自己投資

ビジネス書の著者に「おすすめの自己投資」を聞くと、ほとんどの人が「読書」と答える理由

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オンラインサロン、自分磨き、自己啓発セミナー。上昇志向の高い人ほど、自己投資迷子に陥ることは多い。限られた時間で最もコスパの良い自己投資とは?なぜビジネスのプロは「読書」をおすすめするのか?

効率を重視するビジネスマンほど本を読む

ビジネス書の著者に「おすすめの自己投資」を聞くと、ほとんどの人が「読書」と答えるように、自分でビジネスをしている人ほど多読傾向にあります。なぜ読書が最もコスパの良い自己投資なのかについて考えてみたいと思います。

自己投資で考える8万文字・1600円のコスパ

ビジネス書や一般書の平均的なスタイルは

  • 200ページ
  • 8万文字
  • 1600円

この8万文字の情報に対して1600円が高いのか安いのかについて考えたいと思います。著者が1冊の本を書くには、書かれている内容の何倍もの知見や経験がバックグラウンドとしてあることがほとんどです。

書籍になるまでには著者の専門性があり、編集者の企画力、そして出版社内での企画会議などをくぐり抜けたものだけが出版物として刊行されます。その過程の中では何人もの人のチェックがあり、校正やファクトチェックなど、書かれていることが事実に基づいているか、エビデンスがあるか、出典は何かなどいくつものハードルを越え、条件を満たす必要があります。

ブログやSNSとの決定的な違い

何年もの研究の一部をあるテーマに絞って書く、幾度の失敗やチャレンジの中から成功につながるメソッドだけを書く。それが、事実をオンタイムで書くブログとの決定的な違いです。

もちろん、今起きていることをリアルタイムで情報発信する意義は大きく、共感を生み出します。しかし、それがまだメソッドやナレッジにまで落とし込まれていない点は理解しておいた方がいいでしょう。

しかし、書籍においてはすでに積み重なった経験から得られた一定の効果のある「法則」だけを抽出したものです。

忙しくて時間がない人の自己投資

1日・1時間18分のスマホ時間は自己投資になる?

しかし「忙しくて時間がない」という人はとても多いのではないでしょうか?

そこで1日のスマホ時間について考えてみたいと思います。私たちが1日でスマホをどのくらい見ているかというと、NHK放送文化研究所の「スマートフォン・携帯電話」の利用時間(全員平均時間 全体・男女年層別 月曜)」では1時間18分。

〈1日のスマートフォンの使用時間〉

「スマートフォン・携帯電話」の利用時間(全員平均時間 全体・男女年層別 月曜)/NHK放送文化研究所・世論調査部調べ

スマホで見ているものがゲームやYouTubeなどの動画コンテンツも含まれているかもしれませんが、仮にテキストベースのものを見ていると仮定します。

一般書籍の場合、200ページ前後が多く、文字数にして8~10万文字(最近はもう少し少ない)。WordのA4サイズの場合、デフォルトでは40文字×36行なので1ページで1440文字。8万文字だと55.5ページ分となります。ちなみに最近のweb記事の主流は2000~2500文字、A4用紙1枚半程度となります。

読書は2時間40分の超効率のいい自己投資

では、1時間18分で読める文字数はというと、39000文字(1分あたりの読書速度を500文字として算出)。

1分間の読書読度500文字
スマホ時間:1時間18分39000文字
書籍1冊:2時間40分80000文字

理屈の上では2時間40分で本が読めるということは、1日のスマホ時間を2日読書に当てたら本が1冊読めるということになります。「忙しくて、本を読む時間がない」と思っている人は多いですが、スマホ時間を読書に充てるだけで2日で1冊は読めるということになります。

また読書は「いつでも・どこでも・ひとりで」できる自己投資です。紙の本でも、電子書籍でも片手に収まるサイズで、どこでも取り出せる。今ではほとんどの書籍は電子書籍化されているのでスマホで読むことができます。どこかに出向いたり、タイムスケジュールに合わせる必要もありません。

読書はいつでも・どこでも・ひとりでできる自己投資

連続した2時間40分を捻出するのが難しくても、駅で電車を待っている間、電車に乗っている間、待ち合わせで誰かを待っている間、風呂に入りながら、すきま時間もチリツモで2時間40分くらいなら作れるのではないでしょうか。

誰かの人生の数年、数十年の知見を2時間40分で手に入れることができるかもしれない読書は、やはり最強の自己投資といえるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

I am 編集部
I am 編集部
「好きや得意」を仕事に――新しい働き方、自分らしい働き方を目指すバブル(の香りを少し知ってる)、ミレニアム、Z世代の女性3人の編集部です。これからは仕事の対価として給与をもらうだけでなく「自分の価値をお金に変える」という、「こんなことがあったらいいな!」を実現するためのナレッジを発信していきます。

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