好きを仕事実践してわかったことは「チャンスを広げるためには、スピード感も大事」(ことばの片づけ士/草野茜さん)
多様な働き方のリアルを聞きました!自分らしい働き方や生き方のために何をしたかを棚卸しすることでわかることとは? アナウンサーとして「防災×整理収納」というテーマで取材したことを機に、整理収納アドバイザー資格を取得して「ことばの片づけ士」という自分の仕事を生み出した草野茜さんに聞きました。
プロフィール
ことばの片づけ士(アナウンサー・整理収納アドバイザー)草野茜
Do 仕事のために何をしましたか?
自分磨きのためにしていることは?
しないことを明確にしています。モノと同じで、なんでもかんでも取り入れるのではなく、自分の中で「ことばの片づけ士」らしいことに取り組んでいます。
ブログ内容も、例えば友人のアナウンサーに会った場合に「会いました」という日記だけにしないようにしています。話し方に役立ちそうなことをインタビューしてみたり、片づけや話し方に関連する情報などを入れたりと、見た人にとって「ことばの片づけ」に役に立つような内容になるよう意識しています。
「あれがチャンスだった!」という転機は?
「ことばの整理」をテーマにしたオリジナル講座を作成したこと。
この内容が、現在行っている「整理収納アドバイザー2級」取得のための講座を開催できる資格「整理収納アドバイザー2級認定講師」を目指す人が対象の話し方講座のもとになっています。
「ことばの整理」をテーマに講座を作成したところ、「講師の志望者向けの講座として開催しませんか?」というお話をいただきました。
「チャンスを逃した!」と後悔することは?
「反省はするけど、後悔はしない」という言葉が好きです。
本当に思い当たることがありません。あえて言うなら、もっとチャンスを広げるために、オリジナルの講座を作成して営業先を見つけてアプローチをするなどのスピード感があれば、現在もっと多くの講座を開催できていたのではないかと思います。
「やらなきゃよかった!」と思うことは?
思い浮かぶものがありません。全部が糧になると思ってしまうタイプかもしれません。
成長に欠かせなかった経験は?
NHKのキャスター・リポーターとしての10年間です。出演のみならず、ネタ探しから取材、コメント作成なども担当していました。時にはカメラや編集にも携わりました。
失敗談を教えてください。
結構おっちょこちょいなので色々と失敗をしがちです(苦笑)。失敗したことをノートやエクセルにまとめていました。記録すると自分の失敗しがちな部分が分かって、対策を立てやすくなりました。
自分の仕事だから苦しいことは?
人と違うことをしているので、自分自身で軌道修正などをする必要がある点。
無力さを感じることはありますか?
災害。整理収納に関心を持った理由のひとつは「防災」につながると思ったからです。放送で何を伝えたら良いかを考えるうちに、身近な整理収納を見直すことが「防災」に役立つのではという思いがありました。
仕事への責任について教えてください。
整理収納アドバイザー2級の受講生様が、何気なく伝えたこともずっと覚えてくださっていたとき。ひと言ひと言が大事であることを、改めて感じます。
自分の仕事に不満はありますか?
あまり思いつくことがありません。仕事ができている時間は楽しいです!
今、直面している壁は?
自分で計画的に進められない部分が大きいこと。「他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる」という言葉が好きです。自分が開催できる講座の種類を増やしていこうとしています。
結果が出せない時、どうしますか?
見直しをしたり、新しいことを始めたりします。そして何よりも、整理収納をします。クローゼットやキッチンなど大がかりな場所に取り組むと、行動に弾みがつきます!
仕事の倦怠期はありましたか? モチベーションを高める方法は?
コロナ禍でできることが限られてしまい、倦怠期になりました。そんなときも、とことん整理収納です。仕事関係には書類整理が効きます!
仕事でストレスを感じる時は? そのストレスへの対処法は?
やりたいことがやらなくてはいけないことに変わっているときや、タスクが終わらなくて焦っているとき。ひとつずつ具体的に片づけていきます。
将来への不安はありますか?
不安をあげたらきりがありませんが、楽観視してしまう性格です。何とかなると思ってしまいます。
仕事の悩みは誰に相談していますか?
姉が思いっきり喝を入れてくれるタイプなので、姉に相談することがあります。
迷った時の最終決断の方法は?
理想の自分は、それを選んでいるかどうか。整理収納でも「理想の自分はそのモノを持っているかどうか」を考えて、捨てるか残すかを判断していますが、それと同じです。
振り返りの時間を作っていますか?
カフェでゆっくり、自分を振り返る時間をつくっています。スケジュール帳を見ながらタスクなどを整理しています。
コミュニケーションで気をつけていることは?
誰に対しても同じではなく、相手に合わせて臨機応変に対応することです。課題は、相手に合わせる必要のない事務作業的なことの「動線」をもっとスムーズにすることです。
やろうと思っていること、思っているが⼿がつけられていないことはなんですか?
放送局で培った動画制作のスキルを活かすこと。