好きを仕事

好きを仕事リピーターを増やすコツ。親子の時間を深める絵本づくりをする(出版社・編集者/西川俊充さん)

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ビジネスを続けるコツとは?起業後どうやって継続していくか?一つの仕事を次につなげるコツ、ブランディングについて西川俊充さんに聞きました。

プロフィール

出版者、編集者西川俊充

子ども向け絵本の出版社エンブックスの代表。2017年に法人化して以降は、0・1・2歳向けの赤ちゃん絵本を中心に14作の絵本を出版。23年1月期に累計売上部数6万部を突破。東京から西軽井沢へ拠点を移す計画をしているが物価高騰の影響で延び延びに。令和を代表する絵本の出版社になりたい。

仕事を次につなげるコツ

仕事で一番大切にしている「心構え」は?

インタビュアー顔写真

近江商人の「三方よし」。

「新規案件」と「リピート」どっちが多い?

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95%の読者は書店で購入されるのでわかりません。エンブックスの絵本だから買うというよりは、やはり個々の作品としての魅力が大切だと思うので、そういう絵本をできるだけたくさん出版したいと思っています。

「新規案件」はどうやって獲得してる?

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営業活動・広告宣伝はほぼやっていません。今年からリアル書店への働きかけを意識してやっていこうと考えているところです。

「リピーター」を増やすための工夫は?

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絵本を通じて大人が子どもとコミュニケーションできる工夫をしています。子どもは気に入ったものを何度も「リピート」するんですよね。そういう意味ではたくさんの絵本を手にとっていただかなくても、1冊のお気に入りを見つけてくれることがうれしいです。その絵本が長く愛され読み継がれていくことが絵本の出版社にとっては最大の利益をもたらしてくれます。

どんな時に感謝されましたか?

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大人の期待通り(あるいはそれ以上に)子どもが楽しんでくれた時。子どもの「もっかい」は最高にうれしい反応です。

仕事が途切れないコツは?

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いつでも頭の中に複数のテーマをストックしてあるので、ふとしたインプットでもアイデアの種としてテーマと結びつける習慣はできていると思います。

急に取引を切られたことはありますか?

インタビュアー顔写真

作家さんにお断りされることや印刷・製本でお取引させていただけないことはありますが、いずれもその作品に関して、ということなので当たり前のこととしてやっています。

顧客とのコミュニケーションの秘訣は?

インタビュアー顔写真

読者との接点はなかなかないので、将来はそういう場をつくりたいと漠然と思っています。

飛び込み営業や広告を出したことは?

インタビュアー顔写真

書店営業は課題のひとつです。

全国行脚できれば良いなあと思っていますが、実際はなかなか。今年は発売元のメディアパルと協力して働きかけを強化する計画です。

仕事の倦怠期はありましたか?

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しんどいことは多々ありますが、モチベーションが落ちることはありません。

ブランディングのこと

肩書、ロゴ、屋号はどのように作りましたか?

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デザイナーをしていたのでロゴは自前です。「エンブックス」という名前は、たくさんの読者や作家とご縁があるように願いを込めて。

コンセプトを教えてください。

インタビュアー顔写真

「親子の時間をつくる」。

「コレだけはやらない」ことは?

インタビュアー顔写真

教育的にならないこと、教訓的にならないこと。子どもにとってつまらないことはやりたくないです。

どんなトライ&エラーがありましたか?

インタビュアー顔写真

毎作品ごとに何かひとつチャレンジしたいと思っています。

仕事に活かしている自分の強みは?

インタビュアー顔写真

絵を描くことをしてきたので、絵を見る力はあると思います。

インターネット上に顔出しをしていますか?

インタビュアー顔写真

基本は縁の下ですが、プロフィール写真は公開しています(何年も前の……)。

顔出しを「する」もしくは「しない」、メリットデメリットを教えてください

インタビュアー顔写真

子どもにとって誰が絵本を作ったかは大切ではありません。作品が「顔」で良いと思っています。そもそも編集者は縁の下、前に出るのは作家の方が良いでしょう。

ブランディングの悩みは?

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他にも出版社はたくさんあるのに、わざわざ自分で立ち上げたからには「らしさ」が必要だと思っています。やはり作品の並びから伝わることだと思っているので、数不足を補いたいです。

100文字でビジネスプロフィール

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子ども向け絵本の出版社。ミッションは「親子の時間をつくる」こと。

プロフィール作り、ココが苦しかった!

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ミッションの言語化。

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