課題解決を仕事実践してわかったことは「ピンチの時こそ、自分の人生と深く向き合える機会に。それがバネになってチャンスを掴める」(TOKYOインフルエンサーアカデミー主宰/中島侑子さん)
多様な働き方のリアルを聞きました!自分らしい働き方や生き方のために何をしたかを棚卸しすることでわかることとは? 自身の病気を機に生き方と向き合い、社会や自分の中にある“制限”に気づいて課題として捉え、女性が自由に生きる選択肢を増やしたいと一念発起。救急救命医から転身し、インフルエンサーの学校「TOKYOインフルエンサーアカデミー」を主宰するほか、自らがロールモデルとなって“人生を変える”提案をし続ける起業家の中島侑子さんにお話をうかがいました。
プロフィール
TOKYOインフルエンサーアカデミー 主宰中島侑子
Do 仕事のために何をしましたか?
自分磨きのためにしていることは?
自分の学びへの自己投資。自分の内面、外面への自己投資。内面に関しては、コーチングやコンサルを受け続けており、書籍やオンラインでの学びも途切れることなく続けています。外面については、例えばレッドカーペットを歩いたときは、ウォーキングレッスンを受けていました。現在はオンラインパーソナルトレーニングを受けています。
「あれがチャンスだった!」という転機は?
卵巣嚢腫で手術を受けた後、絶望の淵を彷徨っていましたが、あれが人生の転機でした。思い返せば、私の人生の転機はいつも、ピンチに立たされたときでした。働けなくなったことで、「これからの人生、このままで良いのか?」「自分の理想とは何なのか?」などを深く考えたからです。ピンチのときは大抵、自分の人生と深く向き合うので、それがバネになってその後チャンスを掴むことが多いです。
「チャンスを逃した!」と後悔することは?
思い浮かばないです。基本的に「迷ったらGo」という価値観で生きています。
「やらなきゃよかった!」と思うことは?
ないです。「やらずに後悔するよりやって後悔した方がいい」と思っているタイプなので、例え失敗しても挑戦することそのものに意味があると思っています。
成長に欠かせなかった経験は?
母がくも膜下出血で倒れたこと、世界一周に女性一人で3年間行ったこと、世界一周から帰って来て何がしたいのかがわからなくて迷走したこと、救急救命医として働いたこと、卵巣嚢腫で手術を受けたこと、起業したこと。
失敗談を教えてください。
起業して間もない頃、50名と面談して成約しなかったことがありました。多くは、起業初期だったり、ご自分のサービスが決まっていないような方々だったと思います。なので、その相談に乗るような面談でした。本来はある程度起業がうまくいっていて、それをより世の中に広めたい、ブランディングを高めたいという人たちに受けていただけたら良かったのですが、当時の私のビジネスステージでは、そのような方々には届かなかったのでしょうね。
当時は0歳の子供を抱えていたこともあり、とても精神的に辛かったです。「こんなところで諦めてたまるか!」「ここで諦めたら、女性が小さい子供を育てながらも自由に輝けると示せなくなる」という、その一心でリカバーしました。
自分の仕事だから苦しいことは?
全ての責任は自分にあること。自由と責任は表裏一体だと思っていて、それは楽しくもあり、苦しいときもあります。
無力さを感じることはありますか?
医師時代に何度もあります。全力を尽くしても助けられなかった患者さんなど。今でも無力さはふとした瞬間に感じます。例えば能登の震災に対して、多少の募金くらいしかできない自分とか、私よりもっと若くして大きな会社をされている女性経営者の記事を読んだときとか、自分をちっぽけだなと感じたりもします。
仕事への責任について教えてください。
仕事の全責任を私がおっているので、全て自分の意思で決められる自由がある反面、ときには重圧になります。そこが面白いです。
自分の仕事に不満はありますか?
今の仕事は、ほぼ全ての判断を私が自分でできるので、自分に全責任がありますし、例えば「やらされている」などもありませんし、不満はありません。
今、直面している壁は?
「壁」ではないですが、「Instagram」というツールを出て、広いテーマの講座を開講したいとは考えています。
すでに今も、手段を「Instagramでの発信」と位置付けているだけで、その枠に留まらない自己実現のための考え方や戦略、スキルを、講座でお伝えしている自負があります。そのため、切り口を1つのツールに留めないことで、より多くの方々のお役に立てるのではないかと考えています。
まだ具体的な内容は突き詰められていないのですが、私自身が夢を着実に実現し続けているので、そのようなことをテーマにしたいと考えています。
結果が出せない時、どうしますか?
部屋を片付ける、大自然の中に行く、寝るなど、違うことをして気持ちをリフレッシュさせます。
仕事の倦怠期はありましたか? モチベーションを高める方法は?
倦怠期はないですが、同様のテーマで5年以上講座をしているので、そろそろテーマを変えてもいいとは思っています。モチベーションを維持する方法は、「私が目指している未来は何?」と考えることや、「誰かの人生が変わった瞬間」にたちあえる喜びです。
仕事でストレスを感じるのはどんな時ですか? そのストレス対処法は?
スタッフ間のコミュニケーションがうまくとれなかったとき、思うような結果に結びつかなかったときです。「どうすれば、改善するか?」を考えて実行します。人間関係のことであれば、できるだけ自分の考えを相手に伝え、相手の考えも聞くようにしています。
将来への不安はありますか?
死ぬのは怖いですが、それ以外の不安はあまりありません。
仕事の悩みは誰に相談していますか?
その時々で、相談できる方がいる場合が多いです。
迷った時の最終決断の方法は?
私の直感です。直感が鋭い方だと自負しています。また、今までも直感で決めてきて後悔したことはありません。というか、「後悔しないように行動する」と決めています。
振り返りの時間を持っていますか?
持っています。定期的に第3者に話を聞いてもらう時間をつくったり(人と話したり、ヒアリングされたりすることで思考の整理ができるタイプなので)、ノートに今後のことを書き出したりしています。
コミュニケーションで気をつけていることは?
ありがとう、ごめんなさいが言える関係の構築。私自身が「ありがとう」をよく言います。また、自分が悪いと思ったときは「社長」とか「リーダー」などの立場は関係なく、「ごめんなさい」を言います。私がそのような価値観を大事にしていることをみんなに伝えています。スタッフに対しては、注意するときは直接、褒めるときは直接&みんなの前で。ミスがあっても1回目は責めずに、2度目が起こらないような対策を一緒に考えます。
やろうと思っていること、思っているが手をつけられていないことはなんですか?
新サービスの開発、リサーチ。旅行会社設立に向けた国家資格取得の勉強。投資などのお金の勉強。