個展を開催した時は、必ずDMを送ったり、来てくださった方にはお礼状を出したりしています。
どんなお客さんが多い?
現在のクライアントは、広告代理店、出版社やデザイン会社。
顧客とのコミュニケーションの秘訣は?
コミュニケーションは主にメールでのやりとりです。
飛び込み営業や広告を出したことは?
1990年代はありました。
仕事の倦怠期はありましたか?
リフレッシュのために茶道を習っていました。イラストレーションの仕事は孤独なので、別の頭を使うことでメリハリをつけていました。
コンセプトを教えてください
ロゴ、屋号、肩書はどのように作りましたか?
イラストレーターとして33年ですが、12年前からカメラマンの夫と事務所をつくり、屋号やロゴも作りました。
コンセプトを教えてください
イラストレーターとカメラマン、それぞれの得意分野を活かしつつ、色々な「JOY」を制作しています。本業以外にも、それぞれ得意分野(web制作やレタッチ、ドール制作やグッズデザインなどなど)があるので、仕事の幅を広げるため、そのコンセプトにしました。
「コレだけはやらない」ことは?
「誰々っぽい絵を描いてください」というご依頼は、やりません。
どんなトライ&エラーがありましたか?
茶道に関するAtoZのイラストを制作して絵本(大人向けのビジュアル本)を作りたかったんです。3年くらいかけて制作しました。いろいろな人に見てもらったり出版社に持ち込んだりしましたが、どこに行っても「難しい」と言われ、実現にいたりませんでした。部分的に仕事につながったものもありますが、出版をする事の難しさを痛感しました。
仕事に活かしている自分の強みは?
留学で学んだフランス語と、長く続けている茶道。フランス語に関しては、テキストや参考書のお仕事がありました。茶道に関しては着物にも詳しくなるので、着物や和小物を描くお仕事などにつながりました。
インターネット上に顔出しをしていますか?
しています。
顔出しを「する」もしくは「しない」、メリットデメリットを教えてください
メリットは、こんな人なんだという安心感を持っていただける。もっともっと若い時は変な電話がかかってきたり、デメリットがありました。
ブランディングの悩みは?
ブランディングについて悩みはありません。悩みがないというより、この質問を受けるまで、自分の仕事とブランディングという言葉は無関係と思っていました。個展を企画したりオリジナルグッズを展開したり、もしかしたら自然とブランディングのようなことをしているからかもしれません。
100文字でビジネスプロフィール
美大卒業後、子供服の会社を経て1990年より独立。フレンチテイストなイラストで雑誌、広告、本の表紙など手がける。93年~94年パリ語学留学。2008年から拠点を広島へ。11年カメラマンの夫と「JOY」結成。
プロフィール作り、ココが苦しかった!
わかりやすさ。読みやすさ。