仕事の「嫌なこと」をやめる決断基準。キャリアの仕分けで自分軸を取り戻す5つの方法

仕事の「嫌なこと」をやめる決断基準とは?ランチの選び方から「NO」と言う勇気まで、1年後の自分に感謝されるための小さな一歩と判断のコツ。
目次
キャリアを好転させる秘訣は「新しいことを始める」より「やめる」こと
「自分らしく働きたい」と願うとき、多くの人が資格取得や新しいスキルの習得など「足し算」を考えがちです。しかし、国際ジャーナリストのドラ・トーザン氏は、その逆の「引き算」こそが重要だと説いています。
著書『好きなことだけで生きる』の中で提示される、「もし人生が残り1年だとしたら、今の時間の使い方を続けますか?」という問い。この問いにYESと言えない時間を手放すことこそが、後悔しないキャリアへの第一歩です。
本記事では、日常の仕事や生活から「嫌なこと」を排除するための、具体的な判断基準を解説します。
【判断基準1】その仕事は「義務感(Il faut)」だけで動いていないか?
私たちが抱えるストレスの多くは、「社会人としてこうあるべき」「この年齢ならこれくらいすべき」という外部の基準に起因します。
- 「断ると評価が下がる」という不安だけで引き受けている業務
- 「将来のために」と自分に嘘をついて耐え続けている環境
ドラ氏は、「がまん」は自分を愛していない証拠だと断言します。何かを選択する際、自分の心に「やりたいか(Je veux)」と問いかけてみてください。「やらねばならない」が先行するものは、キャリアの断捨離の対象です。
【判断基準2】「ランチの1時間」を自分の幸福に投資しているか
働き方という大きなテーマを変えるのは時間がかかりますが、ランチという「1日の1/8のキャリア」は今日から変えられます。
- デスクでメールを返しながらの「ながら食い」
- 周囲に合わせた、気疲れするだけのランチ会
これらを「自分が本当に食べたいものを、心地よい空間で楽しむ時間」に変える。フランス流の「アール・ド・ヴィーヴル(生活の芸術)」をランチから実践することで、仕事に振り回されない「自分軸」が形成され始めます。
【判断基準3】仕事での「NO」を自分への「YES」と捉えられるか
「何でも引き受ける人」は、組織では便利に扱われますが、自分のパッションを注ぐ時間を失っていきます。
自分の得意ではないことや、価値観に合わない仕事に対して「NO」と言う。これは、あなたが本当に大切にしたい「好きなこと」に対して「YES」と言うための準備です。意見をはっきり言うことは「わがまま」ではなく、プロフェッショナルとして自立するための必要なステップです。
キャリアの質を高める「パッション・リスト」の作成ワーク
現状を客観的に判断するために、ノートに以下の2つのリストを書き出してみましょう。
「本当はもうやめたいこと」リスト:違和感があること、心が削られること
「理由なく心が躍ること」リスト:情熱を注げること、自分らしいと感じること
まずは、一つだけでいいので「やめたいこと」を実際にやめてみてください。その空いたスペースにこそ、新しいチャンスや「好きなこと」が入り込んできます。
ドラ・トーザン(Dora Tauzin) フランス・パリ生まれ。国際ジャーナリスト。日仏の架け橋として、自分らしく輝く生き方を提唱し続けている。著書に『好きなことだけで生きる』『フランス人は年をとるほど美しい』(大和書房)など。
※本記事は『好きなことだけで生きる』に基づき再構成したものです。
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この記事を書いた人

- 編集長
- 猫と食べることが大好き。将来は猫カフェを作りたい(本気)。書籍編集者歴が長い。強み:思い付きで行動できる。勝手に人のプロデュースをしたり、コンサルティングをする癖がある。弱み:数字に弱い。おおざっぱなので細かい作業が苦手。









